とある再婚同士の夫婦のお話し

2人はお互いに再婚同士で
それぞれ前の夫や妻との間に
子供がいましたが大きな問題もなく

夫婦はとても仲良く
幸せに暮らしていました

そんなある日
突然旦那さんが亡くなりました

残された奥さんは
旦那さんを想い
毎日毎日
ただ泣いてばかり居ました

いつも傍にいてくれた旦那さんが
居なくなってしまっただけでも

この世を去りたいくらい
苦しくて辛いのに

残された奥さんに
色んな人が
色々なことを言ってきます

ある人は

お父さんは私たちに
財産は全部あげるって言ってたから
貴女には何も渡さない
家も車も保険金も全部
私たちのものだから

また、ある人は

僕は借金が沢山あって
だから、兄さん生きている時に
もしお金が入ったら
僕に1億7500万ウォンをあげるって
約束してくれてたんだよね…

それを聞いた奥さんは
奥さんが唯一受け取った
旦那さんの命の代金…

死亡保険金1億ウォンを
そのままその人に渡しました

旦那さんの親友が言いました
貴女もこれから
生きていかなきゃならないんだよ

ほんの少しだけでも
毎月の利息として
支払ってもらったら?

それに、そのまま渡したら
贈与になるからその人は
贈与税を払わなきゃならなくなるよ?

奥さんは
亡くなった旦那さんの約束だから
お金はあげるつもりでしたが

贈与になったらその人も困るし
奥さんの銀行口座には
あと数ヶ月生活していけるかどうかの
残金しかなく
旦那さんの遺族年金も
それほど多くはなかったので

思い切って
その人に尋ねてみました

元金は返さなくても良いから
毎月20万ウォン利息として
援助してもらえないかな、と。

その人は
分かったと言って帰りましたが
次の日、その人の姉を連れて
やってきました

その人の姉は言いました
この子も大変なのよ
借金で毎月の返済もあるから

税金の事が心配なら
貴女の名前で銀行口座を作って
カードと通帳は
この子が持っていれば
問題無いんじゃない?
家族なんだし心配要らないわよ
※名義貸しは犯罪です

私たちも母の養老病院に
毎月100万ウォン以上掛かって
本当に大変なの

亡くなったAの遺産だって
元々は母や父の土地なんだしね

姪っ子たちには母のために
遺産から幾らか貰いたいくらいだと
今度会ったら言おうと思ってるの

その人たちは
自分たちの言いたい事を言って
夜10時半を過ぎた頃
帰って行きました

奥さんは、そのあとまた
苦しくて悲しくて
生きていたくなくて
朝まで眠れなかったそうです

いつも彼女を守り
暖かく包んでくれていた
旦那さんが居なくて
どんなに辛かったか…


お金は
無くてはならないものだけれど
必要以上のお金は
人間関係を壊してしまう

お金によって
人間性が変わるのではなく
お金によって
その人の本性が見えてくるのだと

奥さんはようやく
分かったそうです