Zはうつ病だった。
睡眠障害もあり眠れず、薬を飲んでいた。
わたしは真逆でしっかり眠らないとだめなタイプで、徹夜なんてした事がなかった。まだあの頃DVDをTSUTAYAでレンタルし、夜な夜な映画を見て眠れないZに付き合うことは、わたしにとってひどく苦痛なことだった。
Zには心臓の病気もあった。
身体も心も、不安と痛みできっとボロボロで本当に辛かったんだろう。
わたしはZを支えて救ってあげたいとずっと思っていたけれど、わたし自身のことで精一杯で余裕がなかった。支えて受け止めてあげられるだけの器もなかったし、精神的にも未熟でわたし自身が色んなことを求めてばかりいた。わたしを支えて救って欲しかった。
本当の愛情を抱いていたわけではなかったと今は思う。
それはお互い様だけれど。
わたしは頑固で、心のどこかでZの考え方や生き方を否定し続けていた。Zの言葉も、半分は嘘だと思っていた。それで上手くいくはずはなかったのに。
どうしても、すぐに離れることが出来なかったんだ。