山本新一 -2ページ目

山本新一

山本新一のブログです。

サンクチュアリ出版より「働くきみをアゲる18の冒険」を出版しています。
JR千葉駅にて、Beach Cafeを営んでいます。

みなさん2,011年夏、如何お過ごしでしょうか?

僕は夏休みに入り、10日間が過ぎました。

8月2日~8日まで、名古屋、京都、神戸、柏と軽自動車を走らせ、9日~10日で葉山へ赴きました。

基本千葉にはいません。

お店が固定されている分普段はなかなか外に出れないので、8月は思い切り外に出ようと思っています。

西へは一人で、半分仕事で半分遊び、葉山は家族を連れて完全オフ。今の所最高な夏休みです。

各地でお世話になった方々、とても助かりました。ありがとうございました。



長い事一人で車を走らせると、考え事がどんどんと進みます。



「言葉」には昔からとても敏感で、自分の中でまだきちんと考えきれていないフレーズは極力使わない様にしています。ボロが出る気がするので。

「旅」「おしゃれ」「若さ」「努力」「夢」「love & peace」「自由」

その辺は自分の好きでありそうなフレーズなのですが、だからこそしっかりと自分の中の真意を見つけてこそ口にする事かな、と思うのです。

その中でも今回は「旅」についてひたすら考えてみました。

旅  一人旅

旅とはそもそもなんなのか、旅行との違いは?



「たび(旅)」の語源は不明であるが、その意味上の共通性やアクセントの面から、「とぶ(飛)」との関係が疑われている。回数を表す助数詞「たび(度)」は「たび(旅)」が転じたものという。なお、柳田国男に よれば、旅の原型は租庸調を納めに行く道のりのことである。食料や寝床は毎日その場で調達しなければならないものであり、道沿いの民家に交易を求める(物 乞いをする)際に、「給べ(たべ)」(「給ふ〔たまう〕」の謙譲語)といっていたことが語源であると考えられると柳田は述べている[1]。旅の枕詞は「草枕」である。


とウィキペディアにありますが、それはあくまでも辞書に書いてある正しいであろう認識であり、自分の中の旅とは、自分の中の努力とは、そんなものの答えを出したいなといつも思うのです。

「自分探しの一人旅」なんていう表現がよく使われますが、基本的にそのフレーズもあまり好きじゃありません。一人旅をするとどうして自分を探せるのか。

インドへ自分を捜しに一人旅?そこには本当の自分がいるのかい?インドを見たいだけ。違う世界に触れたいだけ。心に衝撃を与えてあげたいだけ。それを流行言葉に載せて「自分探しの旅」というカテゴリにすぐに組んでしまうのが、イケテなくね?って話です。自分探しならノートに自分についての言葉を書き連ねた方がよっぽど見つけられるわ。と思ってました。

けど、今回「一人旅」をしてみて分かったんですが、一人旅は自分探しの時間でした。

すんげー「自分探し」をした時間でした。

けどそれはもの凄く物理的な事で、単純に、

「知人がいない知らない土地で一人の時間が大量に在る事で、考え事が進まざるを得ないが故に、自分の過去や将来を丁寧に見てしまう。」だから、自分探しの旅、と言われるんじゃないか、と思う様になりました。


初めて行く土地、初めて見る人、建物、町、雰囲気。自分の中に初めてを流し込む事で自分の過去が敏感に反応し、その初めてのもの達が集約された時間のレイヤー的なものを通った後に考える自分の未来。

今目の前にあるものたちを、自分のラブ感覚にはめ込んでみたり、哲学な部分と睨みあわせたり、嫌いな理由を浮き彫りにしていったり、その作業をする時間が物理的にあるからこそ、自分探しに繋がりやすい時間なんだ、それが一人旅が自分探しと言われる原因なんじゃないかな、と思いました。

という事で、一応自分の中でしっくりとした答えを見つけたので、これからは「自分探しの一人旅」というフレーズを自信をもって口にしようかなと思います。


この夏の前半戦は、愛する自分をもっともっと丁寧に扱っていきたいなという感覚が増した時間でした。
その丁寧は、ただ優しくなでてあげる事ではなく、殴ってみたり、開いていみたり、蹴落としてみたり、褒めてあげたり、ぐいーーーーっと視線を離してみたり、中に入ってみたり、色んな方法を使って。

今まで以上に丁寧に扱おうと思いました。

夏休みはやっぱり、いい時間で、必要な時間です。
これからの時代を生きる人は特に、食う事が格段に簡単になって食う事が最大の目的では無くなってしまったからこそ、自分の生き甲斐を見つけていかないといけない。自分の中の幸福論をきちんともっていないと、毎日つまんねーなーなんて思ってたら気づいたら自殺してる、何て事になりやすい。
そうならないために、自分を丁寧に見つめてあげないといけないと思います。




自分を丁寧に見る事をせず、自分という人を丁寧に扱う事の大切さを知らない人が、
「親切丁寧!御社のかゆい所に手が届く、そんなサービスの提供を実現!」とか謳っていても

「お、ちょりーーっす。」

って感じで、流すよ。

僕は、「LOVE 人だぜ」と自信を持って言いたい。答えが見えないなら、答えは上げられないけれど、とりあえず酒が無くなるまで付き合うぜ、と言いたい。

だから一番身近な人、自分をこよなく愛す。
そして嫁と子を愛す。
そして次から次へと沢山愛す。

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「人は、不合理、非論理、利己的です。気にすることなく、人を愛しなさい。」by マザーテレサ

