(香港 新界の散歩道にて)
Romiです。
香港も朝と夜は、
随分と秋らしい気候になってきました。
涼しい~![]()
とはいえ、やっぱり日中は
まだまだ、暑いですが.、
香港台風が接近中。用心が必要なようです。
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香港へ嫁として来て、かれこれ23年。
今でこそ、お義母さんのことは
笑って話せるようになったけど
最初の頃は、本当にきついと思いました![]()
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たまたま好きになった人が香港人で
愛があれば、何でも乗り越えていける
と思っていたあの頃。
確かに愛があれば...
乗り越えられることは多いと思う。
でも、愛する香港人の夫との結婚の後、
それは、甘い幻想と
気がつくのにそんなに時間はかかりませんでした(笑)
でも、夫曰く...
タフな性格と比較的楽観的に考えるわたしは、
意外とこのお義母さんと
うまく付き合っていたらしいのです。
「君以外は、きっと無理だったね...」
実はね。
香港に来たものの
夫は、10年ほど海外単身赴任になりました。
まだ、今よりも強くなかった頃
その間、何回泣いたか………
夫には話をして
相談して
離れていても
絆は確かなものと信じていたけど
香港と海外を行ったり来たりしている間
香港の家庭のことは
実質的には、ほぼ長男の嫁が
諸々をするしかなかった![]()
(散歩道。イライラしたときは、自然の中に行く。)
「君以外は、きっと(お義母さんの相手は)無理だったね...」
わたしはこれを聞くたびに
自分一人が
かなりの忍耐を強いられてきていたようで、
比較的楽観的なわたしよりも
さらに楽観的な夫を見ると
イラッ![]()
まわりの親戚たちは、
若い日本人の嫁と
香港人にも相手不可能なくらい強いお義母さんの関係を
冷や冷やしながら見ていたそう..
(散歩道)
わたしにとって、
香港は西洋と東洋がミックスする都市で
魅力的な都市
でも、お義母さんから知る香港は、
それはそれは中国的で
考え方、価値観、生活方法はしきたりだらけ・・・
ひっくり返りそうになったことは数知れず、
また、お義母さんのことで
夫婦喧嘩になったことも多々あり、
本当に多種多様な香港の一部を
この人から、たくさん教えてもらいました。
一応、一通りの嫁姑バトルはやってきました(笑)
あり過ぎて、ネタになるのでひとつひとつ、笑いながら暴露してやる〜っ![]()
そんな、かなり強烈個性の
息子たちにも手に負えないお義母さんは、
現在老人性痴ほう症になり
介護補助なしでは、生活が出来なくなりました。
今は、老人ホームに入居して
もう3年目…
私の事を日本人の嫁として
認識は出来ているのですが
もう、名前は完全に覚えていません。
わたしとの記憶は、
ほとんど無くなってしまったよう。
ただ、この間
コロナの影響がありつつも
老人ホームのスタッフの方のはからいで
透明の敷居越しに面会が実現。
その時言った言葉は
「香港に来たばかりの時よりも、今の方がキレイだよ。」
と・・・
目がかなり悪くなったようです![]()
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あんなにもやり合った
私たちなのに、
あの頃は、このお義母さんを理由に
離婚がよぎったこともあったのに
今、老人ホームに行き、
わたしの顔を見ると本当に喜んで迎えてくれるお義母さん。
コロナの影響が出るまでは
わたしの顔を撫でながら、
話しをすることも多々あり
老人ホームを去る時には、
別れを惜しんでくれ
わたしの服を引っ張って離さないこともあった。
この様子を見ていたら、
あんなひどいことも
こんなひどいこともされたけど
なんか、どうでもいいようになりました。
3年前に、大好きだった。
実母を見送りました。
70歳になったばかりでした。
お義母さんは、もう80歳半ばを超えました。
正直言うと、いつどうなるか分からない状況です。
今は、多くの記憶をなくしているお義母ですが、
残された日々を笑顔で過ごしてほしい。
そんな風に思えるようになったのも...
20年以上という月日のおかげかも知れない。
そんな風に思った今日でした![]()
追記:こんなセンチメンタルなことを書いたけど
まあ、嫁姑バトルは万国共通?
少しずつ笑えるものは、
書いていきたいと思います。笑
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