えー。本日は個人的な重大発表をさせて頂きたく、いつもに増して長文となりそう(笑)ですが、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

実はわたくし、オープン一周年を機に、10月いっぱいでDelphiを卒業させて頂く運びとなりましたこと、ご報告させて頂きます。

残す所、2回のシフトとなってしまいましたが、今まで足を運んで下さった皆様も、まだ実物を見物(笑)しそびれていらっしゃっている方も、10月中の水曜日には、「占いの店デルフィー」にてお待ち申し上げておりますので、ぜひお越しくださいませ~☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

先日、友人からメールが入りました。土星に新しい「輪」が発見された、というのです。
急いでネットで調べてみたら、こんなニュースがありました!!

===============================================

$wakaleido-scope by hippy "m" 若夏

「土星から600万キロ離れた新たな「輪」を発見、NASA」
 2009.10.07 Web posted at: 21:09 JST Updated - CNN

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)の研究者が6日、土星から約600万キロ離れた場所から外側に広がる新たな「輪」を発見したと発表した。詳細は7日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。

新たに見つかった「輪」は、土星から600万キロから1200万キロと広大な範囲に微小な氷などの粒子が浮遊したもので、可視光線を反射しないことから見ることはできない。

しかし、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が、これらの粒子が広がる部分の温度と周囲の温度差をとらえた。輪の部分は、絶対温度80K(摂氏マイナス193.15度)だった。

土星の主要な衛星のうち、最も遠くを回る「フェーベ」はこの輪の内側にある。科学者らは、「フェーベ」がすい星と衝突した際に生じた細かな粒子が、新たな輪を構成しているとも見ている。

また、1671年に天文学者カッシーニが発見した別の衛星「イアペトゥス」の表面は、非常に明るい部分と暗い部分に分かれているが、この黒い部分は新たに見つかった輪の粒子が衝突して生じたのではないかと推測している。

===============================================

なんだか巨大だなぁ、土星。いやぁ、逆にもうデカ過ぎてよく分かんないんだけども(笑)

土星のニュースでは過去にあった「土星の北極上空にある六角形の渦状構造」というのが非常に印象的で、このニュースをネットで見つけた時に、あぁ、土星は人間界ではとかく厳しい側面ばかりにフォーカスが行きがちだけれど、この六角形(六芒星!)の意味するところは「ハーモニー=調和」なんだよなぁ、と、心底感嘆した覚えがあります。

wakaleido-scope by hippy "m" 若夏

ところで、今回のニュースで「フェーベ」という単語が出てきたことに驚きました。
「フェーベ」は英語で表記すると「Phoebe(フィービ)」となります。実はわたし、ネット上でこの「Phoebe」という名前を、個人的なハンドルネームとしてよく使っているんです(笑)

それでさらにネットサーフィンを続けてみたら、色々なことが繋がったのです。
フェーベはギリシャ神話に出てくるポイベーという女神様のことなのですが、Wikipedeiaで調べてみたら、なんと、こんなことが書かれていました。

「一説によると、ポイベーはデルポイの神託所の創始者で、後にここを孫のアポローンに譲ったともいう。」

もうお気づきかもしれませんが、この「デルポイの神託所」こそ、今わたしが毎週水曜日に勤務している「Delphi」の語源となっている場所そのものなんです!!!わたしとDelphiに、そんなご縁があったなんて~。デルフィがオープンして約1年経過してから知りました(笑)

ところで、わたしの中で土星って「卒業」のイメージがあります。
例えば最近徐々に一般的にも浸透しつつある(!?)サターンリターン(土星回帰)という現象。

土星は約2年半かけてひとつの星座を移動するのですが、2.5×12=30ということで、おおよそ28才~30才頃にかけて、わたし達が生まれた時に土星が滞在していた星座に、現在進行形の土星が戻ってくることになります。

占星術ではこの頃、一般的に「生まれてからここまでの30年間の間にやり残してきた課題や、先送りにしてきた問題」に直面する時期を迎えるとされているのですが、この時期を通過儀礼として、真の大人として独り立ちができるようになるとも言われています。

つまり、サターンリターンは子供から大人への通過儀礼。子供時代を卒業して、真の大人になるための儀式の時期なのですね!!

