店長
政教分離って聞くとさ、
「宗教は政治に関わるな」って単純に思われがちだけど、
本当はもう少し複雑だよな。
玲
うん。でも私は正直、
宗教団体が政治に影響持つのは怖い派。
だって、信じてる人と信じてない人がいるでしょ?
国は全員のものなのに、
一部の信仰が色濃く反映されたら不公平じゃない?
勇輝
僕も最初はそう思ってました。
でも調べてみると、
「信者が政治に参加すること」自体は
憲法で認められてるんですよね。
店長
そうそう。
政教分離って、
「宗教を持つ人が政治をするな」じゃなくて、
国家が特定の宗教を支配したり、優遇したりするな
って話なんだよな。
玲
でもさ、
宗教団体が組織的に票を動かしたら、
それってもう実質“国家と宗教が一体”じゃない?
店長
そこが一番モヤっとするポイントだな。
ただ一方で、
労働組合、医師会、業界団体だって
組織票はあるわけで。
勇輝
つまり、
「宗教だからダメ」なのか、
「権力を独占する構造がダメ」なのか、
そこを分けて考えないといけない気がします。
玲
うーん…
でも宗教って“正しさ”を持ち込むじゃん。
政治は妥協と調整の世界なのに、
「これは絶対正義です」って入ってきたら危険じゃない?
店長
それは鋭いな。
宗教が政治に入るとき、
教義を押し付け始めた瞬間が一線なんだと思う。
勇輝
逆に言うと、
宗教が「人権」「平和」「福祉」みたいな
普遍的価値をベースに意見を言うなら、
それは一市民団体と変わらないとも言えますよね。
玲
なるほど…。
「神の名で決める政治」になったらアウト、
「人間の言葉で説明できる政治」ならセーフ、
って感じ?
店長
いい表現だな、それ。
政教分離って、
宗教を黙らせるための制度じゃなくて、
宗教も政治も、両方を暴走させないための歯止め
なんだと思う。
勇輝
だから本当は、
「関わってるかどうか」より
「どう関わっているか」を
見続けないといけないんですね。
玲
……最初よりちょっと見え方変わったわ。
嫌悪感だけで切る話でもないのかも。
店長
答えが一つじゃないからこそ、
こうやって話し続ける価値があるテーマだな。
結論:政教分離とは
「宗教を排除する仕組み」ではなく、
国家権力と信仰権力が癒着しないための安全装置」
もう一段かみ砕くと
宗教を持つ人が政治に関わるのは問題ではない
信仰を持つ人も一人の市民。
思想・信条を理由に政治参加を禁じる方が危険。
国家が特定の宗教を“正義”として扱った瞬間にアウト
法律・政策は、
「神の言葉」ではなく
「誰にでも説明できる人間の理屈」で決めなければならない。
危険なのは宗教そのものではなく「絶対化」
宗教であれ、イデオロギーであれ、
「これは疑うな」「従え」となった時点で
政治と結びつく資格を失う。