派遣労働者の待遇が悪くなることは許さないって内容の社説でした。
新聞記者は社会の仕組みをちゃんとわかっているはずなのに何故そこまで営利企業を目の敵にするような記事を書くのかわかりません。
派遣労働者を雇うことが出来るのはそれなりの収益力がある企業でないと雇うことは出来ません。例えばコンビニのオーナーが店員を派遣会社に依頼することは限りなくゼロに近いです。家の近所の喫茶店の店主がウエイトレスを派遣会社に依頼することも限りなくゼロに近いです。
直接アルバイトを雇用する時給と比べて2倍以上かかるからです。派遣労働者が正社員と同じ仕事をしていてもらうお金が違うのは派遣会社が抜いているからです。
でも派遣の方がアルバイトよりももらう時給は高くなります。
雇う側は欲しい時に高い金を払って派遣労働者を雇うという説明が抜けています。要らなくなったら契約解除する為だけに高いコストを払っているのにそこを否定したら期間限定の雇用ですら生まれなくなります。
そんなに派遣労働が嫌なら可処分所得が減る正社員を目指せばいいし自分で起業すればいいだけです。
多様な働き方なんて言っても仕事と給料の原資は会社に帰属している事実は不変です。これは会社の肩を持っているわけではなく仮に私の会社がダメになっても私は他のところでは雇ってもらえないだろうという自覚と覚悟です。