今朝、マザーテレサに強烈なローキック入れられて足が震えましたけど。

良き手本となる方々を見ながら、時間をかけて丁寧に物事を見ていきます。




小沢健司 あの川
全身持ってかれる感じの最高の音楽。すんげー大きい人になっていて逆に凹む。
途中で切れてるし、音が悪いけど最高。

メディアからアンダーグラウンドへってゆー最高の流れ。

美容室に本を売りに行ったり、一般企業に売りに行ったり、カフェやバーに売りに行ったり、サーフショップに行ったり、ストリートで売ってみたり。

最近オレ寅さんみてーだな

と自分で思います。

prove LiFE Shop はあと5営業日で夏休みに入りますので、8月はもっともっと色んな所に出没しようと思っています。

とりあえず8月1日は柏、2日から名古屋、4日には大阪行って、5日には神戸に行こうかな、なんて考えています。

想像すると楽しすぎですね~。

全国のみなさん、ストリートで見かけたら是非本買ってください。

そして僕にインタビューさせてください。10,000人にインタビューしなくちゃならないんす。

「10,000人プロジェクト」

これ成功したら凄い事になります。

10,000人が関わっているサイトはソーシャルネットワーク以外ではまずないですからね。

未来が楽しみです。楽しみなんですが、相当大変です。

地道に続けていきますんでよろしくお願いします。

以下写真にちょろっと言葉を添えて。


ストリートで売り歩いています。基本シカトされます。
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本屋さんの前で相棒とかっこつけています。
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文字通り、高城剛と並んでいました。
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上野のヴィレバンさんの展開が熱い!
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有隣堂秋葉原店で週間売上ランキングNo.1!!!!!!!
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有隣堂恵比寿店でも週間売上ランキングNo.1!!!!!!
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人生初めてのトークライブ。結婚式より緊張した一日でした。
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※お越し頂いた方が当日の流れを事細かく記事にしてくれました!これは嬉しい!
ありがとうございます!
http://ameblo.jp/happy-homeparty/entry-10964279901.html#main


トークライブのゲスト、松藤量平さんのライブ。流石です。
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ついでに僕もライブ。これあれね、お客さんが誰もいないんじゃなくて後ろにみんな立っているだけだからね。
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そしてこれが最近のミッション。めちゃ大変。
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お店もいい感じなので遊びに来て欲しい。
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イケテル大人の男が読む雑誌、safari。
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その中に僕の大好きなパタゴニアの映画が特集されていて、
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レッチリが特集されている後に、
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これ!すごいぞ新君!
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名前負けしないように懸命に自分磨きしないとまずいな、と思う今日この頃です。

必死に生み出した本なので、大切に大きく育てたいなと思います。

買ってくれたみなさん、本当にありがとうございます。

愛を込めて、歌います。

「正しい声のなる方へ」

by againstman

こんばんは。山本新一です。

7月9日(土)僕の本の出版記念イベントということで、「一生忘れられないBBQ」が開催されました。

こんな嬉しい事はないです。

業界関係者の方、サンクチュアリさんの元々のファンの方、僕の本の読者の方、友人達、総勢なんと200人の人たちが来てくれました!

はんぱねーっすね。

有り難き幸せです。

で、三日前くらいにサンクチュアリから連絡がありまして、

「山本さんイベントの当日なんですがお願いが2つあります。1つはうちの社長の後に挨拶をしてくださいね。もう1つは、豚の丸焼きをお仲間の方々と交互に焼いてくださいね。」

と言われました。

いつもマイクは握りたくなるんですが、毎回毎回ものすっご緊張するんですよ。このブログでも何度も書いてますが、自分めちゃくちゃ緊張しーなんですよ。キーボード打ちながら粋がってる分には楽しいんですが、マイクもって大勢の前で話すのってホント苦手なんすよ。

けど、

めちゃくちゃ好きなんですよ。

自分の中で無駄にハードルを上げるからだと思うんですが。


で、また例のごとく、ラップか、歌か、はたまた物真似か?

相当頭を悩ませました。

9日の日は結局慣れ親しんでいる「挨拶前のラップ」に落ち着かせた訳ですが、はっきり言ってね、

相当滑ったと思います。

滑ったよね!?滑ってたよねオレ!?

全くノってこなかったですね、みんな。

まーけどよくよく考えてみればそりゃそーなんですよ。

そー言えば僕が作ったこの本「働くきみをアゲる18の冒険」のキャッチコピーは、
「トップセールスマンだった著者が実践してきた常勝の秘訣」
ですよ。

それなのに、

誰も彼もお金が悩みの種のお陰溜めても取られるだけ!
だから人間やめってバカな真似!そう簡単死ねない血と肉と骨!

と僕の愛している、アンチビジネス的な「400」をお借りしたんですよ。


完っ全にシラケました。120%ひかれました。いや、ひかれた、というよりかは、意味が分からない少年、みたいになっていたと思います。

挨拶終わった直後は、

貝になりたい

と人生204回目くらいに思いました。

しかも貝になっているその間にさらに追い打ちが来て、

「すみません、壊れるんでマイク叩かないでもらっていいですか?」

とスタッフの方からお叱りを受けました。

貝殻から赤面した顔を少しだけだし、

「すみませんでした。」ペコリ

と謝りましたよ。

完全に失敗ですね。


けどね、今思うとまーいっかな、と開き直っている感じです。
逆に、思い出すと恥ずかしくてちょっと笑けてきます。ププッ!

来て頂いた方、またくそ暑い中手拍子を付き合ってくれた方々、本当にありがとうございました。



挨拶はさておき、BBQはめちゃくちゃ楽しかったです。
生憎僕は「著者」という肩書きで行っていたので、
終止敬語で「うわーホントですかぁ!!いやぁ、ありがとうございますぅ!嬉しいですぅ!」
なんつっていい人ぶってましたので、

わいかーなちゃんねーに声をかける事は出来ませんでしたが、それでも本当に楽しい一日でした。

実際逢った事のない人が

「本楽しませてもらいましたー!」

なんて言ってくれるのって、ほんっと嬉しい、の一言しか出てきません。
本当に感謝です。どうも、ありがとうございます。


次は、7月24日にトークライブがサンクチュアリ出版のイベントブースにて行われます。

チケットも結構売れてくれているみたいで嬉しい限りです。

是非、遊びに来てください。

ゲストに松藤量平さんも来てくれます。

もしかするとDJ yokuも参戦してくれるかもしれません。

お店の作り方やお店の中でのドラマ、本の売り込み方や本の作り方、そんな話はもちろん、遊びや仕事に関しての考えだったり人生観だったり。

僕が出来るお話を全てさせていただきますので、良ければ是非いらしてください。

それでは、またライブで会いましょう!



