私の母は、いい人ですが、とても不器用です。
父も、娘とどう接していいのかわかないのか、親子関係においては
母以上にとても不器用な人です。
小さい頃は、わかりやすい愛情がないように感じられたし、
亭主関白な父と、少しどんくさい母は争いが多く、
私たちきょうだいはとても悩んだし、
こんな親には絶対にならないようにしようね、
と言っていました。
今私が大人になって思うのは、
お父さん、お母さんって呼び名があるだけで、
ただ一人の人間で、
完成されてるわけじゃない。
そんな2人の間に生まれて、育ててもらったんだなということです。
私は今、自分が生きることに精一杯です。
ほんとうに、
子どもを立派に育ててきた父と母には、感謝しかありません。
私は、前のパートナーが同性だったので、
父と母にはたくさんの心配をかけました。
わかってもらえなかった事もあって、
一時は絶縁しようと思っていました。
でも、母と電話したときに勇気づけられることがあって。
私が、彼氏のポメくんの事を少しだけ話していたとき。
心配をかけたくないので私は親にはあまり自分の感情を話さないのですが、
弱っていたので、ポメくんが家族と仲が良くないことや、
私とポメくんの関係もまだどうなるかわからない、
みたいな事をぽろっと言ったとき、
母「私たちは、あなたたちがいいなら、年齢差とか、家族とか、そんな事は
いいんだよ。りくが判断するなら、お母さんたちはそれを受け入れるよ。
親なんだから。」
この言葉を聞いたときに、
やっぱり親ってすごいなと思いました。
自分という存在を肯定してくれる人たちなんだなって。
だからって迷惑をかけていいとかでは決してないんですけど、
この世界に味方がいてくれるって思うだけで、
がんばれる。
極端に自己肯定感が低い私ですが、
自分のいいところ、悪いところもちゃんとわかっています。
いいところを伸ばして、悪いところは少しでも治していけるように
自分が自分らしくいられるように
楽しく過ごしていきたいです!