少し前の話になりますが。
忌野清志郎さんの訃報を聞いた翌日、近所の海で壮大なエンターテイメントの目撃者になりました。

「あ、清志郎さんからのメッセージだ!」直感的にそう感じました。

沢山の人にこのメッセージをシェアしたくて、5/3(日)付でmixiにupした記事を、こちらにも投稿します。

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訃報の衝撃は、一夜明けても覚めやらず。
朝起きて開口一番に、夕べ先に寝てしまっていた旦那におはようも言わずに「清志郎さん、亡くなったって。」と口走ってしまった(笑)

デイ・ドリーム・ビリーバー (covered by The Timers)


あたしが、人生で一番暴れん坊だった頃の懐かしい曲。


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昨日、近所の海に遊びに行って、家のお散歩猫のジンジャーを今度海に連れてこよう!と長女のぴよことすっかり意気投合したので、夕方、近所のペットショップに行ってお散歩用に首輪とリードを購入していた。

天気予報で今日もお天気だと聞いていたので、今朝のぴよこは休みの日にも関わらず朝から早起きでソワソワと落ち着かない。

一方であたしは、下のちび達を実家にお泊まりで遊びに行かせる仕度をしていたので、渡り廊下状の我が家のベランダを行ったり来たり。そして空を見上げたら、太陽の下に日輪ができていた。実はあたしは昨日も日輪を見ていて、それは太陽の上にできていたから、あー、なんか繋がったんだなぁ、と思いつつ。

ちび達を見送って、家に戻ったら、もうぴよこが堪えきれず、ジンジャーをリュックに背負って、旦那と3人で海にでかけることにした。ジンジャー、海デビュー!というか、歴代の我が家の猫の中で、海に出たのはジンジャーが初めて!

その時のジンジャーの様子はまた別の機会に報告するとして(笑)

海岸に向かいがてら、あたしはぴよこに清志郎さんがどんな人だったのかを説明するために、iPhoneでYou Tubeを開いて、デイドリームビリーバーを聞きいて歩いて行ったのだけれど。

お気に入りの浜辺に着いたとたん、上空にすげーものを発見したのだ。

wakaleido-scope by hippy ”m” 若夏

日輪の外側に、もう一輪の大きな虹の輪!!
マウイでダブルレインボーは何度も目撃したことあるけど、日輪のダブルっていうのは、さすがに初めてで。

すげーな、これ、絶対清志郎さんがやってる!!って確信した。

わー、すごーい、と、足下でめちゃめちゃ挙動不審になっているジンジャーのことも気には掛けながら、あたしは空の様子を何枚もカメラに納めた。ジンジャーを激写する予定で持参していたんだけどね(笑)

ジンジャーがあまりにもドキドキしているので、結局海岸には30分くらいしかいなかったんだけど、その間に外輪の虹は消え、あー、このタイミング、清志郎さんのエンターテイメントに呼ばれていたんだなぁ、と、ちょっと呆然。

帰る前にもう一度空を見上げたら、ぼんやり残っていた日輪の中を、飛行機が真っ直ぐに突っ切っていく所で、それがまるで清志郎さんの魂が「行ってくるゼ!!」と旅立っていく姿のようで、そのイカした演出がおかしくてまたまたカメラを向けて、数枚写真を撮ったら、嘘みたいに、その直後に日輪が見えなくなってしまった。

wakaleido-scope by hippy ”m” 若夏

あまりの出来事に、なんだかちょっとクラクラしながら、帰路につこうと行きに登ってきた堤防を降りようとすると、ふもとの水辺に大きなカラスアゲハが羽を休めている。確か行きに通った時にはいなかったよな??と思って聞けば、海岸に着いてから、途中でジンジャーに飲み水を買いに行ったぴよこが同じ道を通った時からその辺りをふわふわしていたという。

少なくとも20分以上はそこにいたんだ?!カラスアゲハ。。

まさか、これも清志郎さん?!と驚きながら、そろそろと堤防を降りたら、カラスアゲハもびっくりしたのか、ヒラヒラと舞っていきそうになったので、ちょっと待っててー、写真撮らせてくださいな、と呼び止めると、本当に元にいた場所に戻ってきてくれた(笑)

今度は驚かさないようにと、そっとしゃがんでカメラを取り出し撮ったのがこの写真。もう曇ってしまっていたからあまり綺麗な写りではないけれど、羽を広げると15㎝にはなりそうな立派なお方!

wakaleido-scope by hippy ”m” 若夏

そうしたら、今度も写真を撮り終えた途端に、カラスアゲハさんはひらさひらさと海の方に舞って行ってしまった。

さようなら、ありがとう~、と声をかけて、元来た道なき道(テトラボッドを上り下りするの(笑))を海岸と反対方面に向かい、テトラボッドをよじ上っていたら、これでもか!と言わんばかりに、なんと、先ほどまで水辺をふわふわしていたカラスアゲハが、上空をあたしたちを追い越して飛んでいった!

ひぇ~、恐れ入りましたっ(笑)

つかね。あたし、生身の清志郎さんに会ったこともないし、CDだって、RCのコレクションものくらいしか持っていないし、そりゃ清志郎さんはかっちょえぇ、って思っていたし、好きだったけれど、熱烈なファンだったとかじゃないし。

そんなあたしに、何故にここまで素敵な演出を?!と意味が分かんなかったんだけど。

その時に思い出したんだよね。以前、友人に教えてもらった言葉。

「天界に移行して行った人たちとは「愛」で繋がるみたいなんだよ、例え、生前に全く面識がなかった人とでも。」

どデカいハートにちっこくて華奢な身体がひっついていたみたいな清志郎さんだったから。あたしの秘かな「愛」にもアンテナを傾けてくれたのかもなぁ。

ほんとに、すげーよ。
清志郎さん、すげーよ。

いきなり聖人君主なんかにレベルアップしないで、向こうに行ってもニヤニヤと、なんだかなぁ、って照れ臭そうな顔でニヤけながら、浮き世の世界の諸々を見ていて欲しいな☆