交際レポ続き。
これで完結です。



今回は、残念ながら
落ち度が自身にあります。



③32歳 経理さん
お見合いでは写真と結構違っていて、
見た目はギリギリでしたが、
話していると共通点が次々と見つかり、
自然体で話せる人でした。

お見合い後、即交際が成立。
すぐに連絡先交換。

「スラッとしてかっこいいなって思ってました!」

などと。さらりとお褒めいただきまして。

アラフォーの婚活女性の方々は、
なかなかどうして、
これができません。

どこでもいいので、
褒めるだけで好印象なんですけどね。


近々、レストランでランチの約束。
その日のうちに予約確定しました。




--デート当日。


話していると、やはりいい雰囲気。

お見合いでこちらが話していたことを、
帰ってから調べてくれたみたいで。
その話で盛り上がったり。

別の話題で、
また違う共通点が見つかったり。


お相手の見た目とかは、
もう気にならなくなっていました。


そうして、1時間ほど経ったころ。

いつものように、カバンから
薬を取り出してしまいました。


しまった、と思ったものの。
すでにお相手には見えてしまっていて。



もうごまかせません。



自身には持病があります。

といっても見た目には特に何もなく、
なんら生活に支障もないのですが、
毎食ごとに薬を使います。


お相手にさらっと持病があることを
説明して、薬を使う。


「あ。聞いたことあります。
 なんだかすごいですね^_^」


と、お相手も興味ありげに微笑みつつ、
さらっと流してくれました。


その後もいろいろな話題で盛り上がり。


気づけば夜になっていました。

すっかり寒くなった夜の街。
駅までお見送り。

「次、どこか行きたいとことかあります?」

しばらく考え込んだのち

「・・・ちょっと考えときますね
 それじゃ、おやすみなさい^_^」

と、駅の中に消えていきました。



その後ろ姿を見送りながら、


(これは終わったかな)


そう確信し、帰路につく。



薬を使うときに
一瞬だけ見せた、
お相手の凍りついたような表情。
あの目。

普通ではない、異常者を見るような。




本来なら、
もっと関係性が深まってから開示して、
それくらいどうとでもない。
と、乗り越えていくもので。

まだ知り合いの段階では
受け入れられないし、
ショックでしょう。



そうして翌日。

相談所から交際終了のお知らせが届く。


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32歳 経理さん
交際終了

理由:価値観の相違
本当の理由:早すぎた告白
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