パールリボンキャラバン2016 in Kobe に参加してきました。1人で行くのが心細かったので、妻について来てもらいました。
11月は、肺がんの撲滅、啓発に取り組む強化月間として世界的に活動が行われているようです。
今回のイベントのために、様々な準備、公演、ディスカッションをしていただいた関係者の皆様、ありがとうございました。勉強させていただきました。
でも、、、
恐らく開催者様たちの意図とは反しているのだと思いますが、医師たちが考える都合の良い、めんどくさくない理想の患者になるための、患者教育を受けさせられている気になりました。そこはちょっと残念。
当然、医師とより信頼関係を築く為に、勉強して賢く質問することも、すごく重要なことだと思います。今は僕だって心がけていること。
でも、まず、知識がぜんぜんない中で、いきなり、ガンだと言われ、あと平均〇〇しか生きれない、とか言われ、その段階で、冷静にしっかりと勉強できる人って、どれ位いるのでしょうか。自分の意志で治療を進んで選べる人って、どれ位いるのでしょうか。
僕の場合でも、最初は、肺がんという情報に触れることすら怖くて、情報をとることすら出来なくなりました。5年生存率の曲線をWebで見ただけで、思考はストップ。確定診断を待って、治療説明を聞いて、その治療を出来るだけ早く受けたい。まずは、これでいっぱいいっぱい。
冷静になって、勉強できる精神状態になるまでけっこう時間もかかるんですよね。
人によっては、まず専門用語に拒否感があり、用語の理解自体が難しい人も多いのではないでしょうか。
こういったような患者側からの声なども踏まえ、医者側も、もっと患者が質問しやすいようにしてあげるべきだとかの議論をしながら、、、と言ってもやっぱり自分の命をどうするかは自分次第だから、自分が賢くならないといけないんだよ、賢く質問しないといけないんだよ、みたいな議論が時間をかけてできれば、より良かったなぁと思いました。
公演の数を減らしてでも、もっとディスカッションできる場になれば、もっと有意義だったのになぁと思いました!
来年、深いイベントになるよう期待しています!
ありがとうございました!