ダンスの相棒USKが展開した茨城古賀のファミリーブック二和店さん これはすごい!
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TSUTAYA上野店さん これもすごい!
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恥ずかしながら、250冊もサインしましたよ。
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18の冒険ブログ。これ成功すれば確実に日本一ロマンチックなサイトになります。
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最愛のMy shop prove LiFE Shop の工事前
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さらに最愛はMy girl you 水着を買いに行っている。
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こんにちは。
山本新一です。

最近とても嬉しいです。

友人からは、
「本買ったよー!」
という嬉しい報告が来ます。

お店では、
「俺山遊びまで読み進めたよー。」
「私スカイダイビングのとこ凄く好きでしたー!」
なんていう嬉しい会話がされています。

知らない所でも、
「この本のプロモーションビデオを見るとワクワクする!」
「ブログがおもろい。」
とかそんな嬉しい言葉をネット上で目にするようになりました。

なんっつー幸せな事でしょう!
What a wonderful worldですよ!

店は自分の据え置きタイプの作品ですが、
本は自分の飛び道具タイプの作品です。

もっともっと多くの人の手に届けばいいなと願いながら、次の作戦の準備を進めています。一歩一歩どころか半歩半歩ですが、ダサくならんよーに必死にかっこつけて生きていきたいなーと思います。

そういえばこないだ、僕の本を大きく展開してくれているヴィレッジヴァンガードさんに挨拶に行ったんすよ。「俺の本お客さんにもっともっと宣伝してください!」ってお願いしに。で、そのまんま行くのもつまらんなーと思ったので、敢えて水着で行ってみました。他の書店さんだったら、
「お前なめてんの?」
みたいな感じで即売り場から倉庫へ戻されると思うのですが、ヴレッジヴァンガードさんなら
「流石ですね~!やっぱ山本さんくらい夏好きになるとあれですか?その辺のデブとかも流れるプールでひっくり返ってるイルカに見えちゃったりするんすかっ!?」(ちっちゃい『ィ』のフォントだけを大きくしたらどうなるのかをやってみた)
みたいなノリで反応してくれるかなーと思ったんですが、

「こんにちはー!働くきみをアゲる18の冒険の著者の山本です。うわわわ!こんなに大きく展開して頂いて!どうもありがとうございますー!因みに今日、ついつい水着で来ちゃいましたっ!やっぱ車から海パーン、ヴィレヴァンへ海パーン♪っすよね~。」

「あ、そうですか。ご苦労様ですー。」

と速攻流されました。

やっぱり営業ってお互いの温度ですね。
温度差が激しいと上手くいくもんも上手くいかないです。

レッドブルの取締役がテンションいつでもブルッてるとは限らないです。

「遊べる本屋」だからと言って、ふざけて行くのは危険ですね!

1つ経験値上げました。

同じ経験をした二人がいても、そこから何を学ぶかは全然違うんですよね。
同じ本を読んでも、同じ音楽を聴いても、同じ景色を見ても。

1つ1つ丁寧に、ゆっくりと物事を観察していければいいなーと思います。
そんな気分にぴったりの「What a wonderful world」です。

この曲は僕の結婚式で友人「善賊和也」が歌ってくれた曲でもあります。
僕は人一倍努力をして、出版まで漕ぎつけたと自分で勝手に嬉しく思っていますが、努力をする事が幸せな事かと言われれば、それは必ずしも合致しないと思うので、その辺は一人一人の認識に注意が必要ですね。
そんな事を考えさせてくれる名曲です。

自分の理想像に向かってがむしゃらに走るのも幸せな事ではありますが、
ゆっくりゆっくり、深く深く、物事を考える事程幸せな時間もまたないと思います。



あ、それから告知です。
来る7月9日に湘南で100人規模でバーベキューします!
詳細

豚の丸焼き、巨大流しそうめん、ビール掛け、水風船でガチ戦争などなど、水着ギャルと共にアバンチュールな時が過ごせると思われますので、是非是非皆さん来てください。もちろん子供連れとか「水着着たくない」とか普通にバーベキューを楽しみたいとか、そんな方々も沢山来るので安心して参加してくださいね。
もう7割くらいチケットが売れてしまっているので、購入希望の方はサンクチュアリ出版のホームページか僕に言ってくれればチケット手配します。

また予定では、DJを呼んで
僕の率いるダンスチーム VS 僕のダンスの相方率いるダンスチーム
のダンスバトルをやろうかと目論んでいます。
今まで避け続けてきた「相方とのバトル」です。
これはまだ本決まりではありませんが。

もう1つ。
7月24日にサンクチュアリ出版のイベントブースにてトークライブ&生演奏を行います。
ゲストに松藤量平氏をお迎えしての贅沢な時間となります。
こちらは50人限定のイベントですので、お早めにチケットをご購入ください。(まだホームページ上だと準備中だけどね!)

