デジタル化していくバイクフィッティング業界の中で、世界の様々な理論の原点とされるBIKEFITSYSTEMS社のバイクフィッティング技法。デジタルデータを読み解くには基本的な理論と知識が必要です。独自理論に頼らない確かな知識のバックボーンを築いて頂くのが当講習会の目的です。
 

※2017年11月より米BIKE FIT SYSTEMS社より、これまでありました講習会受講人数についての制限が無くなり、私(伏見)が判断し開催することができるようになりました。

 

12月6日サンメリットBIKE FIT講習会を、神奈川県の東横イン 川崎駅前市役所通会議室にて開催しました。

 

講師:伏見 真希門

(米国BIKE FIT SYSTEMS社公認プロバイクフィットインストラクター)

【参加者】

東京都 Lapulem 岩佐さん、太田さん 被験者: USSA Pavilly Varentin所属 中村圭祐選手

 

師走に入り街も慌ただしく感じられますね。

幸い天気も良く今回も定刻通り講習会をスタートすることができました。

 

BIKE FIT講習会は米国公認スライドでの講義の後、受講者3名の内1名がフィッティングされる側の体験者となり、2名が私の指導の下作業を行う形のロールプレイ方式で行います。

サンメリットのBIKEFIT講習会では米国BIKEFITSYSTEMS社の学説に基づいた講習システムを取り入れており、持論やさまざまな情報に惑わされることなく正しい知識を学ぶことができます。フィッティングのポイントを多角的な視点からの観察・改善方法を指導しております。
また講師である伏見はこれまでにBIKE FIT講習会、RETUL Universityを含め国内で90回以上の講習実績、のべ300名以上のプロバイクフィッターを輩出しており、その実績については、海外でも高く評価されております。世界のプロバイクフィッター達との強固なネットワークを築き、情報交換を絶えず行っております。


当講習では主に次の事を学びます。
・北米のバイクフィッティング理論(BIKEFIT)の理解
・従来のフィッティング方式との違い
・効率的なペダリングとは?
・観察方法
・見解とその答えの導き方
・対処方法
・最新のフィッティング情報
・医療界との連携について
・実践練習 etc..

 

実践講習では下記のBIKEFIT測定器・フィッティング用品の正しい使用方法と効率的なフィッティング方法を学びます。
・ゴニオメーター
・FFMD
・クリートウェッジ&ITSウェッジ
・レッグレングスシム
・ペダルスペーサー etc

★BIKEFIT ステムサイザー New!

★レーザー機器
 

 

今回は東京都でトライアスロンのコーチング活動されてるLapulemの岩佐さんと太田さんにご参加頂きました。

また被験者として現在フランスで活躍されているUSSA Pavilly Varentin所属の中村圭祐選手にお越し頂きました。

 

トライアスロンのコーチング活動を行う上で、バイクの指導でフォーム指導の中でより納得できる強い理論をお客様へ伝えることは非常に大切です。何をもって正しいペダリングなのか?を納得し理解して頂ける機会になったかと思います。

 

午前はスライドによる基本的なBIKE FIT SYSTEMSのフィッティング理論と、世界のバイクフィッティングの考え方や私が海外で学んだ知識などをお伝えしていきました。

 

休憩を入れ午後からは実践講習として受講者2名の内1名を被験者として行いました。

 

レーザー機器の使用方法、ゴニオメーター、FFMDを使用したセッティング方法、基準点を説明し実践練習を行いました。

今回は被験者として中村選手を使用して行いました。被験者としては申し分ない方かと思います。

少し緊張した雰囲気になりましたが、より注意深く細かい点まで身体アセスメントから、人間工学理論に基づくフィッティングでクリートを含むポジション調整を行っていきました。

後半には、どの過程ではどんなことに注意し、機材のセッティングや修正方法をすれば良いかをしっかり判断できるようになってきました。

特にお客様とのコミュニケーションは大切で、ポジション変更によりフィードバックや機材選定のアドバイスやケアなども学んで頂きました。

 


レーザーの基準を作っていきます。評価方法を学びました。

太田さんをフィッティングする岩佐さん

クリート調整は軽視されがちですが、ペダリングによる膝の負担軽減、足の違和感を取り除き、パワー効率の良いペダリングのため非常に重要な作業です。しっかり時間をかけて調整していきました。

BIKEFIT流のクリート調整方法を学びます。

 

BIKEFFITの計測器「ゴニオメーター」を使用してフィッティングを行います。

身体アセスメントにより、適切なサドル高を導きます。

岩佐さんのフィッティングする太田さん。

 

 

講習会途中から中村選手が被験者として登場。岩佐さんのバイクを借りてフィッティング開始。

レーザー機器を使用し、基準点作りから始めていきます。開始時の様子

 

足の前足部の傾きをBIKEFITの計測器「FFMD」を使用して計測。

個々によって傾き具合が違い、カント補正機材クリートウェッジの使用量を決定していきます。

中村選手の前足部の内反をチェックする岩佐さん。

 

Lapulemでは今後フィッティングサービスも展開する予定です。

特に女性が正しい判断に基づきフィッティングできるようになると素晴らしいと思います。女性のお客様は安心ですからね。

 

当講習会はBIKE FITの観察ポイントやお客様へのケアも指導しており、よりフィッティングを早く的確に行えるよう指導しております。

 

レーザー機器とBIKE FIT SYSTEMS社の測定器による測定方法は早く・正確なフィッティングを可能にします。クリートウェッジの効果を視覚的に確認することも容易です。

 

BIKE FIT講習会は受講者様に確実に、そして確かなフィッティング技術を習得して頂く為、少人数で行います。そのため気軽に質問し易く大変好評です。

今回の受講者様はフィッティングについての理論・機器の使用方法について正しく理解し実践できるようになりました。Level1の受講証とサンメリットのBIKE FITオフィシャルサイトの ショップリスト  にプロフィッターを示すアイコンを表示させて頂きますのでよろしくお願いします。

現在BIKE FIT講習会は遠方からの交通アクセスも良い神奈川県川崎市で行っております。羽田空港から電車で約30分、新幹線でお越しの場合もJR品川駅から東海道線で1駅です。またホテル会議室での開催のため前泊可能です。

 

お忙しい中ご参加頂きありがとうございました!

 

今回の受講者さま
左より岩佐さま、講師:伏見、太田さま (画像がピンボケで本当に申し訳ありません。。)
 

株式会社サンメリット
伏見 真希門(ふしみ まきと)
米国BIKE FIT SYSTEMS社公認プロバイクフィットインストラクター
バイクフィット日本オフィシャルwebサイト