学生の貧困の話題も3日目です。私もFランク大学に進学する(まして奨学金を受けて進学する)のはいかがなものかと考えています。
「貧乏の連鎖を断ち切る」って具体的にどのようなことを指すのでしょう?
「優秀な成績で有名大学を出て大きな会社に入る」ことが出来るならそれに越したことはないのはわかります。しかしそうはいかない冴えない成績の学生は何を持ってして連鎖を断ち切るとするのでしょうか。「やりたいクリエイティブな仕事に就く」みたいなことではやりたいことを仕事にしただけで連鎖を断ち切っているとは言い切れません。
私の考える「貧乏の連鎖を断ち切る」は「ブラックリストの親の子が自身の力で住宅を購入出来ること」です。意味がわからない方もいらっしゃるとは思いますがわかる方にはわかってもらえると思います。厳密には「親のマイナスを超える属性を手に入れること」です。
「やりたい仕事」と「手に入れるべき属性」はリンクしていません。仕事が多少キツくても上記のような出口が見えたら頑張れると思うし「やりたかった仕事」でも属性が悪かったら連鎖を断ち切っているとは言い切れません。
この目標は学歴はあまり関係はないです。高卒の中途採用でも道は十分にあります。仕事に就いた時点では本人も親もそんな意識はない場合か多いです。でもあまり薦めている文章って見たことがないです。これは私の考えが間違っているということなのかもしれません。
貧困と言っても様々なケースがあります。私が一番気の毒だと思うのは親がブラックリストで自動的に子もブラックリストというケースです。ただ単にお金がないだけとは訳が違います。私も高卒なので親が子に大学を卒業させてあげたいという気持ちはわかります。でも出口が見えないFランク大学に進学して奨学金を返せなくて子がブラックリストに乗るのは親が出口と属性という概念を理解していないからです。私は本当に勿体無いと思っています。