私は今まで、自由に外で暮らしていた猫が、急に家の中でしか自由にできなくなったら、かなりストレスはかかるだろうと思っていた。

けれど、猫ちゃ達と接していくうちに、その思いは変わっていった。

そもそも、外猫の行動範囲は半径100~300m、オスで500mほど、人間は徒歩1分で80mほど歩くので、500mでも6分ちょっとで歩ける。

こう考えると、猫の行動範囲は狭く、とても小さな範囲の生活で満足できることがわかる。

そのため、家猫になってもそれほどストレスはかからない。

というか、外暮らしの自由さを得ながらも縄張りを守り、常に警戒しながら神経を尖らせているので、外猫のストレスは家猫以上。

猫ちゃ達は事故や病気などとは無縁なので、それだけでも奇跡だけれど、自由な反面それ相応のストレスも感じているのは確か、家猫よりも寿命が短くなる傾向にはある。

猫の年齢とオスかメスかによっても差はあるだろうが、1歳までの猫は比較的順応するのが早く、3ヶ月ほどで家に慣れるケースが多い。

2~7歳までの猫が一番やっかいで、外にいた期間が長いほど順応するのには数ヶ月~数年単位、特に若く元気なオスの場合は縄張り意識が強く、外に出ようとする。

家猫になったミンミンを見ていると、縄張り争いや喧嘩が絶えないオスよりも、争いを好まないメスの方が、やはり家猫向き。

猫ちゃ達が、いくら自由を満喫していても、その反面かかるストレスは、年齢と共に大きくなっているのも事実。

最年長のジュジュは9歳、見た感じでは外暮らしのベテラン、自由を満喫している。

それでも、いつかは保護して、家猫としての幸せを与えてやりたい。

それがジュジュにとって本当に良いことかわからないけれど、少なくとも今よりは、安全な環境でストレスも軽減されると思う。

ジュジュ、希望を持って?

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