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別府にて2日間の検査漬けの日々が始まりました。
◾️検査1日目の内容
・中央採血室で採血(手術前の定番検査)
・甲状腺のエコー検査
↑甲状腺の大きさ、しこりの有無とその性状、リンパ節の腫れの有無などが分かります。
・甲状腺の腫瘍の細胞診
↑腫瘍に針を刺し細胞を吸引。良性か悪性かの判断に必要。
・12誘導心電図(手術前の定番検査)
・呼吸機能検査(手術前の定番検査)
・首のレントゲン、肺のレントゲン
↑しこりの診断や、気管の変位、狭窄の有無などをみます。ちなみに私と同室の方は甲状腺が大きすぎて気管が曲がっている(気管の変位)!と言われたそう。
・放射性ヨードカプセルの内服
↑放射性ヨードカプセルを飲んで、翌日の甲状腺シンチで状況把握します。
◾️検査2日目の内容
・甲状腺シンチ
↑前日に飲んだ放射線ヨードが甲状腺にどのくらい集まり放射線を発しているかみます。これは、ヨウ素が体内に取り込まれると甲状腺に集まるという性質を利用した検査です。甲状腺へのヨウ素の取り込み具合により甲状腺の活動度が判定できます。ちなみに、食べ物でヨウ素を摂取してしまうと正確に検査ができなくなってしまうので、ヨウ素制限は24時間でしたが和食を好む私にとっては拷問でした(泣)
こう見たら検査は1日目に集中していますね!痛みを伴うのは採血と甲状腺の腫瘍の細胞を取る検査でした(泣)とくに後者は初体験でしたが、なんとも言えない痛さ。鈍痛といいましょうか。耐えられるんですけど、針でグッと押されて、注射器をシュポシュポされる感じ。「あ〜陰圧かかってるな〜」ゆうて、「どれくらい細胞って採取されてるのかな〜」ゆうて。しかも、首を後屈させて唾を飲まないように我慢してるその時間が地味にきつかったです。(甲状腺の位置が動かないようにです)
針系の検査はしばらく勘弁。
◾️診断がついて不安軽減
結局、全検査を終了してバセドウ病ではなく橋本病であったことが判明しました。一時的に甲状腺ホルモンが高くなっていたのは、無痛性甲状腺炎を発症していたから。そのため、1ヶ月前の検査結果では甲状腺ホルモンが高く出ていたのが、この時の検査結果では正常に戻っていたのです。たった微量のホルモン差でこんなにも身体の症状の出方が変わるのかと驚いてしまいます。
甲状腺の腫瘍は細胞診の結果良性。エコーで見ても周囲との境界が明らかであったため良性の可能性が高かったのです。よって結節性甲状腺腫との診断がつきました。
ちなみに悪性の場合は、細胞を壊して広がっていくため、境界が不明瞭となります。また、成長が速いという特徴もあります。急激に大きくなるんですね。私の場合、首のエコーや細胞診では良性と出ましたが、腫瘍が大きいこともあり、稀に手術して病理検査に出してみると悪性だった!というケースもあるため安心できませんでした。aが私の腫瘍の大きさと位置になります。
◾️ひとまず入院して手術の方向で考えることに
この時もう覚悟は決まっていました。
身体が資本!!!
これから新しいことに挑戦したり、結婚して新しい命を授かるためには自分が健康でなければなりません。まだまだここでは終われないそういう思いでした。また、患者になることで看護師の価値観や在り方にプラスになるのではないかとも考えました。少しワクワクしていたところもあったのです(相変わらず好奇心旺盛)いろんなことをたくさん感じて来よう!そう思い今に至ります。
完。