さばえ近松歴史浪漫コンサート(7/25)@近松門左衛門の里 | ヒナタカコ スタッフブログ ~山ほととぎすのさえずり~

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7月25日(日)午後7時より、近松門左衛門の里 榎お清水特設ステージで、「さばえ近松歴史浪漫コンサート」が開催。最初の出演は、鯖江人形浄瑠璃「近松座」による文楽デモンストレーションと寿式三番叟の上演。

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とても良い雰囲気の下で、ヒナタカコさんが登場。この日はミニライブということで、3曲を披露。最初は「一揃いのつるべ」次に「秘めて放たじ」最後は、今年4月に出来た新曲で地元・福井ではこの日が初披露となる「いずこの空」。今回のライブでは、MCで、自分の音楽性と近松門左衛門との関わりについても、多少語っていました。

ヒナタカコさんにとっては、自然豊かな土地での野外ステージで、しかも夜が沈み月が照らす中での文楽上演の後に登場してライブを行えたのは、とても気持ちが良く雰囲気もあっていたようで、ライブが終わってからも非常に満足気でした。

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ヒナタカコさんのライブの後は、白井淳夫Swingin’Band&Yumiによるジャズコンサートがあり、ヒナタカコさんも少しライブを見ていたようですが、次の日夜更けに、県外のとある場所にでかけなければならず、この日のコンサートの途中でヒナタカコさんはご家族と一緒に会場を後にしました。

この日の2日前の福井県高教組のイベントでは、ヒナタカコさんの三国高校時代に深く関わりのあった先生方が来られ、またヒナタカコ誕生のきっかけとなった小谷美紗子さんの福井でのライブチケットをヒナタカコさんに渡した先生に偶々お会いでき、ヒナタカコさん本人もびっくりしていましたが、この日も、ヒナタカコ誕生のきっかけをつくった重要人物に、ヒナタカコさんは偶然出会うことになり、何かとても不思議な縁を感じていました。

この日のステージの照明セッティングを手伝いに、近くから自転車で会場にふらふらと来た男性に、ヒナタカコさんは、とても驚いていて、一体、どういう人だったんだろう?と、ヒナタカコさんに聞いてみると、高校時代に、福井市内の楽器・CD店の松木屋で、ヒナタカコさんに軽い感じで声をかけてきた男性だったとのこと。軽い感じで、これに応募してみな~いと、誘ったのが、Yamaha Teen's Music Festival。

ヒナタカコさんは、親に内緒で大して期待もせずに応募し、あれよあれよと大会を勝ち抜き全国大会まで進出しそこで全国2位となる賞を受賞するのだから、人生はわからないもので面白い。この男性も、ヒナタカコさんの事は全く何も知らずに軽いノリで誘っているはずで、その後の展開に驚いたのではないだろうか?

ヒナタカコさんは、ずっと互いに接点もなく、自分がこうしてアーティストとして活動しているのも知らないのでは!?と言っていたので、熱心に照明のセッティングを黙々と作業している彼に聞いてみると、ヒナタカコさんのブログはずっと見てましたとのこと。

ヒナタカコさんが高校時代の時は、ちゃらい感じで女子高生の制服を着ていた当時のヒナタカコさんに声をかけたらしいですが、これだけヒナタカコの才能開花に関わったのに、謙虚でヒナタカコさんともだらだら話さずに、自分の持ち場で黙々と作業をしている彼の後姿を見て、私は「カッコいい!」と男の美学を感じてしまいました。「秘めて放たじ」みたいで、素敵でした。

そのあと、私はステージ周り準備やいろんな方への挨拶などもあり、気になりながらもその彼がどうしたのかわからないのですが、きっと何も語らずに、自分の仕事をこなした後、自転車で颯爽と帰ったのでしょうか?あるいは彼が照明作業をしえいたステージから離れた大きな木の陰からヒナタカコさんのステージを高校生のころを思い出しながら見ていたのでしょうか?