出逢えてよかった。
本当に、その言葉しか無い。
何度映像を観ても、想い浮かぶのはその言葉ばかりです。
芝居心をきちんと持っているところとか、心の込もった唄を唄えるところとか、自身の魅せ方を熟知した踊りを熟せるところとか、タカラジェンヌとしての魅力は沢山あります。
けれどやっぱり、一番の魅力は貴女自身の人柄だと想います。

カラッとしサバサバした体育会系な気質
真っ正直で媚びない姿勢
常に周りにポジティブさを見せる強さ
ドSさを自ら愉しむ余裕度
豪快に笑い周りを惹きつける明るさ
長年培った玄人経験が生む安定感
根に通じる謙虚で質実剛健なプロ意識

経験がモノを言うとは言うけれど。
19年間、向上を目指し働き続けた時間全てが、貴女の魅力だと想います。



この約半年間、歌劇を見、調べ、学んで、理解したことがあります。
タカラジェンヌは役者ではない。
あくまで、特殊な一会社の会社員であり、求められることは芝居力ではなくタカラジェンヌとしての魅力。
その魅力の中に、間違いなく組織の牽引力が含まれるのであれば。
貴女ほどトップという立場が相応しい人はいないでしょう。



こんなにも素晴らしい挨拶をし、退職をした貴女を。
19年間勤め上げた会社を退職することが、怖くもあったと、正直に吐露した貴女を。
ファンや同僚だけでなく、スタッフへの感謝をきちんと言葉にした貴女を。
自身の歩みを、人に恵まれていたからだと告げた貴女を。
この先を継ぐ後輩への支援を、自身のファンに頼んだ貴女を。
締め括りの一言に、在り来たりの感謝ではなく清々しい一言を選んだ貴女を。



人間として尊敬し、これからもファンでいます。
どうか、この先の貴女の人生に、幸あれ。

貴女のファンになれてよかった。
出逢えて、よかった。
この夏の想い出を、決して忘れません。



宝塚歌劇団  第82期生  壮一帆様
ご卒業おめでとうございます。



「宝塚を去るこの日が来ることが、怖くなかったと言えば嘘になります。
ですが、今とても穏やかな気持ちで、此処に立っています。
“私の前では絶対に泣かないでください”とお願いしたファンの皆様は、約束通り、毎日、明るい空気で私を包んでくださいました。
“舞台を愉しみなさい”と伝えた組子たちは、とてつもない大きなパワーと笑顔で、私の背中を押し続けてくれました。
そして花組と雪組で過ごした日々の中で、壮一帆を応援してくださった皆様、
舞台の裏で温かく支えてくださったスタッフの皆様、
私の宝塚人生は、本当に人に恵まれていたと想います。
ありったけの愛と感謝を、全ての皆様に捧げたいと想います。
そしてこれからは、早霧率いる新しい雪組を、どうぞ宜しくお願い致します。
最後に、私の大切なファンの皆様、雪組の皆、相手役のあゆっち、付いて来てくれてありがとう!
それでは、いざ、新しい大海原へ!
19年間、本当に、楽しゅうございました!」

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と云うことで、行ってきました、宝塚大劇場。
きっと、最初で最後の、宝塚大劇場。
5年振りに訪れた関西弁の街が、左右逆転の街が、少し懐かしかったくらいにして。




伊丹空港からシャトルバスで阪急線沿いを通って、
「おお、川西市。この街が壮さんの地元かあー」とぼんやり想ったり。
「阪急線沿いは中古車屋が随分多いな」と想ったり。
「と言うか中古車、安い!ミニが39.5万円⁉ 29.5万円もあるけど!」と驚きを隠せなかったり。
たった一泊でも、違う街を訪れることは気分転換になるなあー、と実感。久しく横浜以外の街に行ってなかったしなあ。



