あべさんの目指す「できる奴が評価される社会」は正しいのだけれども、いまの社会において「できる奴」とはイコール優秀な人材でもないし、ポテンシャルを秘めた人材を見抜いて導く…なんて発想を持たないおっさん達が牛耳ってる今、急に制度を変えられても、けっきょくいま苦しんでる人はもう日の目を見ず葬られる。少ない枠の中、誰もが自分の老後を大事に考えるもんね。ますますおっさん達は自分の椅子をキープして、お鉢が回ってこないことを祈るので手一杯になる。
これからの人は新しい仕組みのなかでどれだけ優位にたてるか?を目指せるけど、いまの人への救済はないんだろうか。あべさんが思ってるほど単純じゃないよ、下に行けば行くほど。
スタート出遅れた奴が悪いんだと言われればそれまでだけど、今から努力して這い上がれないんだもの、「できる奴」評価される社会」じゃなくて、それはもう形を変えた階級社会だね。コネとか学歴社会の時代へタイムスリップ。
それでも、義務は果たさなきゃならない。
労働と納税。
国はチャンスをくれないのに金は取られる。
例えば、いつかのため自分のためにに保険料(税金)払い続けてきたけど急に「あ、あなた病気持ちだから(年金とかいろいろ)適用外だから。でも保険料は払ってね!あと来月から保険料あげるね!」とかこれもう詐欺だし。
いっそ、社会から離れて自由になれたらいいのに。
そう思う人が増えたら、いつか見た舞台みたいに、アッパーとアンダー、それぞれの仕組みで成り立つ2重構造の出来上がり。