現在土星はおとめ座に滞在中。
わたしのネイタルチャートでは、おとめ座に冥王星、木星、ドラゴンテイル、天王星を持っていてオーバーロードしていて、特にドラゴンテイルが入っている辺り、おとめ座は個人的には過敏なまでに反応するポイントのひとつ。

年を取ることが素敵なことのひとつとして、これは占星術師ならではの醍醐味でもあるのですが、年を重ねれば、それだけ自分の過去に戻って検証できる事例が増えるということ(笑)先ほども書きましたが、土星は約30年かけてぐるっと12星座を回ってくるので、今年40才になったわたしの場合、今から30年時計を戻すと10才の頃となります。

手元にある占星天文暦を調べてみると、1977/12~1980/9にかけて、土星がおとめ座を運行していたことが分かります。その頃のわたしといえば、1979年に父の仕事の関係でヨルダンに移住して、再び日本に帰国したのが1981年。

すごーく大ざっぱにひと言で表わすと、イギリスで生まれて4才まで彼の地で過ごしたわたしが、日本に来てすっかり忘れてしまった英語を、再び取り戻したのがヨルダンにいた時期に起こった最も大きな出来事。つまりわたしにとってのルーツを取り戻すための季節だったのかもしれません。

再び時計を現在に戻して、わたしがご縁に恵まれてDelphiに繋がったのは去年の10月頃。2007年の9月からおとめ座に入宮していた土星が、おとめ座の15度くらいにまで進行していた頃です。あれから丁度1年が経ったんですねー!!

30年前になぞって、この1年でDelphiで「取り戻したわたしにとってのルーツ」って何だったんだろう?と考えてみたら、ありました!!ずばり、占い師としての占星術。実は30年前、ヨルダン在住当時に、自分が「ふたご座」生まれだということを母に教えてもらったのが、わたしと占星術の出逢いだったんです♪♪

本格的に占星術を身につけたのは、Delphiの母体である我が母校アカデメイア・カレッジだったのですが、占星術を学ぶ過程中~カレッジを卒業した後にも、度々「ひょっとしてわたし、過去にも占星術を学んだことがあったのかもしれない」という思いに囚われた場面がありました。自分で取り戻した過去生の記憶で人間時代の最も古いものも、シャーマンでしたし(笑)

特にわたしの場合は今の土星のトランジットに個人的にドラゴンテイルが絡んでいたこともあり、「占い師として『占いの店・Delphi』に携わる」ということが、大きなテーマとなっていたのでしょうね。事実、この1年間、改めて「占い師」としての自分の立ち位置や役割についての学びも多く、同時に色々と考えさせられた、気づきの多い日々でした。「占い師」はやはり向いていなかった。。とかね(笑)

奇しくもこの10月末で、土星がおとめ座からてんびん座に移動します。そしてわたしも、土星とともに、デルポイの神託所、「占いの店デルフィー」を卒業しようと思います。

未熟なゆえ、まだまだ力の及ばなかったこと、学び足りなかったこと、やり残してしまった課題等、思い残すことは山のよう(!!)にありますが、オープニングスタッフとして「占いの店デルフィー」に携われたこと、心より光栄に思うと同時に、誠に有り難く、感謝しております。

ご来店頂いた皆様、ご指名下さった皆様を始め、オープン当初より共に水曜日を過ごしてきた占い師仲間の皆さん、Delphiを通してご縁を頂いたその他の占い師の皆さん、受付けの方々、そして事務局の皆さん、アカデメイア・カレッジの皆さん。大変お世話になりました。ここまでのお導き、本当にありがとうございました!

なにせ太陽ふたご座、火星いて座持ち生まれ、ひと所に留まれない旅烏な性分(笑)

「おいおい、そんな中途半端で去って行くのか~?!」というお声も聞こえてきそうですが(汗)、我がままをお許し下さいませ。皆様とどこかでお会いできることを楽しみに、「星解き家」「星術師」「fortune healer」のhippy "m" 若夏として、更なる旅路を邁進してゆく所存です。

wakaleido-scope by hippy "m" 若夏

love, hippy "m" 若夏xxx