~風呂場にて~

再発したイボを触りながら
掴んだコブシを使えずに言葉をなくしていた。

 

あのヤブ医者・・・。あんにゃろう・・。

 

ここが自由の国アメリカなら頭に風穴が開くとこだぞ
命拾いしたな。。腐れヤブ医者野郎が・・。

 

こうなってしまった今、坂田肛門科しかねぇ
俺はあそこに行く宿命なんだと心の中心で愛を叫んだ。

 

初めからいけなかったのはきっと俺の「業」のせいだ。
きっと前世、あのヤブ医者に俺はとんでもない悪い事したんだ!
そうだ!きっとそうだ!だからバチが当たったんよ!

そんな事を心の中では叫んで落ち着かせた


イボの事は嫁さんには絶対に伝えないと思った。
彼女は俺のイボがもう完治したと思い込んでいる。
再発を伝えたところでまた指を指され爆笑されるだけだ

毎度、毎度
「今日の晩御飯何が食べたい?」
とか、優しい事を言いやがるから、ついポロっと自分の恥ずかしい部分も
むき出しにして話してしまう。オブラート無しで言うのは俺の悪いクセだ。

 

ぶっちゃけあれは、奴の作戦だ。
とんでもない野郎だ。あの野郎。

 

今までまんまと嫁の”優しさ”と言う名の作戦に引っかかってしまっていたが
もう騙されないぜ・・・。その優しさに見せかけたクリーチャーをしまいな。
今日から俺は謎に包まれた漢。

 

シークレット&クール&タフネスとは俺の事だぜ・・TO MY HEART・・。

 

今までのようなアットホームな旦那はもう演じねぇ。
そんな、心でつぶやきじっと休みの月曜まで待つ
月曜に「先輩のとこ行って髪切ってくる」と、かみさんに伝え
坂田肛門科に愛車の黒龍(バイク)を走らせる。

 

坂田肛門科につき、名前を呼ばれ、慣れた感じでケツを出す。
その後に、俺は先生から信じられない話をされた。

先生「このイボ、薬塗れば治りますよ」

俺はその時、小田和正の「言葉に出来ない」が
俺のハートにこだました。

 

あの・・・あの腐れヤブ医者・・・・。

先生「とりあえず、お尻の中に薬塗りますんで」


そういうと、20歳前後の可愛らしい女の子が登場した

いや、まさかこの子が俺のケツ触わらんやろ


と思いながら、寝てると、なんとその可憐にて波乱な俺の秘密の花園を
その看護婦さんは、ぎこちない指使いで薬を塗り始めた。

 

ぎこちないその指使いが、俺のマニアなハートを刺激し
まさに天国だ。死んだ親父に申し訳ないと思いながら
その快楽に身を任していたその時

その薬が俺の玉の裏側に垂れた。

 

1~2滴程度で、気づかないレベルだ
普通なら「まあ、気のせいだろ」程度だ

が、その薬がふれた玉裏が少しずつ熱くなって来た。

 

快楽に身を任していたがだんだんと熱くなってる玉裏。

まさに、罰ゲームとボーナスポイントが一緒に俺に訪れた感じだった。

 

時間がたつにつれ快楽どころの騒ぎではない。
メッチャ熱い・・・・。

 

数多くの不安が俺の頭を駆け抜けた。
燃え上がるような感覚はとどまる事を知らず俺の玉の感覚はすでに限界を超えた

 

俺「すみません。玉の裏側に薬が付いて、死ぬほど熱い・・」

 

と言うと、その看護婦さんはまたぎこちない指使いで
「すみません!」と連呼しながら俺の玉の裏側を必死に拭いていた。

 

また、ぎこちなく玉裏を拭いている状態に
俺のマニアのハートが刺激された。が、
残念ながらその感覚よりも熱い!が勝っていたため
そのサービスを堪能する事は出来なかった

拭き終わり、しばらく熱い感覚はあったが、

 

なんともいえない俺のモチベーション。

脱力感が俺を襲う。

 

会計でお金を支払っていた時にあの看護婦さんが部屋から出てきて
「本当に申し訳ございませんでした・・。」

 

と、現れた。

俺は最大のジェントルメンを演じ
あの瞬間、苦楽を共にした戦友に
「大丈夫・・・。だから、気にしなさんな・・。」
と、春の木漏れ日的な笑顔を出した

なんとなく、彼女の目がハートになったように思えた。

 

俺が独身なら、お茶を誘い朝まで踊り明かすとこだったが
俺にはワイフがいるからな。

 

全く残念だったぜ!!