満喫して来ました、男役の集大成。
「散らば花のごとく」、その言葉通りの満開の姿。
一種の型の芸である、男役と云う芸術を極めた姿。
そして気付くことがありました。
なぜ、タカラジェンヌは皆辞めていくのか。
「宝塚  極めた先に  未来無し」



宝塚歌劇の芸風は、すごく偏りがあります。愛だの恋だのに一際拘っている。
勿論、それを否定する気は無いし、そうして焦点を絞り拘り続けてきたからこそ、ファンが根付き100年も続き、一種の文化になったのだと想います。
けれど、演劇の面白さは、そんな狭いものじゃない。芸術の面白さは、そんな狭いものじゃない。表現の面白さは、そんな狭いものじゃない。
だから辞めるんだ。
未来を広げるために辞めるんだ。
舞台人として、生き続けるために辞めるんだ。
心から、そう想いました。
勿論、恋愛禁止とか結婚禁止とか、役者をアイドル売りする類のくだらない仕来りのせいも有りますが。続けるにも経費が掛かり過ぎることもありますが。今は、その類を抜きにして。

気付くことが出来たのは、あまりにも満開の姿だったからでしょう。
「確かに、この先は無い」、そう想えたからでしょう。
もう、見事でした。伊達に20年も男役を極めていない。
御歳90歳で現役役者の凄みったら無い。願わくば、せっかく極めた男役芸を、今後も続けて行ってほしい。けれど、それは宝塚歌劇団では無理だ。不可能だ。
「宝塚歌劇の男役」としては、これが限界。けれど役者としては、まだまだ未来があるのです。



宝塚歌劇団を退団し、役者として大成出来ている人は本当に一握り。全ては、型に捉われない世界で実力を発揮出来るか否か。
発揮出来ていない人も沢山います。
けれど、だからこそ、壮さんには大成してほしい。
容姿、歌唱力、ダンス力、芝居力、その絶妙なバランスを生かして。総合力を生かして。
何より、その媚びない貪欲な芝居心を生かして。

ショーを見ている間、ずっと心で唱えていました。
「壮さん、いつかまた、必ずや、どこかの劇場で」
「願わくば、私の大好きな本劇や世田谷で」
「長塚作品に呼ばれるような、そんな役者になってください」



余談ですが。
やっぱり私は、女子力に欠けているようで。乙女心に欠けているようで。
帰りの電車の中、「恰好いいー♡」「娘役になりたいー♡」とときめいている女の子たちが沢山居ましたが。私は一切ときめかず笑。寧ろ、男役になりたい。と云うか、男になりたい笑。念願の壮さんを拝見し、抱いた気持ちはひたすらに羨望でした。



宝塚歌劇デビューを果たし3ヶ月。
これほどまでに羨望を抱く役者と出逢えたことに。不動の地位•松ちゃんに次ぐ存在と出逢えたことに。
驚きと感謝を込めまして、見納めて参りました。
想えば、数え切れないほど沢山のタカラジェンヌを動画で見て、目に止まった、それが全ての始まりで。
体育会系で育ったサバサバした気質、周りを可愛がるドSな気質、典型的なAB型な気質、名前に帆が付き、グッズにヨット柄を葦らえていること、退団日が7/14であること、今となってはその全てに、縁を感じます。
宝塚歌劇団  82期 壮一帆さん
ご卒業、おめでとうございます。
千秋楽のその日まで、無事に舞台を務められますよう。
そしていつかまた、必ずや、どこかの劇場で。再会を愉しみに、心待ちにしています。


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先日のGW中に放送された、NHKスペシャル。
『宝塚トップスター伝説』

ええと、私、先日の日記にも書きましたが、つい2か月前まで、宝塚が今年何周年なのかも知らなかったし、宝塚が何組に分かれているのかも知らなかったし、トップスターの名前を一人も知らなかったんです。(それも極端)
それなのに、番組を観ながら、各組のトップスターだけでなく、各組の5番手役者くらいまで分かってしまいまして。トップスター路線以外の役者まで分かってしまいまして。
本当に、この2か月で何が起きたんでしょう笑。
こういうことばかり、頭に入るのは何故なんでしょうね笑。



