心のラビリンス(Labyrinth)物語 -2ページ目

心のラビリンス(Labyrinth)物語

生まれてきた役割を探しながら、一本道の迷宮を歩き続けたい

~支えてよりそい 共にあるく~
患者の意思決定を支えるためには如何したらいいんだろうか?専門看護師は真の意思決定ができたかどうかの判断は看護師がすると言っているが…。
意思決定能力を構成する機能
①意思決定に関連する重要な情報を理解できる能力
②自分自身の状況とその意思決定によって将来起こりうる結果に関連する情報の重要性を認識する能力
③関連する情報をもとに論理的な過程で選択を比較する能力
④選択を表現する力
十分な情報があっても、誰もが意思決定を自己責任下で判断できるとは思わない。決定権を持ち生きてきた人と、決定を周りに委ねてきた人では、意思決定能力に関わらず決定方法はこれまでに準ずるのではないだろうか?
患者のが自分の思いを伝える事ができるためには、生き方や背景の中から患者の立場を理解し安心して話して頂ける存在にならなければならない。それは、看護師のみでなく患者を取り巻く他職種が役割を持っている。より、長時間共に過ごす看護師がラポールを築けることが多いが、あえて詳しく知らない生活支援の介護士を選んで話していることがある。患者のみでなく家族の心のケアが、患者の安心感につながり思いを放出するきっかけになることもある。と、思いながら最終演題を聞いている。