色々と、よろしくお願いします。

最近すこぶる暑いですな!
夏休みはもうすぐそこや。


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ご無沙汰です。
山本新一です。

「近頃じゃ全てが単純で、時間に飲み込まれそうになる」

なんていう歌詞の名曲があったようなないような。


近頃じゃ全てが複雑で、時間に飲み込まれてます。
色々と環境が変わり、慣れるまではアップアップ状態ですね!
早く毎日を効率よくさせていかなくちゃいけないなーと、日々頭を悩ませています。


いよいよ明日、23歳の頃から夢に描いていた「出版」が実現します。
いやー長かった!とにかく長かった!昔から短距離よりも長距離派の人間なのですが、想像以上の長さでぶっちゃけ途中で何度も諦める所でした。

けれどやっぱり本気で狙ったもんはいつか実現するんだなと、自分自身に再確認させる事が出来たので、その長さもまたいい経験ですね。

「自分が想像出来る範囲の事は実現は可能」

みたいな言葉がありますが、まさにその通りだと思います。
男が手術して女になれる時代ですからね、基本何でもありですよ。

自分の描く幸福のカタチへ、誰もが、走りながら歩きながら休憩しながら、目指していけるといいですね。


2011年6月20日、いよいよ全国発売なのですが、発売前に、どうして僕がこの本『働くきみをアゲる18の冒険』を発売するに至ったのか、初心に返ってみる事にしました。
僕が、「いつか絶対に本を出そう!」と決意したその日の夜のブログです。


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2008年6月24日

「一番最後にあなたにお願いがあります。
社会人に夏休みを創るために、是非、力を貸して下さい。」



2008年4月、cafe&bar prove LiFEはある一つの大きな決断をしました。
それは、
『8月はお店を一ヶ月間休みにする』
というものです。


2月8月は全体的に見て経済は冷ややかになるので、売り上げがあまり見込めないからという理由ではありません。20代~30代の年齢層に人気のあるお店なので、学生が夏休み、社会人がお盆休みで開放感を得られるこの時期は非常に売り上げが良いのです。


ではなぜ8月一ヶ月もの休みを作ったのか?


それは、『社会人にも夏休みのある社会を作りたいから』 です。
たった5日間程度のお盆休みではなく、一ヶ月に及ぶ休みを日本の文化として作るためです。

僕たちは小学校に入学した頃から、一ヶ月以上の夏休みがありました。
先生たちには
『学校では経験できないような事を夏休みにして、自分の世界を広めてきましょう』
といわれ続けてきました。
夏休みが近づくにつれ、今年の夏休みは何をしてやろうかと、これから始まる大連休に大きな期待を膨らませていました。

しかし、大学を卒業し社会に入った瞬間に、僕等の夏休みは突如としてたかが5日間のお盆休みへと変わってしまいます。
たった5日間の夏休みでいったい僕らは何を期待できるのでしょうか?
学校では経験できないことを夏休みにするからこそ、人として幅が広がり、急激なスピードで成長していきます。

社会人になったとしても同様に、会社で経験できないことを夏休みを使って経験するからこそ、今までとは違ったものの見方を知り新しい企画が生まれたり、滞っている事の解決策が見つかったりするわけです。

自分なりに新鮮な経験をするために、5日間でそのような経験をすればいい。と思うかも知れません。
しかし、毎日残業残業で普段寝不足なせいで連休は一日くらいはしっかりと寝たい、二日間は故郷に戻ろうか、仕事前日は準備が必要だ。
そんなことを考えると、残された1日でいったい何が出来るでしょうか?せいぜい学生時代の友達と近場に遊びに行くぐらいになってしまいます。
これは甘えとも思えるかも知れませんが、そのように考える社会人が多くいるはずです。
社会人になったとしても、僕らは生きている限り一生新鮮な経験をしていかなければいけません。
それが人間としての成長であると僕は考えます。


一ヶ月間の休みがあるからこそ、人は休みを有意義に過ごせる、新しい何かに挑戦することが出来る、普段とは違った経験をすることで感性が豊かになり、物事の考え方も変わり、新しいものが生まれるのです。
欧州ではすでにその文化が植えつけられ、ドイツでは残業は罪になり、スウェーデンではサラリーマンに二ヶ月以上ものバカンスが与えられます。

決まった時間に与えられた仕事を確実にこなすだけではなく、自由な時間をどのように使うかを自分の頭で考え、実行する。これはある意味自分の持っている時間という資産をどのように運用するかという問題です。

自分の持っている時間は、果たして後どのくらい残されているのでしょうか。
始まりも終わりも分らないのが生の美しい所以ですが、
確かにいえる事は、

僕たちの
今日一日を生きる
という行為は、
今日も寿命を縮める
ということに他なりません。

人はogyaーと生まれたその瞬間からすでに、寿命を縮める行為が始まってる訳です。
休みの日にそんな事を考えていると、来年からではなく、明日からでもなく、今から何かを始めなくちゃ!
なんて衝動に僕は毎週かられます。
そしてこの
社会人にも夏休みがある、そんな日本文化を創る
という企画が生まれました。
日本に新しい文化を植えつけるなんて、僕はあまりに無力だし、自分のお店を休みにしたところで、社会にとっては牛の尻尾にハエが止まった以上にどうでもいいこと、の百万倍くらいどうでもいいかもしれません。
でも僕は今年からお店を夏休みにします。
九月の給料が減ったとしても、意地でも休みにします。

僕を始め社会人の友人達に聞くと「そんな文化があったら最高だよ」と口を揃えて言ってくれます。
みんな夏休みがまたやってくるのを心のどこかで待っているのです。
しかし現実問題そんなことはできるはずがない、と夏休みを諦めてしまいます。

つまり

皆が求めているにもかかわらず、まず実現しない、虚無の文化
ではあるが
皆が求めているのだから、いずれ実現する、未来の文化
だと僕は考えています。

全ての企業が夏休みを設け、経済全体をストップさせたいというものでは決してありません。
一般企業が完全週休二日制をとるにつれて、サービス業は土日にビジネスチャンスが生まれます。
それは今の社会ではごくごく普通なものです。
僕の言う夏休みがある最高の文化とは、
端的に言えば、
「夏休みにビジネスチャンスを見い出し忙しくなる企業も普通にあるが、夏休みを一ヶ月間設けている企業も普通にある」
状態だと思っています。
今まで休みもろくになく、働く事を生きがいとするわけでもなく、不自由さも感じずに不自由に毎日を過ごしている人に

