小さい頃は、たぶん好きだった。
なんでも相談できる存在だと思っていた。
でも、怖かった。
いつからかは分からないけど、本音を言えないようになっていた。
親に本音を言わず言うことを聞くのは、私の中で当たり前だった。
お母さんを悲しませたくなかった。
暴言や暴力があったわけじゃないけど、傷つくことはそれなりに言われた。
母親からどんな友達がいるのか聞かれたときにその子たちの名前を答えたら、「そんなのしかおらんの?」みたいなことを言われた。
小学生で肺炎になったときに、お見舞いでいただいたアイスクリームを他の人にあげようとしていたから、文句を言ったら怒られた。
幼稚園の時に近所の友達とうまく遊べず家に帰ったら、うまく遊べないことを怒られた。
中学生の時に一度だけ学校まで迎えを頼んだら、めっちゃ不機嫌だった。だから、頼むのをやめた。いや、それだって初めて頼んだ迎えだったかもしれん。高校生や大学の時も頼んだことがあるけど、それも不機嫌だった。そんなに娘を迎えに行くのが嫌だったのかな(笑)
最近「いつも迎えの時に不機嫌だったよね」って話したら、「仕事が大変やったけん」って言われた。
なんでも仕事のせいだ。
そうだ、仕事で忙しい姿を小さいころから見てきたから、困らせないようにと言いたいことが言えなくなってきたのかもしれない。
幼少期に命を落としかねない犯罪にあった。
その頃はそれが犯罪だって分からなかった。
無事だったからよかったけど、そんな大事なことも怒れらると思ったのか言えなかった。
だから、いまだに親は知らない。