そして今日、今日という日が宝塚ファンの方々にとってどれ程大きな日なのか、駆け込みではありますが知ってしまった身として、気になって仕方ありませんでした。
一日中家に居たら、一日中携帯電話を片手に日比谷レポを追ってしまいそうな気がしたので、携帯電話を家に置き、近くのミスドで試験勉強をしました。(バカですね、ええ、分かっております)

兎にも角にも、蘭寿とむさん、ご卒業おめでとうございます。

間に合いませんでしたが、一度でいいから蘭寿さんの演じる姿を観てみたかった。
間に合いませんでした。心残りです。



去る美学、が長年ファンの方々を惹きつけてきた事実は理解しますが、けれどやっぱり、勿体無いなあーと想います。
演劇の世界に歌舞伎から入った身としては、30代の役者などまだまだ若手な訳でして、50代になってようやく中堅に感じる訳でして。そもそもその感じ方が変わっていることも自覚していますが、けれど、宝塚の芸も歌舞伎と同じ『型』の芸な訳でして、故にもっと経験を積むべきじゃないのか?勿体無いなあー!と想います。
芸事に終わりは無い訳で、芸を極めた姿を観たいファンの方々だって居ると想うのですが。
もうさ、結婚禁止などというクダラナイ規則を撤廃すれば、もっと長く役者で居れるんじゃないんですか?
ダメなのか。タカラジェンヌは最早役者ではなくアイドルだからダメなのか?
アイドルって何だよ!役者の魅力って、芝居力だろう!
ああ、ヒートアップしてしまいました、申し訳ありません。
でも、言わずには居られなくて!
30代で引退するなんて、早過ぎるだろう!小山三さんを見習ってください!(コレも極端)

宝塚を知り約2か月、最近は専科の方々と各組の組長・副組長にばかり目が行きます笑。



蘭寿さんの記念すべき日に何を書いているんだって話ですね。
そして今、5月11日が終わろうとしています。

この約2か月、沢山の映像を観て、想ったこと。
蘭寿さんの一番の魅力は、舞台人としての姿勢だ、ということ。
華がある役者ですから、宝塚を卒業して、活躍出来る場は劇場では限られるのかもしれません。少なくとも、私が好むような、小劇場での緻密かつ暗い芝居作品にはお出になることは無いでしょう笑。(出ることが正解な訳ではない笑。)
けれど、もしも役者の道を続けるのであれば、その舞台人として完成され過ぎている姿勢で、益々経験を積み味のある役者になっていかれるのだと想います。
そんな姿を、いつかどこかの劇場で拝見したいです。
でも、やっぱり蘭寿さんはストリートプレイよりミュージカルプレイの方が合っていますかね!
それならそれで、その道を極めて頂きたい気もします。
宝塚を卒業し、演劇の世界で生き残っている役者の方はごくごく一握り。
本当の意味で演劇ファンに認められる、どんな分野のファンからも認められる、そんな役者になって頂けたら幸いです。(何でこんなに上から目線で話しているんでしょう、私)



宝塚歌劇団 花組 男役 蘭寿とむさん
ご卒業、おめでとうございます。
今後のご活躍を、ひそかに、応援しています。
歌舞伎ファン歴12年、小劇場ファン歴10年、落語ファン歴2年、宝塚ファン歴2か月。
2か月で沢山のことを知りました。貴方の同期の壮一帆さんの魅力を知りました。
これからも、ひそかーに、ひそかーに、宝塚も観劇していきたいと想います。

ああ、今度、全組の30代半ばオーバーの役者だけ出る作品とかやらないかしら!(絶対ムリ笑)
やっぱり、役者って、というか人間って、30代半ばからようやく地に足が着く気がするのよ!
魅力が出るのって、そこからな気がするのよ!
観たいなあーーー。