今日からお前一ヶ月自由だよ
と言えば、おそらく困惑するでしょう。
何をすればいいんだろう、と。

お金を稼ぐ、仕事、以外での自由な時間の使い方がこれほど下手なのは間違いなく日本人だけです。
海外では、自分の時間だからこそ大切に有意義に過ごします。
だから日本みたいに自ら命を絶つなんてありえないのです。
このままいけば日本の未来は真っ暗闇です。
そのためにも、ぼくは皆さんの力をお借りしたい。
いや、上記に長々と書いた事ももちろん本音ですが、単純に、僕は夏休みが欲しいのです。
というか、夏休み、欲しくありませんか?
絶対に欲しいと思います。

だから僕はまずこうして、八月休みにしよーよー、とみなさんにネット上で発信していきます。
そして2009年3月には本として、八月休みにしよーよー、と世に送り出すつもりです。
そのためには出版社の方に、この本は売れる、という根拠を作らなければ出版をしてもらうのは不可能です。
そのために僕はあなたに二つのお願いをします。

一つは、
本、絶対買うよ。
とここにコメントをください。夏休みが欲しい、一万人の力が必要です。
僕はみなさんから頂いた魂の詰まったコメントを最大の武器として、出版社に売り込みに行きます。


晴れて出版することが出来たら、これまた是非買ってください。

そしてもう一つは、
上司の方や友人の方に
「うちの会社夏休み創ってくださいよ!!」
「社会人にもさー、夏休みあったらよくね?」
なんて、喋り捲って下さい。
あなたの口は、僕のこのページ、本の何百倍もの効果が間違いなくあるからです。


これが僕からのお願いです。
そうすれば、あなたの夢、僕の夢である夏休みのある社会人ライフが、もしかしたら五年後くらいには始まるかもしれません。

やばくないですか?
それ、やばくないですか?

そんな事を考えると、今日も寝不足です。
明日もまた、会社です。


ちなみに僕の今年の夏休みは何をするかというと、
欧州に行き、
「ねーねー、夏休みってどう思ってんの?」
と、聞きまくってくる!

・・・かも。

そんな想像が出来るだけで、最早夏休みの存在意義は大きいですね。



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稚拙ですな!けれど、この思いと原稿作文をぶら下げて、出版社をまわりまくり、決まった出版社がサンクチュアリ出版でした。

「日本に夏休みを作ろうぜ!」

という原稿をガツンと書きたかったのですが、

「山本君。いいかい?日本に夏休みを作ろうぜ!と言った所で、それはまだ日本には受け入れられないよ。夏休みがあったら間違いなく日本人はみな困惑するからね。だからまずは、夏休みに上手く遊ぶ方法とか、ゴールデンウィークを上手く使う方法とか、もっと言えば週末をもっときちんと遊ぶ方法とか、そういった事が大切なんだよ。夏休みはまだ先だ。休日という概念の問題を根底から変えてかないと。そこが夏休みへの第一歩じゃないかな。」

編集の方にそんなアドバイスを頂いたのがきっかけで、
「weekend adventure guide」
を作るに至りました。


長い年月をかけて物作りをする

それはそれは勉強になった時間でしたね。

自分には絶対に出てこない発想や、自分には到底及ばない筋道の立て方、論理的な思考や心理学。多くの人に話を聞いて、自分がいかにショッパイかも認識して、自分がいかに負けてねーか、も認識して、最高の時間でした。

出来上がった感動は果てしないです。
まるで自分の子供のようです。

これからは、生み終えたその子供をどう世話するか。
そして2子目をどうするか。
ぼんや~りと考えています。


「夏休みを作りたい」

この想い一心で始まったこのプロジェクト、いよいよ明日、世に出回ります!

処女作品、是非、よろしくお願いします!!



因みに僕自身も謎なのですが、もう既に先行販売してくれている書店があるらしです。
想像以上に大きく展開してくれています!
うれしすぎ。

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『働くきみをアゲる18の冒険』




協力頂いたサンクチュアリの皆さん、そして関係者の方々、本当にありがとうございます。
この場を借りて御礼を申し上げます。

山本新一
故prove LiFEでファミリーピクチャー
夢の様な写真だ。
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ゆうin フィーユ かわゆすぎる。
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うちの嫁と娘が可愛すぎるのが千葉日報にバレた。
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高校以来髪を染めてみたものの一週間で戻すというビップ。ゆーすけりゅーたごめん。
フリーターのある朝の一枚。
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けんと と しーらの結婚式。余興で踊る。
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はるかちゃんの結婚式。
これも余興で踊る。MCがゆりおか超特急!
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この俺スーパースター。
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実家の家族とねーちゃんの家族と秩父のキャンプ場へ。
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ほの。
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ぼの。
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ゆうかわゆ。
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千葉県印西市にあるサバイバルゲームのフィールド。
ここはやばい。
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かっこ良過ぎる。
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銃の性能が思いのほか素晴らしい。
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エスカレートしてきた。
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極限な顔面の痛みで親知らずを抜いた。
下の前歯がガタガタなのがレントゲンでも余裕で分かる。
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四月の終わりの一週間はすこぶる暇だったのに、最近最後の大詰めですこぶる忙しいです。
遊びと本で。

サンクチュアリで宣伝が始まったので、是非ちぇきってくださーい。
http://www.sanctuarybooks.jp/book-details/cate00005/book477.html

遊んでれば本が出版されるんすね。
ナルシストで写真撮りまくってればそれが使ってもらえるんすね。

全くふざけた話ですな!

