飽食の裏側 | 元焼肉店オーナーのブログ

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2014年1月1日よりブログの名前を変更しました。今後もよろしくお願いします。

中日新聞に飽食の裏側という短期集中連載が載っています。先日の廃棄食品の横流しを受けての連載です。

今の日本は飽食です。廃棄食品が問題になっています。我々エンドユーザーは食べ残しを減らすことは出来ても廃棄食品を減らすのは企業です。

サプライチェーンは販売機会の損失を出さないことを前提に作られています。近所の商店で店主の作った弁当の売り切れは許されてもチェーン展開しているレストランで品切れは許されません。この損失をなくす為にたくさんの雇用が生まれていると思います。

コンビニの廃棄食品が勿体無いと言う方もいますが災害があっても1番最初に何らかのカタチで営業を再開するのはコンビニだったりします。余力のある生産設備と余力のある配送網が災害時にも商品を供給出来る理由です。企業は営利目的なので廃棄食品があっても利益が出るような商品開発をしています。それが嫌なら利用しなければいいだけです。チェーン展開しているレストランを利用しなければいいだけです。


例えば廃棄食品を減らす為に2割生産を減らしたら上流の雇用が確実に減りますし廃棄物処理の雇用も確実に減ります。コレは自動販売機なんていらないって言った時の影響と一緒です。人手不足と言っても弁当工場で働いていた人がIT企業で働けるわけではありません。廃棄食品を問題視するなら雇用を確保出来る人以外は戯言だと思います。