それから薬をもらい、家で何回かつけていた時に
かみさんにばれて(黙って肛門科に行った事もばれて)
「何で言わんの!?バカにされたくなかったん!?ガラスのハートやね!」
「ガラスの中年!!」

と散々馬鹿にされ、キンキキッズの「ガラスの少年」の替え歌
「ガラスの中年」を俺の目の前で熱唱する嫁。

 

嫁の鼻に俺の人差し指の第二関節までねじ込んだのは言うまでもない

 

FIN

最近、40になりつつある俺のマイボディー。
ところどころにボロが出てきた。
基本、俺の身体はMADE IN CHAINA
粗悪品もいいとこさ

肝臓、腱鞘炎、アレルギー
そして何を隠そう、「痔」だ。

痔で近所でも評判の坂田肛門科に行くまでの話をしようと思う。

 

「はうあう!!」

 

俺はその時、風呂場で自然に叫んでいた。
ケツを洗っているとケツから申し訳なさそうになんかイボっぽいのが顔を出してる

「なんじゃこりゃ~!!!!」

俺はケツを抑えて倒れこんだ。
かみさんがその声に驚き風呂に現れたが
俺が驚いているそれが「イボ」だと言う事をかみさんに話すと

めちゃくちゃ笑い出した。
指を指されて笑われた。
力の限り笑われた
ここ3年で、一番腹が立った。

 

頭にきたから、俺の人差し指の第二関節まで
かみさんの鼻の穴にねじ込んでやった。


かみさんは

「病院にいくしかない!!私もいく!」

 

と、「心配」じゃなく「好奇心」で病院についてきた。
その日、坂田肛門科と言う超有名(俺の中で)な肛門科に行こうと思ったが
なぜかその日は定休日?なんかよくわからんけど休みだったため違う肛門科の病院にいく事になった。

 

春の木漏れ日もあり、ちょっと気分がいい。
普段は車なんだが天気もいいので今日はバイクの登場さ


愛車の「黒龍」(バイクに名前をつけてる)にまたがり
春のにおいをかみ締めながら
かみさんと二人乗りで病院に行った。

 

病院に着いたら速攻に名前を呼ばれた。

 

俺はもうドキドキだ。
他人様に俺の可憐な秘密の花園を見せる事になるとは・・。


恥ずかしがりながらケツを出そうとすると
チ〇コが見えないようにペラペラのタオルを先生はかけたが
俺のマグナムはこんなんじゃおさまらねぇよ・・


と心でつぶやきため息交じりにケツを出す

 

先生「はい、お尻出して」
俺「はい」
先生「お!!?おお!!!?これか!」
俺「そうです。それが気になって来ました」
先生「これはね、つぶしたらいいよ!」
俺「ええ!!???まじですか!!!?」
先生「そげんびっくりせんでもいいよ。指でつぶすから」
俺「ゆ・・・指!!!?????」
先生「そうよ。私のハンドパワーでつぶすけんね!!大丈夫!すぐ直りますよ!」
俺「は・・ハンドパワー???・・・・う~~ん・・・お願いします・・・」

先生「ハイヤ~~~~!!!!!」
俺「いでででで!!!!」


※掛声もマジで「ハイヤー」って言いました。

 

俺はイボを先生から潰された
めちゃくちゃ痛かった。俺の初体験。血もたくさん出てるみたい。
かけがえの無い物、大切な物をあんな胡散臭い親父に奪われた気分だった。

 

