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なるしまゆり。
本当に終わっちゃったね。
今日発売のWingsには、来月の予告にも、コミックスの発売リストにも名前が載ってない。
やる気がないのなら、早く「プロ」の看板を外して同人作家に戻ればいい。
そうすれば締め切りはもっとユルいし、税務署を騙すのも楽になるだろうに。
アニメ版「ヴァンパイア騎士」のCMを見た。
LaLaでキャラデザを見たときから解ってはいたけれど、やっぱり別人だった。
アニメ版「秘密」も誌上でのキャラデザインを見ている限り、別人になりそうだ。
どちらもオンエアを見るのが怖くなりそうな予感がしている。
最近の斎藤けんは読み切りネタが続いているが、少々気になるところがある。
それはページ(枚数)という限られた枠の中での話の展開のしかたに性急なところが目につくことだ。
例えば、先の LaLaDX での読み切り「森とお城」。
終盤の展開は明らかに急ぎすぎというものだろう。
結末は匂わせるだけで良い。その点には非がない。
しかし唐突に舞台の外側から登場した登場人物にすべてを委ねて終わらせるというのは如何なものだろうか。本来ならもっとページ数がある状態で序盤から主人公に絡めるべきだったのではないのだろうか。それともこういう基本に忠実な展開は作者に嫌われたのだろうか。
しかし同じような実験は一度でやめておいた方がよいのでは?
今日発売の LaLa本誌に掲載された読み切り「亡鬼桜奇譚」でも同様の急ぎ足の展開が見られる。
やはり終盤、「起承転結」で言う「結」へと向かう「転」の部分の比率配分がおかしい。ヒロインの行動が、やや唐突に見えてしまうのだ。もう1段階、ヒロインが行動を起こすまでにエピソードを重ねるだけでぐっとスムースに話が流れていくはずだ。やはりここでも展開を急ぎすぎているように見えてしまう。
その他の細かなモチーフも、使い方が散発的で、惜しいところが多い。
ネームの段階でどうしているのかが疑問だ。
そこでどういった検討をすればこのような仕上がりのものが続くのか。
もしかすると作者は今が今後の伸び方の重要な転回点にいるのかもしれない。
ウィングスで始まった新連載。
どうやら主役は双子の高校生男子。入学したて。
だけど、名前が「翠」と「蒼」ってのは狙ってる? もしかして。
今回を見てる限りでは、蒼→翠みたいだけど、これからいったいどうなることやら。
そして狼の一族とか、ヴァンパイアの一族とか、人外のものも絡んでくるような様子。ふむ。いったいどうなることやら。
月刊LaLaで連載が続いていた、樹なつみ「デーモン聖典(サクリード)」が次回で最終回になる。
このところ怒濤の展開を見せていただけに、一気に加速して駆け抜けていくかのようだ。
物語としても今回で中核となる部分は語り終え、あとはその結果を見せるのを残すのみ。
ここまで勢いをつけた物語がどう落ち着くことになるのか、次回は目を離せない。