正夢を見たことはありますか?

私は以前話したように結構夢を見るタイプの人間なので、それが正夢なのか判断するのが難しかったりします。
ただ、現象だったり、これから起こることを先に見たことはないが、「場所」に関してはたびたび奇妙な体験をする。

初めて行った場所なのに、その風景を夢で見たことがあるという体験は今まで数えきれないほど。
一時期、これはデジャヴというやつではないかと思い、デジャヴの事を調べたこともありますが、
やはり少し違うというか、腑に落ちない感じがしました。

デジャヴは日本語で言うと「既視感」になるのかな。
スピリチュアルな解釈もあるが、
科学的には、疲れている時などによく起こりやすいらしく、
目に入った情報が先に脳に到達してしまい、遅れてその事を認識するので「以前から知っている」と誤認してしまうことらしい。
(すごくザックリな説明でごめんなさい。検索してもらうと正しく詳しい解説がわかります)

私の場合は近々に見た夢ではなく、中学・高校の頃によく見ていた夢の景色を、大人になってから目撃することが多いのだ。
その中にはもちろんその場所に行ったことを忘れていて、
「あっ!夢で見た場所だ」と思った後、「いや、すごい昔にこの場所来たことあるな」と思い至ることも多いのですが。

この仕事を再開して、地方へ遠征させていただくことが多々あるのですが、
確実に人生で初めての場所なのにその風景を見た瞬間、稲妻に打たれたようにビクッと思い出すのです。
「高校の頃よく出てきた場所だ」と。
角を曲がったら何があるとかまで一致している時は、さすがに気味が悪くなって、以前ここに来たことがあるかを親にそれとなく聞いたことがあります。
物心つく前に見ていたものが奥底に沈んでいて、何かの拍子にかき混ぜられて海面に上がってくることもあるでしょうから。
でもやはり私はその場所には行ったことがなかった。

有名な場所とか、よくロケに使いそうな道とかなら以前テレビでそれとなしに見ていたのかもなって思えるのだが、
大体が住宅街だったり、自然と町が寄り添っているところだったりするから、余計原因がわからない。

これも脳が勝手にそう思い込んでいるだけなのだろうか。ずっと不思議に思っている事の一つです。
こういうの詳しい方がいたら助言をいただきたい。
(と言っても全く困ってはいないのですが)

大人になってから見た夢ではそういうことないのに、なぜ思春期のあの時期によく見た夢だけ今になって遭遇するのだろう。

関係ないけど自分で「大人」とかいうのなんだか恥ずかしいのは私だけだろうか。
いや紛れもなく大人だし、なんならアラフォーのおじじでもあるから、この発言自体恥ずかしいのだけれど。

話を戻しますが、この「場所」問題に似た不思議な出来事を、「人」でも一度だけ経験したことがあります。
十年位前かな、某駅のJRから地下鉄に乗り換える時の事。

JRの改札を出て、地下鉄の階段を降り切って、右に曲がると十何メートルか先に地下鉄改札がある駅があるんですが、
右に曲がって改札まで歩いていると前から一人の女性が歩いてきたんです。

顔が認識できるくらい近づいたところで「あれっ、会ったことある人だ。どこで会ったんだっけ?」と思ったわけです。
相手の方も「あぁ」と、こちらを知っている顔でした。

そのまま無言のまま3秒から5秒くらい見つめ合った。(これ以外と長い時間ですよね)
しかしもちろん会ったことない二人だったので、何とも奇妙な会釈をし、すれ違うことになりました。

あの感覚なんて言うんだろう。「君の名は」のラストシーンみたいな感じ。

その後遊んだ仲間にすぐさまこの出来事を話し、「もしかしたら前世からの運命の人だったのかも」と言うと、
「本当にキモイよなお前って」と一掃されましたとさ。

そんなキモいオチの話でした。

ありがとうございました。