福岡市東区箱崎でことばの発達相談をお受けしております、言語聴覚士の筒井美奈です。いつもブログを訪れて頂き、ありがとうございます。
今日は本を一冊ご紹介。
「子どもが幸せになることば」田中 茂樹 著 ダイヤモンド出版
2019年に出版された本ですが、私が最近出会い、とても共感しながら「ほんとそうだよな~」と読み進めることができた一冊です。
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特に、
「どうやって子どもを笑わせようか、どうやって喜ばせようかとそれだけを考えて、のん気に育児を楽しんでもいい。そのほうが子どもは幸せになるし、親も育児の時間が楽しくなる」
と書いてある部分があり、肩の力が抜ける想いでした。
親はやっぱり子どもの笑顔をみることが何より嬉しいです。
私が20年も前のST新人の頃に心に決めたのは、
出かけるだけでも大変なお子さんたちをわざわざ時間を作って、病院まで連れてきてくれる親御さんに、「今日は来てよかったなー」と思ってもらえる臨床をしようということでした。
それは、今でも変わらず、心にずっと抱いており、
親御さんが子育てを楽しくできるよう、お子さんを理解し、寄り添うことに努めています。
それは、一つのきっかけがありました。
先輩STの臨床の部屋から出てきた親子。
親御さんがお子さんに「もう今日来なければよかった。ほんと疲れた。なんでできないの?」とお子さんにイライラしながら言われていたことを聞いてしまい、とても悲しい想いを抱いたからです。
そして、子どもは脳科学的にも「楽しいと思えることからしか学ばない」と言われている研究もあります。
子どもはもともと成長する力をもっています。
それを信じて寄り添い、笑顔を引き出す、それが何よりの子育てであると思います。
今年のコミュニケーション学会の開催の中で、私の尊敬する高見葉津先生のご講演がありました。
その中でとても印象に残ったことば。
「子どもは育てられた中で育つ」ということばです。
でもこれは、できないことをできるようにするための育ちではなく、
丸ごと子どもの感情や育ちを受け入れられた愛情溢れた中で、子どもは安心感が得られ育っていくというメッセージだと感じました。
その点で、上記にご紹介した本とリンクしたので、私の想いも添えてご紹介しました。
人それぞれ感じ方は違うと思いますが、
子育てに少し苦しさを感じている方の助けになると良いなと思います。
子育てってほんとにやることがいっぱい。
朝ごはん食べさせなきゃ
歯磨きさせなきゃ
野菜しっかり食べさせなきゃ
外遊びにも連れていかなきゃ
勉強させなきゃ
きっとそれって、お子さんをしっかり育てたいという愛情ベース。
そう思えることは愛がある証拠です。
お子さんに関心がある証拠なのです。
愛の反対は、無関心とも言われています。
でも、それってきっと未来を考えすぎてのこと、
少し苦しくなったら、立ち止まって、
肩の力を抜いて、自分を大切にしながら、今を楽しみましょう。
リラックスして親が笑顔でいれば子どもも笑顔で幸せです。
安心感、幸福感の中で子どもは自然に成長していきます。
ついつい、療育への想いが長くなりました。
こんな私も、朝から家ではガミガミ母ちゃんです。(笑)
これも愛情の裏返し。と言い訳しながら。(笑)
親子で笑顔になれるお手伝いをしています。
下記ホームページご参照下さい。