イライラしたが、直るんならと思いぐっと我慢した。
なぜか先生はホクホク顔で俺を見ていた

 

診察が終わり
病院の待合にいくとかみさんが

「どうだった!?」
好奇心丸出しで俺にかけてきた。


頭にきたので、人差し指第二関節まで鼻にさしてやった。

帰りはバイク。

 

俺「お尻には生理用ナプキンみたいなのを貼り付けてられた」
 「血、もれたりせん?」

そんな事を言いながらバイクに座った。

「いだだだ!!」
座っただけでも痛い。

エンジンをかけ、黒龍は地を駆ける


黒龍に座って振動が来るたび俺の秘密の花園が激痛に見舞われる


痛がれば後ろでかみさんがゲラゲラ笑う。

かみさん「今、お尻についてる奴、羽根付きかね?横漏れも平気かね?」

 

もう、むちゃくちゃ腹が立ったから
かみさんの鼻の中に俺の人差し指第二関節まで入れてやった。

 

時は流れ2週間後
俺「ジ・・・・ジーザス!!!」

再発してやがる。
また同じ場所にイボが出来てきた。


もうかみさんに言えば笑われるから内緒で
次は「坂田肛門科に行く」と心に深く誓いを立てたのだった・・・。

 

TO BE COUNTENUE・・・・・

 

暑いか寒いかよくわからない今日この頃、皆さんはどうお過ごしですか?

今日は俺が中学の時の話を書こうと思う

中学3年の時の話・・・。
その時良く絡んだダチンコのエテ吉(江藤→エト吉→エテ吉)と一緒に釣れもしない海の前にいたのだった。
釣りは中学一年の時からエテ吉と始めた二人のイカしたスポーツ。
モダンスポーツはつりだろ?てな具合で、いつも話しが盛り上がっていた
が、この世はそんなに甘くない。

中一から始めて中三の今までで俺とエテ吉が釣った魚の数は三匹。
電卓で計算したが、一年で一匹の計算になる。

フグはよく釣れる。400匹は釣ったね。

だが、フグは猛毒を持っているため、絶対に食ってはならない代物だ。俺はフグを釣った瞬間

 

”またフグかよ~~”と罵りながら針からフグを外してあげ、

 

海に向かって力いっぱいフグを投げる。

後になって分かったんだが、コレがかの有名なキャッチ&リリース。

フグはヨコ投げで投げた場合が一番カッコ良くフグが回転するため、後半はヨコ投げオンリーになった。

あんなカッコイイ回転はフグ本人は絶対出来ないだろうから、フグは喜んでいるに間違いないだろう。
回転しながら海に帰ったフグは友達のフグに自慢するんじゃないかな?

”俺、すげぇ回転しながら海に帰ってきたけんね!本当に凄い回転やったぜ!!”

フグこんな事言いふらしてるんじゃないかな?
なんて思いながら、今日もウキをボーっと見てる・・そしてやっぱ釣れない・・・。
そんな時、相棒のエテ吉が何かを見つけて騒いでいた!!!
その何かとは

 

猫だった。
たぶん、野良猫だ。

 

エテ吉
「こいつにさあ!!コイツにフグやったらどうなるかね!!?お腹壊すかね!??」


「死ぬんじゃね?駄目よあげたら。かわいそうやん。フグをやるなよ。」

エテ吉
「死なんよ!大丈夫!!」

俺は、何の根拠があってこの自信があるか分からなかったが、
このバカ何も考えてないし、ほっとこうと思ったその瞬間!!

 

エテ吉の竿が嵐のごとく動いた!!!

 

エテ「hjklひゅいkひうおい!!!!!!!」

 

 

言葉にならない声でエテ吉が叫ぶ!!!

そして吊り上げた魚は!!!!フグじゃない!!!フグじゃない!!!

姉さん!!!フグじゃありません!!

体長6センチぐらいのなんか分からんけど釣れた!!!!

3年で4匹ゲット~~~~!!!!
二人で歓喜に満ちた声で叫んだ!!!

