先のブログに書いたように、前日の11月28日(土)は、あべのHoopでのライブを終え、私はホテルに午後7時にチェックインすると、食事もせずにそのままバッタリと倒れこむように朝方まで寝込んでしまい、行ったことのないアリオ八尾がどの辺にあり、どのくらい時間がかかるのかもなんら調べていませんでした。
11月29日の早朝、アリオ八尾が非常に近い距離にあることを知り、前から気になっていた奈良県奈良市にある松伯(しょうはく)美術館の場所と開館情報をネットで調べてみると、八尾市とも非常に近く、ちょうど、展示替えのための休館期間も終わり、特別展が開かれていることを知り、俄然、アリオ八尾でのインストアライブ前に、松伯美術館に立ち寄りたくなりました。
この美術館は、上村松園・上村松篁・上村淳之の上村家3代の画業を紹介する美術館で、私は、特に、以前から、この美術館で展示されている上村松園(うえむら・しょうえん 1875年~1949年)の作品「花がたみ」を見たかったのですが、new album「花筐 -ハナガタミ- 」をリリースしたばかりのヒナタカコさんにも、いつか、この「花がたみ」の原画を見てもらいたいとは思っていました。
◆入場券
(ちょうど、10/16~11/29の期間で「松伯美術館開館15周年記念特別展 上村松園・松篁・淳之展 ~三度の壁を乗り越えて~」を開催中でした)
![松伯博物館](https://stat.ameba.jp/user_images/20091202/01/hinatakako-staff/47/ec/j/t02200541_0333081910326356831.jpg?caw=800)
ライブ前に、他に立ち寄って、時間的にバタバタするかもしれないことを、ヒナタカコさんは嫌がるかなとも思ったのですが、ヒナタカコさんも行ってみたいとのことで、当日、急に、この美術館に向かうことになりました。結果は、この松伯美術館の敷地も素晴らしく、また、ヒナタカコさんが好む世界ととても相通じるものがあり、ヒナタカコさんは、とても刺激を受けると同時に大変満足してくれたようです。
この松伯美術館は、奈良市学園前の閑静な住宅地にあり、敷地内には、美術館と旧佐伯邸(故佐伯勇近畿日本鉄道株式会社名誉会長宅)があり、美しい庭園が広がり、周囲は大きな池という、日本の季節、美をいつも感じれる贅沢な場所に、ヒナタカコさんも私も、ほれぼれとするばかりでした。
上村松園の「花がたみ」以外の女性画の作品もどれも期待通り素晴らしく、また上村松篁・上村淳之の花鳥画も素晴らしかったです。とにかく圧倒されましたし、また芸術の深さと厳しさを感じました。ヒナタカコさんも、このような世界に惹かれる自分自身を改めて強く認識したことでしょう。
![松伯美術館](https://stat.ameba.jp/user_images/20091202/01/hinatakako-staff/27/ee/j/t02200114_0800041310326362877.jpg?caw=800)