日本だけでなく、世界全体が経験している高齢社会において、AIなどの最先端技術を活用することによって、直面する様々な課題に取り組んでいる日本企業を外務省がYouTubeで紹介しています。

 

2分ほどの短い動画ですが、そのなかではNECの医療分野におけるAI活用、サイバーダイン株式会社の介護・リハビリ分野における装着ロボットが紹介されています。

 

今後、日本のテクノロジーの発展と活用が、高齢社会における様々な課題解決に向けての需要な役割を担い、明るい高齢社会を導き築いていくことが動画を通じて示唆されています。

 

加齢による身体機能の変化を個々人が経験していくなかで、日常生活に最先端技術がますます取り入れられることを考えると、人生の後期を単に悲観的にとらえる必要はないでしょう。

 

これからも延伸していくことが予想される私たちの平均寿命とともに、長い人生をいかに健康で質の高いより良いものにし、長く地域社会とつながっていけるよう、テクノロジーの更なる発展とそれを活用できる社会の構築が望まれます。

 

 

2025大阪万博では「いのち輝く未来社会のデザイン (DESIGNING FUTURE SOCIETY FOR OUR LIVES)」をテーマに開催予定です。

 

今回、外務省がYouTubeで紹介している高齢社会に関連した日本の科学と技術に関する動画は2025年の大阪万博にもつながっていくでしょう。

 

現在のところ、YouTube日本語版は100回を超える程度の閲覧ですが、YouTube英語版80万回近くの閲覧が記録されています。

 

 

参考:

 ・ (YouTube日本語版) 日本のテクノロジーが導く新しい高齢化社会 - 外務省 / MOFA

 ・ (YouTube英語版) Sharing Solutions: Adapting to Aging Societies - 外務省 / MOFA

 ・ Science and Technology Ministry of Foreign Affairs of Japan

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「ジェロントロジー」と「テクノロジー」の融合である「ジェロンテクノロジー」は未来の高齢社会のキーワードの一つです。

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1966年の制作で大ヒットしたフランス映画『男と女』の続編が、『男と女 人生最良の日々』というタイトルで今週金曜日の31日から全国の映画館で上映予定です。

 

54年前の前作である『男と女』は数々の最高賞(グランプリ)を受賞して世界的な評価を受けています。

 

 ・ 1966年  カンヌ国際映画祭 「パルム・ドール(グランプリ

 ・ 1967年  ゴールデングローブ賞で外国語映画賞(外国語映画) グランプリ

 ・ 1967年  アカデミー国際長編映画賞 グランプリ

 

 

映画のなかで、老齢で記憶を失いかけている元レース・ドライバーのジャンは、過去と現在の記憶が混在する中でかつて愛したアンヌのことを追い求めていました。息子の努力もあり、長い年月を別々の道を歩んでいた2人は過去を過ごした場所で再会を果たすことに・・・。

 

 

 

ストーリー(オフィシャルサイトより):

 

とある海辺の施設で余生を送っている男ジャン・ルイ。かつてはレーシング・ドライバーとして、一世を風靡する注目を集める存在だった。

ところが、いまでは徐々に過去の記憶を失い始め、状況は悪化するばかり。そんな父親の姿を心配したジャン・ルイの息子アントワーヌは、あることを決意する。

それは、ジャン・ルイが長年追い求め、愛し続けてきた女性アンヌを探すことだった。

ある日、アンヌの居場所を突き止めたアントワーヌは、アンヌが経営するお店を訪れ、ジャン・ルイの近況を説明すると、「もう一度、父と会って欲しい」と申し出る。

後日、アンヌはジャン・ルイのいる施設を訪れ、久しぶりの再会を果たす2人。

しかし、相手がアンヌだと気が付かないジャン・ルイは、アンヌへの思いを話し始めるのだった。

そこでいかに自分が愛されていたかを知ったアンヌは、ジャン・ルイを連れて思い出の地であるノルマンディーへと車を走らせる。

長い空白を埋めるように、2人の物語が新たに始まろうとしていた……

 

