農家になってから

過去の経験が

役に立った!

と気づいたことが

何度もある。



専業農家になる前に

働いていたのは

お土産物屋。



といっても

何軒もいろいろな店を

経営していた会社だったので


始めは喫茶店。

次は数名で回す

大きな土産屋。 

次はかわいい雑貨屋。

もう一つは

アニメなどの

キャラクターショップ。

などいろいろ回った。


ここで働きたかった

わけでなく

ここしか雇ってくれなかった。


行く先々で

たくさんの仕事をした。


喫茶店では

接客、食品の扱い方

衛生的な事を学んだ。


他の店では

商品の陳列の仕方

売りたいものは

どこに置くか。

どんなパッケージが

売れるか。


土産物屋では

土産だけでなく

雑貨類、アクセサリー

カバン、お菓子など

あらゆる物を扱い

最終的には

仕入れも担当した。


そこの会社の

創業者がたまに店を

回り声をかけていく。


自分が欲しいものを

客が欲しい

と思うわけではない。

と。


実際

こんなもの売れないよ

と思うものが売れる。

自分がいいと思ったものは

売れない。


必ずお客様目線で

仕入れなくては売れないのだ。


仕事の先には

いつも「人」がいることを

忘れてはいけない。


今、それが

すごく役に立っている。


お客様は

どんな野菜を

どれくらいの量を

欲しいだろうか。


過去の経験が

今に生きている。


だから今も

この環境を受け入れ

全力を尽くす。


きっと今

このときも未来のために

あるはずだから。