ひのえです。


チクッとこころに刺さってる、
小さな小さな痛みのお話。



今から10年程前、
暗闇の中を歩いていると思っていた私に、
手を差し伸べてくれた人がいました。

その人は私より少し年上。

絵本の読み聞かせがとても素敵な人で、
本の紹介もちょっと笑えて個性的。

まるで
宅配便のお姉さんのように、
おはなしの世界をめいっぱい詰め込んだ
素敵な箱を車に乗せて、
幼稚園や小中学校に出向いては
いろいろな本を紹介してまわる、
そんな活動をしている人でした。


そして、

その輪を地域全体にも広げようと、
とても素敵な絵本館を立ち上げてしまう程の
パワーの持ち主。



そんな、
当時の私から見たら
一緒に活動させてもらうだけで夢のようだった人が、
ふと、
暗闇でもがいていた私に
声をかけてくれたのです。



今でも、残念ながら
完全には乗り越えていない事なんだけれど、
自分はこの人といて相応しい人なのかな?
私といて楽しいのかな?
という思い。


2人で出かけよう!と、
スノーボードやランチ、
カラオケなど
たくさんたくさん誘ってもらったのに、
結局私が出かけられたのは
たった一回の、カラオケでした。



彼女が倒れてから、8年。




1回も会わないまま、
彼女は旅立ってしまいました。



言葉では分かっていたつもりの事が
本当に
ストンと心に落ちてくることがあります。



楽しいかどうか、
相応しいかどうか、

私と居たいかどうかは
私が決めることじゃない。


声をかけてくれて、ありがとう。
気にかけてくれて、ありがとう。
一緒にいてくれて、
本当に、ありがとう。


カラオケで、
私の歌を聞き、
涙を流してくれたこと。

短い期間だったけれど、
一緒に学校をまわって、
子どもたちにおはなしを届けたこと。


倒れてから、
何故か資格がないと思い、
会いにいけなかったこと。



まだまだ、抜け出せそうにない、
人への抵抗。


でも、
少しずつ、少しずつ。


楽しいこと、たくさんして
したくないことはやめて、
とにかく、

したいことする。


笑って、怒って、


感動して泣いて、
悲しくて叫んで、


自分らしく生きていく。

会いたい人に、会いにいく。


この次の投稿は、早目にしようかな。
ページを遡ってここを読む人は、
なかなかいないだろうし、なんて、ね^ ^


自分のまま、
ただ、在る。

ただ、それだけ。


もがいてるのも、私。


いつも、ありがとう、



では、また。