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 映画『男と女 人生最良の日々』 

 

 原作: Les plus belles annees d'une vie

 製作年: 2019

 製作国: フランス

 上映時間: 90

 出演: アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、スアド・アミドゥ、アントワーヌ・シレ

 監督: クロード・ルルーシュ

 オフィシャルサイト: http://otokotoonna.jp/

 

予告編

(新作)男と女 人生最良の日々

(旧作)男と女

 

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前作と同様にクロード・ルルーシュ監督のもと、主演アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンがアンヌならびにジャン・ルイとして同じ役柄を演じています。

 

音楽を手掛けたのも、同じく作曲家のフランシス・レイですが、残念ながら2018年に他界されています。

 

そのようなことを思い出しながら旧作の『男と女』も観てみるのも楽しいかもしれません。

 

これもトリビア(雑学情報)になりますが、女演アヌーク・エーメは私生活において、旧作の『男と女のテーマ曲で作詞と歌を務めたシンガー・ソングライター、かつピエール役を演じたピエール・バルー(2016年没)と結婚(のちに離婚)していた時期もあります。

 

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映画を鑑賞して、心豊かに過ごしましょう。

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仕事をし続けたいと考えるシニアが増えてきています。

 

昨年秋に日本経済新聞社が実施した調査では、60歳代の半数以上が70歳以上まで働くつもりだと答えています。

 

再雇用となる場合は、通常は同じ会社または同じ系列の会社への継続雇用なので、環境がある程度変わっても仕事内容が大幅に変わらない限り、新しい職場でも比較的なじみやすいかも知れません。

 

しかし、新規雇用となると状況は違ってきます。

 

確かに今まで働いていた業種と同じもしくは類似しているのであれば、会社が変わっても職場環境にさほど違和感やストレスがないかもしれません。

 

もちろん再雇用であっても新規雇用であっても、新しい職場における人間関係が変わるので、個々人が感じる違和感やストレスも違ってきます。したがって、それらの個人差を一概に平均的なものとしてまとめることはできません。

 

人間関係は別にしても、少なくとも新しい職場における環境に早期に慣れていただくことが雇用主、被用者双方にとって大切です。

 

仕事をしたいと考えるシニアの悩みや疑問などに応える雇用先紹介サービスや雇用相談会などが各地で行われています。受け入れを考えている企業側も働く意欲の高いシニアも真剣です。

 

そのような相談会ではブースを設置し、来場するシニアの相談に応じています。相談会で説明を受けても、実際に働きだすと予想していたこととかけ離れていることが起き、いきなり離職ということが起きるかもしれません。そうなると双方にとってそれまで時間が無駄であったと感じる可能性があります。

 

そのようななか、シニア来場者に職場の疑似体験をしていただくことは、仕事のスムーズマッチングに効果的です。例えば、実際に職場で使われているレジを持ってくることによって、スタッフの説明を受けながらユニフォームを着てレジ打ちを体験し、雰囲気を少し感じていただくことも可能でしょう。過去にレジ打ち経験があっても、新しい職場では使い勝手が違います。

 

 

子供にとても人気の高いキッザニアは仕事体験型テーマパークです。テーマパークのようなしっかりした常設の環境は難しいでしょうが、ちょっとしたこのような仕事体験型の環境をシニアの仕事相談会で提供して実演、説明できるようになればシニアにとってありがたいことです。

 

雇用主側からすれば、できるだけ職場と同じ環境での体験を行っていただくことでその仕事に興味を持つ人が本当に仕事をしたいと考えるのかどうか早期に見極めることもできます。

 

 

 

参考:

 ・ 60代の過半数 70歳超えても働く」: 日本経済新聞

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労働意欲の高いシニアが希望する仕事にスムーズに着手できますように

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