「コロナ禍ていや増す命の慈しみ スピリチュアルケアのお話し」と題して、看護師であり僧侶でもある玉置妙憂先生にお話頂きました。
以下、私なりに公演内容をまとめてみました
スピリチュアルというと、壷や玉が並んでいて売りつけられるみたいなイメージがありますが決してそうではありません。しかし、説明・表現が難しいものです。
人は生まれながら胸の奥底に小さな箱を持っていて、その箱の蓋が開く時は
①自身の命の危機
②家族の命の限りを見る時
③災害時(コロナ禍も)で、魂の声が現れます。
それはスピリチュアルペインとでも言うもの。
なんで私が?生きる意味とは?など、胸の奥底からの痛みで、問われても答えの無いものです。
この胸の奥底からの痛みの声は、スピリチュアルの箱の蓋が開いていない人には聞こえないものです。箱の蓋は一回開くと開きっぱなしで、(痛みの声が)聞こえてしまったらそれなりにダメージを受けます。
だから、ケアする側もケアされなければならないのです。
医療が発達した今、かつては無かった命に関する様々な選択が求められるようになりました。
選ぶということは迷うということで、どんな選択をしても後悔が残ります。生と死の境の多様化です。
スピリチュアルケアとは自分自身と折り合いをつけていくこと。
そしてセルフスピリチュアルケアとして玉置先生は5つのことを挙げて下さいました。
①言霊(ことだま)を味方にする
人は口に出した言葉のとおりになっていく
だからなるべく良い言葉を使おう
②行動の目標をリアル化する
目の前から小さなことからでいい
目標がしっかりしていると情報が入ってくる
すると一歩踏み出せる
③さよなら"くれくれ人間"
〜してくれない、からの卒業
コントロールできるのは自分だけ
他人はコントロールできない
それが世の理(ことわり)
さよなら"くれくれ人間"
明日から私は"するする人間"
④習慣がすべて
ダイエットではないけれど、
習慣が変わらないと問題は解決しない
徹底的に習慣を変える
3ヶ月も続けると根付いてくる
⑤まわす、ながす、めぐらせる
心も体もお金も、いい事も悪い事も
どんどん巡っていく
執着せず、変わっていくものを変わっていくままに受け止めていく
空も海も花も私も、諸行無常
スピリチュアルケアとは自分自身の心を整える、とでも言いましょうか、気持ち心を柔軟にすることかと受けとめました。
コロナ禍の今だからこそ、多くの方に、身近に響くお話しだったと思いました。
さて、はじめてのzoomによるオンライン講演会、こんな感じで配信していました。
日野市立病院の総務課の担当の皆さんには多大なるご協力を頂きました。ありがとうございました。はじめ音声に不具合かあったそうですが講演の始まる頃には修正できたと聞いております。
皆さんのおかげで無事に講演会を行う事ができたこと、心より感謝申し上げます。
皆さんの心が少しでも穏やかになるのとに繋がったなら幸いです。
ありがとうございました。 A.I.