理解しがたい世の中です。


いよいよ表紙が完成しました。
タイトルは、
「働くきみをアゲル18の冒険」
です!
編集側と何度も話し合い、これに決まりました。
cafe&bar  prove LiFE 新一のブログ-働くきみをアゲる18の冒険

内容を簡単に紹介すると、
砂漠や秘境に行かなくても、サラリーマンが普通に毎日仕事に行きながらでも冒険気分を味わえるようなアドベンチャースポットを、日本全国津々浦々紹介したもの、です。
日々の生活の中でピリリっとしたスパイスになる事間違い無しなので、僕と関わってくれた全ての方々、是非買ってくれると嬉しいです!
「貸し借り厳禁」
でお願いします!

発売は2011年6月20日です。
奇跡です。
何故ならこの日は、僕の娘の誕生日でもあるからです!
嫁が死ぬ程頑張った日でもあり、娘が頑張った日でもあり、そして次の6月20日で僕が頑張った証でもある日になります!
これは相談された訳ではなく、サンクチュアリ側が決めてくれたものですので、奇跡ですな!

これから携帯のロック番号とか銀行の暗証番号とかは全て0620にしようと思います。

また、5月15日、お台場で「旅祭」というイベントがA-worksにより行われます。
そこで僕の本も紹介してもらえるそうなので、皆さんお時間あれば是非行ってみてください。
僕もいます。何もしないけどいます。
cafe&bar  prove LiFE 新一のブログ
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あと、6月下旬、千駄ヶ谷で出版記念パーティで僕のトークライブイベントがあります!
「お前の話を聞いてなんになる?また自慢話だろ?」
なんて言わずに、お時間あれば是非足を運んでください。
緊張してまったく喋れないと思うので。
詳細はまだ決まっていません。

「発売初日に本屋さんから全て売れてしまう作戦」
を最近毎日考えているのですが、なかなかいいのが思いつきません。
なんかないすかね~。。

「え!初日でなくなっちゃったの!?」

みたいなパンチが欲しいんですよねー。
参考映像。




大地震から1ヶ月と2週間が経ちましたね。
被災地では命を失った人が多くいるし、命以外の全てを失った人がいるし、買ったばかりの家を失った人がいるし、大切な子供をなくした人がそれこそ数えきれない程いるでしょうね。

自分はと言えば、特に何も失っていません。

先週の土曜日は中目黒のこ洒落た教会で結婚式に行き、踊り狂っていたし、
昨日は白金台のアンティークなレストランで、結婚式で踊った後に、「セフレゲーム」をして遊んでたし、なんら変わらない毎日を送っています。
家のパソコンをスタンバイモードにして寝る事はやめたし、使わない電化製品の電源コードを抜いてはいるけれど、日常生活に何ら支障はありません。

けれど、心の中にどかんと大きな衝撃が起きた事は確かであり、頭の中に不安がよぎる事が多くなった事も事実です。

僕のように日常生活に於いては何ら支障はない、けれど自分の中の何かが小さな変化を遂げた、という人が多いと思います。今まで抱かなかった危機感や疑問が、腹の底から生まれたと思います。

ぶっちゃけいつ死ぬかわかんねーから好きな事やっとくべきだな
万が一の場合に備えてある程度準備をしておくべきだな
海外に住んだ方がいいかもしれない
九州や四国が穴場なんじゃないか
俺は俺が出来る事を精一杯やるぜだから今日のアポぜってー契約に結びつけるぜ。
生きてるだけで奇跡だ
家族を守るためにはどうすればいいか
日本政府はやっぱり信用ならん
海外はリアクションを始めオーバーだ
東京電力は使えない
次はエネルギー業だ
高城剛はやっぱりすげぇ

とか、とにかく今まで考えていなかった様な事をむさぼるように調べ、ある者は勉強し、ある者はデモを起こし、ある者はビジネスに結びつけ、ある者は国を愛し、ある者は自然に目を向け、ある者は目の前の仕事に丁寧になり、子供に対して優しくなっている。


夜でも街はうっとうしいほどの人。
イケメンやブサイクやデブやチビやブスやノッポや痩せや美人や誰一人同じひとはいず、色々な人が行き交います。それぞれがそれぞれの考えを持っているのだなと思いながら歩くと、1つの国を統一するという事はとても大変な事だなーなんて思ったりもします。
ただ、1つ共通して言える事は、
「日本は今後どうなっちゃうの?」
ってことだけはみんなが持っている不安要素だ、と言う事です。

自分の身の安全だけは誰もが守りたいと思っているし、
家族がいる人は、自分の家族の安全だけはなんとか保証しないとと思っている。

そこで、僕は1つ疑問を抱くようになりました。

例えば放射線の汚染がこれ以上進み、もう日本には住めなくなるとする。
いや、住めなくなる、と言い切るよりか、住めなくなりそうだ、と政府が発表した場合、自分はどうするだろうか。
「国民の皆さん。今日は悲しい報告をしなければなりません。昨夜原子力発電所が4基とも全て爆発しました。放射線の飛散はどこまで飛ぶか今の所予測はできません。もしかすると近い未来、この国には住めなくなる恐れがあります。今はまだ、問題はないとは思いますが。。。」
とかそんな風な報告があった場合、自分はどうするだろうか。

例えばこれが仮に自分が一人であって、自分の嫁や子供が居なかったとしたら、すぐに海外に移住します。行ってから、適当に住む場所を探すし、食いぶちを探します。日本が住めそうになったらまた戻ります。

けれどこれが家族をもっているとか、そういった場合だと、判断スピードが格段に鈍ると思います。

「そうはいっても嫁はどんな判断をするんだろうか、子供の小学校の先生は何ていうのかな?」

とか、人を巻き込んでいる事によって一人よりも格段に判断スピードが鈍るはずです。
それは言い訳ではなく、現実として、自分がアクションを起こすその前に配慮をしなきゃいけないものの数が多いから、に過ぎないと思います。

そこで大事になってくるのが、信頼と実績。

「ワイフよ、今日本はやべーんだ。だからイギリスに行こうと思ってる。付いて来てくれ。」
「何を言っているの?日本は大丈夫よ。そんなに焦らなくても問題ないわ。」
「いや聞いてくれ。あのね、」
とかそんな説得をゆっくり毎晩していたら、移住するまでに一年はかかる。

「あなたが言うんなら行くわ。訳は後で聞くね。」

と、そこまで自分の伴侶を信頼している嫁は果たしてどれくらいいるのだろうか。

震災があり、結婚式が続いたので、そんな疑問を抱くようになりました。
夫はただただ家族を守るためだけを判断材料にし、嫁はその判断に何の疑いも持たない。

自分の伴侶を心底信頼している夫婦はいったいどれくらいいるんだろうか。

むしろ、それが夫婦なんじゃないか。
そんな夫婦になりたいと、最近強く思うのです。

cafe&bar  prove LiFE 新一のブログcafe&bar  prove LiFE 新一のブログ

ただ、嫁の貯金額と戦闘力の方がべらぼうに高いってゆーね!


