何度か触れていますが実家は酒類販売業でした。酒屋でした。2年くらい前にオヤジが倒れて廃業しましたが小さい時からアルコール依存者の中で育ってきました。酒の飲み過ぎで早死にした人も何人もいらっしゃいました。
高校生の時に付き合った人のお父さんがハードなアルコール依存症でした。一瞬はドラマの設定で犯罪者とその被害者の恋みたいなイメージも出来ますが実態は当然違います。
その時に断酒会というものを知りました。
私個人の意見ですが酒類販売業界は残念な業界でなおかつおめでたい発想です。そんな世界で私は「酒は百薬の長」というすり込みを受けて育ってきました。うちの店で頻繁に酒を買って行く人が家にこんなに負荷をかけているとか負の側面は知る由もありませんでした。
医学の進歩でいろんなものが変わってきたのでアルコール依存症も病として扱われるようになりもしかしたら断酒会の存在も変わって行くのかもしれません。さらに世の中もアルコールに対する考え方も変わりました。若者はお酒をあまり飲まなくなり酒の席でお酒を強要することはマナー違反となりました。
私には断酒会が必要かどうかは判断出来ません。でも必要とする人が少しでも減ることはいいことのような気がします。