今日観てきたのは・・・


$Loveな あれこれ

                               はい、世間に遅れましたが・・・。
                                そして、コゼット見切れたあせ














開演前。

隣りの女子高生3人組の 私の真横に座った女子が
「泣くよ! 泣くから、準備しよう。
 ティッシュ捨てる袋も・・・」と、用意周到。

で 始まって1曲目で もう泣こうとしている。
   えっ!??
   ここってまだ泣きどころじゃないでしょ!???????
                  と、半ば呆れながら物語に引き込まれ・・・・









最終的に「泣くよ!」と豪語していた女子高生よりも
ものすごい勢いで泣き続けてしまったわたくしでしたあは・・・



























その昔、帝劇での「レ・ミゼラブル」初演を観に行きました。

   ジャン・バルジャンとジャベール。
      どっちが加賀武史で どっちが滝田栄なのかわからず
      なんか そればっかりが気になってた主役級。
   
   フォンティーヌは たしか鈴木ほのかさんで
   ただただ 薄幸の儚さばかりが印象に残ってます。

   マリウスは 野口ごろちゃんで
   なんか 全然面白くない役で
   その後 山本耕史くんがマリウスをやるって聞いて
   「なんてつまらない役を・・・」ってショックを受けた事を思い出しました。

   あの帝劇で見た「レ・ミゼラブル」で素晴らしかったのは
   島田歌穂さんのエポニーヌ。
   もう、何十年も前の事なのに 
   あの歌声に震えた事を 覚えています。
    




























今日見た「レ・ミゼラブル」は・・・・

   号泣し続けたので 冷静な判断じゃないかもしれませんが
   大変素晴らしい映画でした。

   長い映画だったようですが(3時間近かった?)
   全く長さを感じさせず、
   むしろ 最後のアンサンブルは 
   もっともっと いつまでも聞いていたい、と思わせるものでした。










それにしても・・・
   マリウス、いい役だった。
   なんでごろちゃんのマリウスは 全然良い、と感じなかったんだろか?
   
   昔、「風と共に去りぬ」のアシュレィの良さは
   若い子にはわからない、とか言われた覚えがあり、
   今になってみると その言葉の意味がわかります。
  
   マリウスも 同じ事なんだろか?
   20数年前の正真正銘の乙女だった私には 
   あの良さがわからなかったのだろか・・・。



   
   演じた俳優さんも 素晴らしかった。
   初めて見たけど。
   清潔な青年の正義に燃える感じがよくって
   さらに歌声も素晴らしくってハート















   エポニーヌ役の女優さんは
   歌もさる事ながら 姿形が当時の島田歌穂さんを思い出させるええ!!















   ヒュー・ジャックマンは 髪がモシャってなってからは
   「おぉ、X-Men投げKISS」とか思ったりもしたけど
   もとはミュージカル俳優だそうで・・・
            そりゃもう、思い出しても泣けてくる歌声だ泣く














   が、やっぱり一番の見どころは
   アン・ハサウェイさまきらきら
   美しく・気高く・心をギュッとつかまれる歌声うる~ん
   最後も良かった。
      そして、美人は どんな髪型でも美人だ・・・嬉しい




















でねぇ、この物語の主役の一人であるジャベールですが・・・
   児童版「ああ、無情」では とにかく怖い存在だった。
   帝劇「レ・ミゼラブル」では なんか歌がよくわかんない・・・で終わった。

   今回わかったのは
   「レ・ミゼラブル」の中で 彼は・・・  
   彼 ひとりだけが キャッチーな曲をもらってないんだな、って事だった。
   
   「神の前に 自分の信じる法と正義を貫き通すも
    自分の信念に疑問を抱き、心破れる」って感じの 
   人間的に とっても深い役柄なのに。
          あまりにテーマが深淵すぎるのか どうも心に残らないんだよ、曲が。

   そして・・・
       残念な事にラッセル・クロウの歌声がぁ~~~~なみだ
       声はいいのに、歌声がぁ~~~~~~~~ガクリ

                どうしても感情移入してあげられない、可哀そうな役でしたあせ























海外の映画(に限らず、小説や舞台なんかも)を観る時、
キリスト教のバックボーンがないと ちょっと理解に苦しむだろなぁ・・って
そう思う事がよくあります。

   この「レ・ミゼラブル」もそんな物語のひとつで、
   そもそも主役のジャン・バルジャンの 神への贖罪っていうのが
   大きな柱になってると思います。

   


キリスト教文化のない日本でも
大変評価の高いこの作品ですが、
十字架や修道院が そこここに現れる事の意味が
本当に理解されているのかな?と
映画が終わるや否や スマホを見始めた女子高生の隣りで
そんな 抹香くさい事も考えてしまった午後でしたあは・・・





うp主様 お借りしますうる~ん
                          自分の為に、アン・ハサウェイの歌声を・・・。