えーと…

タイトル通りです


6〜7ヶ月の雑種の女の子

中型犬


名前はメープルと付けました

通称メイです


来たばかりの頃はこんな状態


基本ケージから出て来ない

端っこで目も合わせて来ない

人が動くだけでビクッとなって隅に隅にと

体を寄せて行く

この状態が数日続きました(多分これ短い方…)


…そうなんです、元野犬なのです

人とほとんど接して居ないので臆病で人を信頼し難いのです

3ヶ月くらいの時に牧場に迷い込んで来て

センターに保護されてさらに3ヶ月


お正月はセンターも人が居なくなるので

保護団体様はこの時期かなり無理をして出来る限りの子達を

引き出すようです

ここで年を越させるのは不憫で…と聞いた覚えがある

預かりボランティア様達も一丸となって引き出しているのだと思う

本当に頭が下がります…

(引き出すという事は、その後も時間もお金も注ぎ込む状態になる訳で…)


その中にメイは居ました

メイは動物病院で預かられていました


動物病院からってむぎと同じ経路だなーとむぎを引き取った当時を思い出し

懐かしくもなりました

今は14歳の老猫と呼ばれる年齢になったむぎ

衰えは感じますが今日も元気です

バニも10歳…時の経つのは早いなあ…

てかむぎ小顔だな

バニが顔デカなのか?w



さてメイちゃん

ペットのおうちというサイトで見かけかなり気にはなりつつも

私の住みは募集地域外だったし

閲覧数やいいねの数もとても多かったので他のお家に行けるだろうなと…

問合せも諦めていたのですが


その後もどうしても気になって見ていると決まらないまま

再募集がかけられていました


これは…

ダメ元でとなったのがキッカケです

募集地域外と言っても高速使って片道1時間強の距離だったのも、もしかしたらと思わせた


結果的にお見合いを経て

我が家に来てくれる事になりました


保護犬を迎えようと思った理由は

そもそも元々が犬種に拘りは無かった私

縁が繋がりにくい中型〜大型の雑種の成犬を最後にお迎えして

自分の我が子ライフは終えようと思ったんです

(メイは6ヶ月という子犬の部類ですが)


以前は賃貸で小型犬しか許可されて居なかったのと

里親の敷居が高く感じ迷った末にブリーダーから迎えていました

(センターは…ごめんなさい行けないんです…あの中から1頭だけという強さが自分にないのです…情けないですが…)

が、今は戸建て住まいです

中古物件ですけど犬猫が過ごしやすくなればと購入しました

ここに来て最後にお迎えする子の選択肢が広がったのでこの決断に


保護犬猫についても昔よりかは色々見て分かる事も増えました


それでもやはり条件が厳しい部分もあるので

近場の保護団体を先に見て居たけど

雨でも外散歩必須とか

多頭飼育お断りとかで無理だなーと諦めていました


迎えた子が外しか排泄無理になったなら勿論雨でも行きますが

基本的には雨の日はうちは外には行きません

室内で走り回れる広さはあるので雨天室内運動会にしてます


多頭飼育は飼育崩壊のケースが多いので

懸念される理由はめちゃめちゃ分かります

どんなに大事にしますと伝えた所で

そう言って引き取ってネグレクトなんてケースもあるのが現実でもあるし…


もしそれでも…と思ったら

譲渡会に何度も足を運んで

お話をして信頼関係を作って行くとかが良いのかもしれません

自分が里親にならなくても寄付したり差し入れは出来るし

お店が出てる譲渡会ならそれ(写真見た感じ犬猫関連のグッズとかみたい。手作りのとかもあって可愛かった)を購入する事で寄付に繋がるようです

予約の要らない譲渡会なら行ってみるのも良いかもしれません


私もその方向で考えて居ました

と言っても多頭飼育不可の募集はやはり無理だと思っているので

その記載が無い募集で…です

書いてないとは言え、実際4頭飼育してるうちみたいな家は譲渡側は不安だと思ったんです

この家なら大丈夫と思って貰え無ければ無理だなと思っていました


で、譲渡会に行ってみようと調べてる中で

メイを見つけてしまった

一目惚れ…って無責任な理由だけど、でもそうだったんだから仕方ない

なんて可愛い子なんだ…というのが最初の理由

我が子になる子にはピンと来る何かがあるのかもしれないですね


動物病院預かり

家族全員揃ってのお見合いは必須だけど

当初の譲渡会に通う感じとは違う流れになりました

数ヶ月単位で考えて居た里親立候補も

予想に反してトントン拍子に話しが進んだ


お見合いの時から分かって居ましたが

元野犬…本当に臆病です

もっと月齢の少ない子だと無邪気に懐くケースもあるし

飼育放棄(要は捨てられたり、多頭飼育崩壊でネグレクト)の子は成犬でも人の認識はあり懐く子も居るようですが(逆に心に傷を負って全く心を開かないケースも…)

