WBCバンタム級王者・長谷川穂積(28=真正)が、18日のアルバロ・ペレス(ニカラグア)との10度目の防衛戦(神戸ワールド記念ホール)へ向けたスパーリングを打ち上げた。



 神戸市内のジムで4ラウンドのスパーを行い「(苦手の)サウスポーに慣れることに重点を置いて、最終的に慣れた。やることはやったし、あとは体重だけ」と手応えを口にした。11日の食事はおにぎり1個分の冷凍チャーハンだけ。リミットまで残り1・5キロで、前日計量まではほぼ絶食状態になるという。

横浜が、磐田の日本代表FW前田遼一(28)の獲得に乗り出していることが24日、分かった。来季からチーム統括部長に就任することが決まっている下條佳明氏(55)が磐田と接触しており、近日中にも正式オファーを出す予定だ。



 横浜は今季リーグ戦で現在10位と低迷しているが、嘉悦社長代行は「引き分けが多く、勝ち切れない試合が多かった」と分析。大物OBの木村和司氏(51)を新監督に迎えて名門復活を目指す来季に向けて得点力アップを最重要課題として挙げている。



 その弱点克服のための戦力として現在得点ランクトップの20ゴールを量産する前田をリストアップした。獲得に成功すれば、今季ここまで13得点でJリーグの新人最多得点記録を更新した大卒新人FW渡辺との強力2トップが誕生する。高さ、強さ、決定力を備えた万能型2人のコンビは他チームの脅威となるはずだ。



 前田の獲得には既にG大阪が名乗りを上げている。磐田も絶対不可欠な戦力として慰留に努める方針で、今後は横浜を含め激しい争奪戦が繰り広げられることになる。