ここ四日ほど、とてものんびりとした生活をしています。

4月20日の最終会議を終えて、「夏休み本」が僕の手から離れ、編集部にて編集作業が進められています。5月1日から始まる校正やら最終チェックやらでまた忙しくなりそうなのですが、最後の最後を待っている感じです。どれだけ直されて返ってくるのか、楽しみでもあり怖くもあります。

と言う訳で今は特に仕事もせず、お店もないので、やるべき事が何もない状態です。

のんびりと昼頃起きて、パソコンもってカフェに行き、近場でお酒を飲んで帰る。そんな日々です。心がとても穏やかです。

で、久々の空いた時間なので、東北に赴こうかと思っています。

目的は、「現実を見るため」だけです。
もちろん、目の前で荷物を重たそうに運んでいるおばあちゃんがいれば、それを手伝うくらいの事はしますが、ボランティアをしに行くという重たい気持ちを背負って行くのではなく、自分の国でいったい何が起きているのかを見に行くためだけに赴こうと思っています。

先日仲間の美容師が岩手にボランティアで散髪をしに行ったそうです。彼らが口を揃えて言う事は、この現実を知って欲しい、修学旅行がてらにでも見に来て欲しい、だそうです。

ボランティアに行った方がいい、軽率に行くな、などと色々な意見が飛び交いますが、どちらも理解出来る見解であると思います。ですがそれ以前の問題で、「自分が見ておきたい」という理由を優先する事にします。見る事で自分の何かを変えようと思っているだけです。


ところで、ボランティアや募金に対して、みなさん色んな考えを持っていると思います。
「なんか偽善者ぶってね?」
とか
「会社や人名の広告行為だ」
とか
「あいつもっと募金しろ」
とかとか、自由、勝手に色んな事を考えてしまいますよね。

けど、これ昔っから思っているのですが、
ボランティアや募金ほど、それをする側の気持ちがどうでもいい事は他にない
と僕は思うのです。

パチンコで当たったから2000円募金した
とか
会社の宣伝になるから1億円募金した
とか
財布にしまうのめんどくさかったから2円募金した
とか
酔っぱらった勢いで1万円募金した
とか
そんな事は受け取る側にしたらまじでどうでもいいと思います。
する側の気持ちがまじでどうでもいいにも関わらず、結果としてされる側を極限に助ける事が出来るのがボランティアであり、募金であると思います。

広告だろうが、その一億円は結果としてめっちゃくちゃ助かる。
イメージアップだろうが、その人がそこで作ったカレーは結果としてめっちゃくちゃ助かる。
自慢するために募金しただけなのに、その2万円は結果としてめちゃくちゃ助かる。

する側の気持ちはどうでもいい。
される側の現実としての恵みだけが大事。

それなのに、する側の人の心の中を無駄に深く読もうとし、そこに対して色々なマイナスな意見が飛び交っているのは、とてもアホらしい。愚の骨頂。

ここに、こだわりや美学を持ってくる必要は一切ないはず。

ノリで募金をすればいいと思うし、罰ゲームで募金をすればいいと思うし、かっこつけで募金をするべきだ。
「そんな気持ちで募金されたって被災地の人は嬉しくないだろうが!!」
とか、そういうのがとてもナンセンス。
大分時間が経ってしまいましたが、改めて、閉店のご挨拶です。

何度も何度もブログを書いていたのですが、なかなか気持ちがまとまらず、結局毎回アップすることなく、気づけば2週間も時間が空いてしまいました。すみません。

みなさんお変わりありませんか??
いや、ありますよね。

今日本全体に、とても大きな心配事がありますね。
僕も、その心配事に頭を悩ませている一人です。

ここでは敢えて触れませんが、とにかく、これ以上の災いが降ってこない事を願うばかりです。
色々な情報が自分の中に流れ込み、1つ1つの判断がとても難しくなっている現状ではありますが、みなさんの大切な人を守る事だけに行動の理由を絞り、慎重且つ大胆に、日々生活なさってください。僕もそうします。


ここからは一日本国民としてではなく、元プルーブライフのオーナーとして書かせて頂きます。


閉店パーティーの前日は30名程の方、閉店パーティは60名程の方、そして営業最終日には30名程の方が、お店に足を運んでくれました。
3日で120人すよ。4年間という短い間でしたが、本当に多くの方に支えられていたんだと、改めて感慨深くなりました。ご来店して頂いた皆様、本当にありがとうございました。

最後の3日間はもちろんですが、この4年間は僕にとって本当に、思い出に残る日々だったなと、夢の様な日々だったなと、つくづく思います。
昨日携帯電話に入っている写真を何気なくカチカチと見ていたのですが、お店の写真を見た時、すごく懐かしい気持ちになりました。
あの時当たり前にあったあの空間は、今はもうないし、
あの時当たり前に会えたみなさんに会うためには、今はわざわざ連絡をとらなくちゃいけないし、
あの時当たり前に持っていたprove LiFEというお店の鍵は、今僕の左ポケットのキーホルダーは付いていない。

