キャンサーギフトという言葉、
私はどうしても使う気になれません。
無理やり美化しているみたいに感じるし。

だってがんになったことは、
やっぱり、どう考えても、
悲しいし、
辛いし、
苦しいです。

でも。

だからといって
私の人生総てが不幸なわけじゃない。
がんサバイバーであることは、
いくつもある私の、ほんの一面に過ぎないのです。

会社員の私、
趣味の二胡を演奏する私、
アフリカ大好きな私、
・・・
乳がんサバイバーの私。

それぞれの面がそれぞれの色を持っている。

私の毎日を彩る色に、ちょっと、いや大分暗いけど、新しい1色が加わっただけのこと。

その新しい色は単体で存在するだけでなく、
他の色と重なり、溶け合い、
更に新しい色を加えていきます。

がんサバイバー色が加わってから、
新しい仲間ができたり、

新しい価値観を知ったり、
私の世界は確実に拡がり、

人生は彩りを増したと感じます。

きっとこれからも、
他にはない新しい色を見せてくれると期待していきたい。

 

Life is colorful.                                                    


これだけは言えます。
がんは重荷ではあるけれど、
悪いことばかりではなかった。

宣告を受け最悪の嵐の真っただ中にいるとき、

そんな風に思えないでしょう。

私もそうでした。

でも時間が、同じ病気の仲間が、支えてくれる人々が

少しずつそんな風に思わせてくれるようになりました。

だからきっとあなたも、大丈夫。

騙されたと思って、信じてみて。

真っ暗な中では何も見えなくなるけれど、

少しずつ、しっかり周りを見渡せば、

今は無理でも、だんだん見えてくるはず。

小さな光が。

そしてたくさんの色が。

だから手をつないでいきましょう。

一緒ならきっと前に進める。

そんな気がしてくるでしょ?