油を減らすか。ごはんを減らすか。
どちらが正解ですか?
脂質を減らすほうがダイエットに効果があるか、糖質を減らすほうが効果があるかは争いがあります。
食事制限ダイエットのブームはどちらかで起こることが多いです。
低脂質の根拠
脂質は1g当たり9kカロリーの熱量があります。糖質とたんぱく質は4kカロリーの熱量です。
同じ量の食べ物もを摂った時には油物のほうが2倍以上カロリーが高いのです。
大雑把に言って脂質を制限したほうが、カロリーは約半分ですむから、ダイエットにとって効率が
良いというのがこの根拠です。
ある意味非常に分かりやすいです。
低糖質の根拠
人間の体は単純な計算がなりたちません。前回までにお話したように、インスリンによって脂肪細胞の
トンネルが出てこなければ、絶対に脂肪として蓄積されることはありません。
糖質をゆっくりとって、血糖値の上昇をおさえれば脂肪蓄積を抑える効果は速くでます。
さらに、糖質の分解される速度は脂肪より速いので、脂肪燃焼効率に優れています。
結局量の効率を求めるか、スピードを求めるかで一長一短ありそうです。
この件に関してアメリカのハーバード大学で実験したそうです。
低糖質の方が6ヶ月間では2倍以上の効果があったそうです。
ところが1年間の経過ではほとんど差がなかったそうです。
結局、栄養はバランスが大切なので、どちらかを極端に減らすことは、健康の観点からも
やめた方が良いと思います。
基本は摂取カロリーマイナス消費カロリーの大原則にのっとて、
自分の食生活の傾向をしっかり見極めて、毎日少し減らす努力をすることだと思います。
摂取カロリー2000をなるべく守って下さい。