 

俺&エテ「よっしゃーーーー!!!!!!」

 

恐る恐る糸を巻き、針を魚から外すが、感極まってうまく外せない。

ゆっくりと外して最後に雄叫びを上げるポーズにさしかかった瞬間に魚が尾びれを激しく動かした!

手から外れて魚が地面に叩きつけられる・・・・。その瞬間!!!!!!!!!!!

 

さっきの猫がマッハ4で地面に落ちた魚を奪い、猛スピードで竹やぶに入っていった!!!!!!

 

俺&エテ「・・・・!!!!!」

 

この時二人は、ジェイウォークの”何も言えなくて・・夏”が流れた・・。

もう、エサもなくなり、そろそろ帰ろうか?と、エテに言うと、
さっきの猫・・ありえない・・・と絶句するばかり。

えさの付いてない状態で、仕掛けを海に投げ込んでいる・・。
ショックだったんだろう・・。俺も痛いほど分かるよ・・。

俺も外人口調でアリエナ~~イと言っていた。

そして彼の真似をして、えさの付いてない仕掛けを海に投げ入れた。

 

彼は糸を巻き戻し、俺よりももっと遠くに投げ入れた。

その様子を見て、俺も同じように糸を巻いて彼よりももっともっと遠くに投げ入れる。

 

いつしか「どっちが遠くに投げ込めるか大会」になっていた。

 

投げ方の創意工夫をしながら投げていた。エテは釣竿を替えて物凄い長い竿で俺に応戦!!

俺はコレでもか!ってぐらいオモリを取り付けてエテに応戦。

戦いはデットヒートしここ3年で一番盛り上がる。
だが、無情にも夕方にさしかかった。

投げた後、目印のウキが見えなくなってきている

(このウキが見えないとお互いどこまで飛んだか分からないため、勝負にならない)

 

「最後にしよう」

 

最後の投げの順番はじゃんけんで。その結果エテ1番。俺2番。

エテは渾身の力をこめて竿を振り下ろした。
その姿は、悪魔と勇者が戦っているようにも見えた(竿が刀で)

 

エテ「うおおおぉぉぉおおぉぉおおぉおおぉぉぉ!!!!!!」

 

海の地平線に向かって真っ直ぐ。真っ直ぐ。

何の迷いもなくそして力強く。明日に向かって飛んで行くように見えた!!!!

 

エテ「いけぇえええぇえぇえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

驚くほど向こうまで飛んだ結果をかみ締めながら、
俺に目でどうよ?と訪ねてくる。

俺は、ヤツを無視し、自分自身の呼吸を整える。

このまま行くと負けるため、オモリの量を増やしさっきよりも飛距離を稼ぐ作戦に出た。
ヤツは俺を見て生意気な笑顔を振りまいている。

何としてもヤツには負けたくない。

 

精神を集中し、呼吸を整える・・・。目を閉じ見えないものを見ようとする。
心の中は無にし、波の音を聞きながら投げるタイミングを見計らった。

そして、全てが一つに重なった瞬間がやってきた!!!!
目を開き、俺のコスモ(小宇宙)は無限に広がった!!!!

 

俺「でやぁぁぁおぉぉぉぉやあぁっぁぁ~~~!!!!!」

 

全体重を竿に乗せて渾身の力で振り下ろす!!!

・・・が、オモリのたっぷり付いた仕掛けが俺の真上に飛んで、

3メートルほどのとこで海に着水。

どうやら投げる軌道上に何かが当たったため飛距離が伸びなかったと見える。
ちょっと照れ笑いしながらエテを見る。すると!!!

直立していたはずのエテがうずくまって頭を押さえていた

 

どうやらオモリたっぷりの渾身の一投がエテの頭を直撃したようだ・・・。

 

~エピローグ~

その後、エテのお父さんから電話で、もうデタラメ考えられんほど怒られた・・。
魚釣りはもう子供同士で行ったら行けないと言われた。

だが、俺は、魚釣りより大切な事を学んだ。
それは俺が、試合には負けたが、勝負には勝った。

そんなことを思っていた・・・・・・。

 

FIN