The second life ~折り返しからの幸せ~

The second life ~折り返しからの幸せ~

23年の結婚生活の中 
前夫は統合失調症を発症して10年。
『普通』から遠い生活になり離婚を申し入れるが同意されず
夜逃げのように夫から逃れ調停離婚へ。

やっと平凡な子供たちとのシングル生活になれた頃。。。。
普通の幸せな再婚への道がありました。

 
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元気です。




生きてます。




久しぶりですせぶん にん



仕事と介護と家事と遊びと
日々そんな時間に追われてます。



変わったことといえば・・・




母はとうとう在宅では無理になり
老健でお世話になっております。
日々 記憶が遠くなり
御年86歳
あと数年でも母らしく生きてほしいと願ってます。
内臓は元気ですが 歩けなくなり車いす生活。
老いることはつらいです。




また 気晴らしに つぶやきますね。

医療の仕事に携わってはや、20年余り。

その間の数年 介護にもかかわってきた。


もうやめよう・・・



もうこれで最後にしよう・・・と



引越しを機に退職を試みたが

3ヶ月も経つと 現場に戻りたくて仕方が無い。



突然の病に戸惑うのは当たり前で

それでも その中で必死に戦う人達からは

今の自分の甘さを反省させられ

今以上に自分を奮い立たせる何かを感じる。




それは。。。。





前夫が精神病に苦しんでるときも

私以上に、前夫以上に辛い人がいるのだから

こんなことにくじけていてはいけないと

前向きな私に変えてくれてた力にもなった。



少しでも力になりたくて





ひと時でも笑顔になってほしくて






こんな私でも役にたちたくて






そんな想いで仕事に向き合ってきた。





辛い別れも多いのだけれど

携わった人たちの人生の中身に 尊敬の念をいつも覚える。



その想いは 今も変わらず

前夫と同じ病の人や 明日の命をも知れない方々へ

嘆くばかりの生き方より

傍にある幸せと 歩んできた人生を誇りに思える心を

取り戻して貰える様な そんな医療でありたいと

思い描きながらの日々を過ごしている。



こんな私でも 


誰かの役に立ちたいと思えるような

そんな仕事に出会ったことに 感謝です。

この仕事がなければ 

前夫との10年に及ぶ精神病との生活も

戦えなかったのだと思います。





今日 私がここにあることに





感謝です。










毎日当たり前のように過ぎてく中で

母が先日倒れてしまった。

いつの間にか84歳。


そりゃ、そうだわねガーン



いつまでも元気でいるわけないんだけど

どうにかこうにか1人で生活してくれてたので

見守り程度ですんではいたのだけれど

そうもいかなくなりました。




仕事帰りに週2度ほど実家により

週に1度は入浴と食事を一緒にしてたけれど

本当に介護が必要になってしまったようです。






娘27歳は この間まで親離れで反抗期

考え方を返ると 私の子離れ出来なかったせいもある。

要は心配しすぎの私が娘には疎ましかったようです。しょぼん




長男25歳は 仕事を音楽を両立しながら

毎日バタバタと過ごし、同居しててもめったに顔をあわせず

いつものように作った夕食が朝まで食べずに残ってるのを

ため息まじりに処分することが多くなり

なんだか 淋しい気分半分、身体を心配してモヤモヤしたり・・・。



次男23歳は ひとり千葉で寮暮らし。

あまり連絡がないのが 安心なのか、心配なのか??

当たり前のように傍にいた息子がいないのが やはりかなり堪えてるガーン




ダンは仕事が忙しく

日々帰宅が遅い。

朝も早くて1日の会話はほんの30分ほどしかないような???

身体に無理がないのかと それも心配で

いつものように作った夕食を さめてしまった状態でも

美味しそうに食べてるのを見て私は就寝する。






あれもこれも 心配なことばかり・・・。









でも、これって 私が心配の種をさがしてるのかもしれません。

自分の仕事と 母の介護と  犬猫の世話と

とりあえず それだけ ゆっくりやっていくしかないかな苦笑

歳をとるってこういうことかもしれませんが

なんだか 疲れる毎日です。




桜がちらほら咲き始め

春の陽気に誘われて地元の桜の名所を歩いていたら

遠くから 見覚えのある人影・・・。



離婚してから9年ぶりに前夫を見かけた。



あの日裁判所で別れた後

1度だけ近くのファミリーレストランで話してから初めてだ。



覚えているもので特徴のある歩き方。


背格好


見つからないように すばやく身をひるがえして

木陰からのぞいてしまった。



昔の覇気はなく

月日の流れを感じた。






ただ・・・・



元気そうだ・・・・^^;





23年の結婚生活で

3人の子らを貰い受けたが

前夫には何も残ってない。


私の傍で子供達は大きくなり 今では3人とも立派に大人になった。


笑い顔が消え

家庭での口数が減り

友人を連れて来ることもなくなり

下を向くことが多くなった子供達は


ひとりづつ それを乗り越え大人になっていった。



ダンと再婚して

ダンのお陰でまた笑い合えることが多くなり

色んなチャンスを与えてもらい 子供達も私も知らない世界が増えてった。



貴方は(前夫) まだ取り残された場所にいるかのように

後姿が淋しげでした。




前夫と結婚するときは

こんな未来が待ってたなんて思いもしなかったな~なんて

そんな想いが頭の中を過ぎりました。




色々あったけど

後悔はもう全くなくて

不思議なほど嫌な気持ちはありません。

1度は好きで一緒になった人だから 嫌いにはなれませんでした。





元気で 



幸せになってくださいね・・・と 後姿を見送りながら素直にそう思いました。




きっとそれは 今の私にはゆっくりとした時間が流れてるからだと思います。

改めて 子供達とダンに感謝です。









ふと



頭の中に 中島みゆきの『時代』が流れた。



                     

そんな   桜の妖気に 誘われたような一瞬でした。