優真が村にいた1年間、猫ちゃ達の生活は不安定だった。

ごはんの場所も、時間も、誰と過ごすかも、毎日バラバラ。

特に臆病なミンカは、なかなか姿を現さなくて、もしかしたらシエルを追って、何処かに行ってしまったのかと思ったり。

たまに現れても、娘の真生と顔を合わせたり、スキンシップすることもなく、ごはんを食べたら、一目散に逃げていた。

この1年、猫ちゃ達には大変な苦労をさせてしまい、皆かなりしんどかったと思う。

けれど、やっと優真を里子に出すことができ、今は元の平和な村に戻りつつ…

なんて、甘かった(笑)

この1年で、ミンカと真生の親子関係が、すっかり変わってしまい、ひたすらミンカにあっち行け。

猫は、離れた期間が長ければ長いほど、血縁関係を忘れてしまい、めでたく再会しても、喧嘩になるとかなんとか?

お茶目で天真爛漫な真生に変わりはないのだけど、たまらなく不思議な行動。

どんなに時間がかかっても、母ミンカを思い出して。

そして、今までのように仲良くしてほしいよ、真生ちゃん…

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