日常 と言葉 古川文彦
宛名のない手紙のなかで
「言葉のみが美しい」と
はぐれた渡り鳥のように呟く
昼より青い夜空の 何処からか
新しい世界がペン先へやってくる
そう思うのは もう よそう
言葉の世界よさようなら
しかし残った数行のあいだには
さむい風が吹き
八月の部屋を零下十度の旅へ
宛名と住所を探しにやる
それから
いつものとおり今日の新聞を読む
※記事の無断転載を固く禁じます。ご紹介、リンク掲載の際はご一報ください。
日常 と言葉 古川文彦
宛名のない手紙のなかで
「言葉のみが美しい」と
はぐれた渡り鳥のように呟く
昼より青い夜空の 何処からか
新しい世界がペン先へやってくる
そう思うのは もう よそう
言葉の世界よさようなら
しかし残った数行のあいだには
さむい風が吹き
八月の部屋を零下十度の旅へ
宛名と住所を探しにやる
それから
いつものとおり今日の新聞を読む
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