自分の中の当たり前が、どれだけ素晴らしく、貴重で、大切だったか
お店が閉店した事で、改めて気づかされました。

もちろん、お店に立つ事がとんでもなく辛い時期もありました。
自己判断ですが、4年間、体力的にも精神的にも、なかなかしんどい思いをしたと思います。
「どうしてお店をやっているのか」と何度も自分に尋ねてしまう日々もありました。
その度に、いつも行き着く答えは、
「空間を黙々と、ただただ維持する事に意味がある」
というものでした。

閉店パーティの際、頂いたメッセージの中に同じ事を言ってくれた方がいましたが、
何かを表現するために、僕は別に歌を歌える訳でもなく(歌えますけど)、踊れる訳でもなく(踊れますけど)、何か特別な事が出来る訳でもない(出来ると信じていますが)。そんな自分に今出来る表現方法は、ここを守る事だなといつも思っていました。
空間を守っているだけで、それだけでそこに人が集まります。人が集まれば、イベントも、恋も、新しい世界も、刺激も、色んなものが生まれます。
甘っちょろい考えですが、思想があれば人は集まってくると思うし、酒場のウリは僕は「人」であると思っているので、何か特別な商品がなくてもいいと思っています。なのでメニューに力を入れる事なく、お酒を増やす事もせず、リクエストに応える事もなく、お客様の中には「なんでやねん」と思われた方がいらっしゃるとも思います。
ですが、多くのお客様はそんなprove LiFEに共感して頂き、深い愛を注いでくれました。
そんなスタンスにご理解して下さった方々、お力添えを頂き、心から感謝しています。
毎晩毎晩、ありがとうございました。

閉店した今でも、そのスタンスを変えずにやってきて本当に良かったと、心から思っています。


3月29日から3日間、お店の閉店作業に入りました。

壁にかかっているポスターを剥がし、本棚を片付けて、4年間あの場所からお店を見守り続けていたボブの肖像画を取りました。1つ1つにエピソードがあります故、懐かしくもなり寂しくもなる作業でした。

そのスタンスを変えずにやってきて本当に良かったと、心から思っているその理由は、この3日間にあります。
スタッフで閉店作業をしている間、ちら、ほら、と、今までお店に来てくれていた方々が掃除の手伝いをしに来てくれました。来てくれた人が人を呼び、その人がまた人を呼び、毎晩賑やかに掃除をする事が出来ました。
特に3月31日の最後の日の事です。
20人程の人が集まり、みんなで壁や窓を磨き、トイレを磨き、備品を外に出して床のぞうきんがけまでしてくれました。
お客さんがそこまで手伝ってくれるお店は、他にないと思います。
商品がなくても、人に会うためにこの空間に足を運んでくれる。その事が僕にとっては本当に嬉しい限りでした。
まるでみんなで使った教室をみんなで片付ける、卒業式前の大掃除のような光景が溜まらなく素敵でした。
理想通りのお店を作れていたんだと、それを応援してくれたお客さんに心からありがとうと呟きながら、僕は僕を褒めてやりました。

愛が溢れた、とにかく素晴らしい景色でした。
僕にとっては最高のプレゼントであり、これからの勇気にも繋がりました。
あの光景を、僕は一生忘れません。
ありがとうございました。


最後になりますが、どうしてお店を辞めたのかを少々。
時間的都合、金銭的都合、約束の期限、理由は多くありますが、その1つとして、破壊と再生の大切さを身を以て知るため、という事だけ書かせて頂きます。
「空間を維持する事」とは矛盾しますが、作ったものを壊す事は、さらに良いものを作るための絶対条件である、とも思っています。愛をもって空間を作り、愛をもって空間を維持し、愛をもって空間を壊す。
そんな流れが、僕の成長に繋がると思っていますし、それが僕の中のアートです。
今回のcafe&bar prove LiFEというお店で、自分なりに土台は見えました。
次はもっともっと愛で溢れるお店を作りたい。もっと商品が少なくて、それでも人が集まってくるような、そんな空間を作りたいなと思っています。その空間の中では、怒る事はなく笑顔が溢れ、ビジネスの臭いがせず夢の香りが漂い、自然に愛が生まれる様な空間でありたいと思っています。

まだまだ先が長い人生です。今後また僕がお店をやる事があれば、是非、

ご祝儀持参の上

遊びに来て頂ければ嬉しいです。

みなさんの心に、いつまでもprove LiFEがお邪魔している事を願いながら、一生生きていきます。
長い様な短い様な4年間、本当にどうもありがとうございました。

みなさまの毎日が、ロマンチックな時間が流れる事を、願っています。


$cafe&bar  prove LiFE 新一のブログ
cafe&bar prove LiFE 代表 山本新一




そしてここからは、元プルーブライフオーナーではなく、「週末冒険家」山本新一として、告知させて下さい。
「週末冒険家?」
そう!2週間程前、週末冒険家になりました!

まだ日にちは確定していないのですが、2011年6月中旬、サンクチュアリ出版より、僕の本が出版されます。
発売決定当初、初版発行部数10000部の予定でしたが、運良く12000部~15000部まで引き上げてもらう事に成功しました。恐らく、全国3000店舗以上の本屋に並ぶはずです。
2007年3月にオープンし、2011年3月までの4年間、お店を皆様に見守ってもらっていましたが、こちらの本のプロジェクトも、水面下で約4年間の歳月をかけていました。
奇しくも、3月31日、お店の鍵を引き渡すその最後の日に、出版社で契約を済ませてきました。
prove LiFEを8月夏休みにしていたからこそ出版が決まった本ですので、僕にとってはお店の生まれ変わり第一号作品です。
夢のカタチは一歩一歩だなと、改めて思いました。
お店が無くなった近頃は、一日の半分の時間はパソコンと向き合っている毎日です。
次は是非、本屋で僕をからかってもらえると嬉しいです!

今後とも、どうぞよろしくです!

I have a dream.
from prove LiFE SIN