メイは人が怖いタイプだった


ただ犬は好き!!って子なので

先住犬に釣られて割と早くケージから出て来て

サークルからも出て来てくれた

人に気付くと慌ててケージに戻り

また犬に釣られて出て来るの繰り返し


触ろうものならダッシュで逃げる

ケージの中では壁にめり込むくらいドン引きされる

びっくりしたり怖かったりすると

排泄しちゃう事もあります

緊張で体にギュッと力が入って出ちゃうんだと思う


隙あらば逃げたい心理があるし

もし慣れて来ても元々外で生活してた子は脱走が上手く

脱走に躊躇がありません

人のそばより外の方が安心出来るのかもしれません

そんな状態なので脱走対策は徹底しなければならず、網戸にするのも打ち破るのでそのままでは窓も開けられ無いです

玄関はうちは飛び出せないように3重の扉です

これは先住犬の脱走対策で元からやってましたが


ですが散歩は逆に怖くて動けなくなる子が多いらしいです

メイはまだ散歩に行ける状態では無いので未経験ですが

多分この様子から固まって動けない子だと思います

「一般的に思い描いている犬の散歩」とは

全く違う状態が続くのだと思います


先住犬とは別に単独で慣れされる事になるので

散歩の時間も倍になります


元野犬

保護犬を迎えるのは

実は少し大変なのです


大変だけど心を開いてくれた瞬間の愛おしさや

出来る事が増えて行く嬉しさや

もしあまり懐いてくれず1人で居たがる子だったとしても

お腹いっぱいで暖かいお布団で過ごす姿を眺めているだけで

幸せな気持ちにさせてくれる

そんな存在だと思います


甘えてくれなくても

きっと安心出来る家に迎えてくれてありがとうって思ってくれてると思います


メイは…

甘えてくれたのでズルいですけどね今の発言

ビビりは変わらないけど

変わるのかも分からない、このままずっとビビりはなおらないかもだけど

のんびり向き合って行こうと思います


のんびり穏やかな気持ちで向き合える人には

保護犬、保護猫おすすめです


55歳以上不可ってケース多いけど…

若い月齢の子は確かに厳しい

ただ老犬老猫は55歳以上こそ向いてるなーとは思うんですけどねえ…

後継人が居ないと難しいのかなあ…飼主が亡くなると行き場が無くなるんだよね

失礼ながらだからこそ老犬老猫向いてるような…その子より長生きという条件は無理があるかあ…


もう子育て終わって時間もお金も余裕が出てきてて

アクティブに走り回るのは無理だけどお互いのんびり散歩したりお世話したり

この子のために健康で居なきゃなーとかなったり


相性は良さそうだけどね

老犬老猫の保護主同士のコミュニティとかあれば尚良いのになー

お互いの無事も分かるし

誰かに何かあったら他のお家で預かって…


…そんな単純な話しじゃ無いのかな…

出過ぎた事をすみません…



若い世代には尚更保護犬保護猫おすすめします!

ぶっちゃけトイプーとかチワワとか柴犬とかレトリバーとかも

募集いっぱいありますよ

子犬も募集出てるし

でも成長早くてあっという間に大人です、なら最初から大人でも多分あんまし変わらない

ずっと大事にしてくれる家族をみんなが待ってます

譲渡費用はかかる事が多いですが

大抵は保護にかかった医療費とか雑費プラス交通費程度です


たまーにブランド犬とか子犬ばかりで

譲渡費用15万前後(そのうちの大部分が活動支援金らしい)とかもありますがそゆ所はどうかなーとは思うが……

私は信頼してない

保護犬ビジネス、野犬ビジネスなんて物も存在してるようなので

(その辺は杉本彩さんが丁寧に説明してくれてます

「杉本彩 保護団体 見極め方」

とかで検索すると出て来ますよ)


ペットショップ行く前に

近くの保護団体を調べてみたり

ペットのおうちみたいなサイト見たりしてみて下さい

今まで愛情貰えなかった子達にいっぱい愛情注いであげて欲しい

飼主さんが亡くなって寂しい思いしてる子に愛情注いであげて欲しい


海外では保護団体から迎えるのが一般的

ペットショップの生体販売は異色な部類で、日本はペット関連がとても遅れている国だそうです



さてメイの話しに戻します

先住犬とは…ぶっちゃけまだ馴染めてないです

メイは友好的ですが

体格差がマズかった…どつかれたゆずはメイが来るとムキっとなるように

が、離れると気になって匂い嗅ぎに行くw

リンもあまり近くなりすぎると怒ります

リンがこんなに怒るのは想定外だったが…アイドルの座を奪われるとでも思ったか?


…この辺もゆっくり馴染んで行くかなーといった所です

先住犬がストレスで具合悪くなったりはしていないので部屋は同じ部屋に居ます

部屋フリーで遊んだり、目を離す時はサークルに入れたりして過ごしてる



微妙な距離なんよ


メイはゆずラブっぽいんだけどなー


リンはこのくらいなら大丈夫



メイがグイグイタイプなので

これ以上グイグイ行くとリンはブチ切れる

まあリンもどつかれたからな…

メイはただじゃれただけなんだが力の差がやはりある(私でも手で叩かれると痛い)


一緒にゴロゴロ出来る日が近いと良いなあ



因みに猫達はメイにあまり興味ないらしい

メイは微妙に興味ある程度

やはり犬が好き

そして人は…「あんましー…」らしい(悲)