『 偶然 』
確かに、世の中には、すごい偶然という
ことがある。
僕が勤め人を辞めて、自営業へと踏み
僕が勤め人を辞めて、自営業へと踏み
出す直前の土曜日の晩のことだった。
当時、幼稚園児だった息子とTVで、
ウルトラマンダイナを観ていた。
その日のストーリーは、地球で生まれ
その日のストーリーは、地球で生まれ
地球で育った宇宙人の子供が、自分の星
に帰るという内容だった。
宇宙人の子供が、ダイナに言う。
宇宙人の子供が、ダイナに言う。
「ダイナ。僕、自分の未来が不安だよ...」
するとダイナが答えた。「君の未来は
するとダイナが答えた。「君の未来は
誰にもわからない。...なぜなら、君の
未来は君がこれから作るものだから。」
僕はその言葉を聞きながら、独立する
僕はその言葉を聞きながら、独立する
ことに対する自分の一抹の不安が消えて
いくような気がした。
さて...、大学時代のことだ。横浜で
さて...、大学時代のことだ。横浜で
今は亡き尾崎豊のライブを、ライブ
ハウスに観に行ったことがあった。
(当時から、ボッチだった僕だから、
もちろん一人でだ)
彼がデビューして人気が出てきて
彼がデビューして人気が出てきて
2年ぐらいたった頃である。アルバム
も3枚ぐらい出していた。僕は尾崎豊
の主だった歌は一通り、当時で20曲
ぐらい知っていた。
その日のライブは「17歳の地図」を
その日のライブは「17歳の地図」を
皮切りに尾崎節が炸裂したのだが、
どうも調子が今ひとつ、といった感じ
だった... イマイチ心を震わせなかった。
その後も彼は調子が上がらないまま、
その後も彼は調子が上がらないまま、
僕は少しがっかりし、ライブの終わり頃
になって、ラストナンバー(とアンコール
曲のあと2曲)を迎える時、
あ〜今日はイマイチだったなあ、
あ〜今日はイマイチだったなあ、
せめて「シェリー」と「スクランブル
ロックンロール」を演奏してくれたら
なあ...と思っていた。
すると驚くなかれ、その2曲を尾崎豊
すると驚くなかれ、その2曲を尾崎豊
は歌ったのだ。
ラストナンバー、「シェリー」を
ラストナンバー、「シェリー」を
歌います...と尾崎豊が静かに行った時、
僕は鳥肌が立ちそうになった。
そして、割れるようなアンコールの
そして、割れるようなアンコールの
拍手の中、「スクランブルロックン
ロール」の伴奏が聞こえてきた。
当時40曲ぐらいの彼の持ち歌のうち、
当時40曲ぐらいの彼の持ち歌のうち、
15〜16曲が演奏されて、最後に
その2つが演奏される確率は、よく
わからないが極めて低いはずだ。
...そしてその歌は2曲とも素晴らしか
...そしてその歌は2曲とも素晴らしか
った。まるで、その日の演奏の埋め
合わせをするかのように、僕には
感じられた。
むろん、これらは僕だけに意味のある
むろん、これらは僕だけに意味のある
偶然の出来事だ。
でも、それと似た偶然は実は、日常
いたるところであるのかも。
昔の教え子のお姉さん(歳の頃30歳
昔の教え子のお姉さん(歳の頃30歳
ぐらいの黒木メイサみたいな感じ)が、
Barを開店し、偶然そこを訪れる僕。
話しているうちに、あー、あなたが、
弟が言っていた森之助さん?
なんてことになり、
弟がよく言っていたわ。GTOの鬼塚
弟がよく言っていたわ。GTOの鬼塚
英吉とルーキーズの川藤先生が合体した
ような男だって。
イメージ通りステキな人ね💓
なんてことを言われて、
ラブストーリーな恋物語が始まる...
前述の偶然に比べれば、十分ありそう
ラブストーリーな恋物語が始まる...
前述の偶然に比べれば、十分ありそう
な感じがするんだけど、
そんな偶然ってないかなあ?^ ^
そんな偶然ってないかなあ?^ ^
もうすぐ54歳になるけど、僕が
ロマンチックな中年であることは
間違いない...