コンビニで、缶コーヒーを手にとってレジまで歩いていくと、ちょうどもう一人のお客さんとタイミングが一緒になってしまいました。私の方が一歩近かったのですが、相手は先を譲るつもりはない感じでした。仕方なく、私のほうが後につこうと動き始めた瞬間に、レジに立っていた店員さんが私のほうに手を向けて誘導してくれました。

 



レジから見ているとお客さんの動きが手に取るように分かるのでしょう。何かの試合の審判員のように、きっちりとジャッジをされて誘導されたような感覚になりました。

以前目にしたネットの情報では、追い抜いたお客さんを相手にせずに、抜かれた人を優先させる店員がいるということでしたが、実際に自分がそういった店員さんと出会うとは思いませんでした。

なんだかプライドを持って仕事をしている感じが伝わってきました。その時の状況としては、別に先を譲ってもよかったのですが、その店員さんの真摯な態度に関心しながら、精算をしてもらいました。自分も、自分の仕事にプライドを持って働けるように頑張りたいと思わせられました。