各局毎日楽しみにしているドラマがあります。ドラマを通して勉強させられることもたくさんあります
その中でも録画をして何回も再生を繰り返して見るのは『僕らは奇跡でできている』です。
各局視聴率ばかり気にしますけど、見てほしいドラマほど視聴率が低い事があり残念に思っています
ドラマの主人公で大学講師の相河先生(高橋一生)が話す講義がとても楽しみなんです。その他個性的なキャストも楽しめます
動物のことにますます興味が湧きます。
専門的な知識に知らない生態を学べ、魚界の専門家『さかなクン』みたいだと思いながら毎週を楽しみにしています。
さかなクンの講義も魚の生態や魚自体に凄く興味が湧き、こんな先生がいたら、嫌いな教科も楽しく学べるのにと相河先生と重ねて見てしまいます。
昨日の放送の第7話は特に号泣😭ものでした。何度も見返し相河先生の言葉に涙が出て・・・
見逃した方はオンデマンドで見てくださいね
その言葉に励まされたり、考えさせられたり
相河自身は一般的な人?の感情を理解することが苦手な人です。
そんな彼から自分と価値観の違う事を周りの人たちは学びます。
相河が通う歯医者で男の子と出会いました。
2人は動物が大好きな点や人と違った行動を取る点なども、相河先生と共通していて、2人は世代を超えて友だちになりました。
相河先生は男の子に小さいときの自分と重ね、勉強は苦手でも彼の良いところを100個言えるなど、彼の良さを認め伸ばそうとします。
でも男の子の母親は勉強が遅れる事を心配して、相河先生に会うことや彼の楽しみである絵を描くことを彼から奪いました。
彼は仮病で学校を休み、友だちの相河先生に救いを求めました。
特に日本人は農耕民族の名残なのか、平均的な考えから外れた考え方や行動をすることを受け入れにくい社会のように思えます
人は相手の欠点に目がいきがちですが、欠点はお互いに目をつぶって、お互いの長所に目を向けるともっと良い社会になると思います。
彼みたいな子どもも素晴らしい個性のはずなのに、取り扱いにくいせいか、学校でも家庭でも社会でもまともに扱ってもらえない傾向にあります
でも本来人は考え方も違えば、能力にも違いがあります。その個性を褒めてあげたり、認めて伸ばせてあげれば、相河先生のように、彼自身しか発揮できない能力になると思います。
【相河先生の言葉】
『中学では理科クラブに所属してみんなに初めて認められました』
彼にとって存在を認められたことは初めてでした。
凄いと言われたことが嬉しくて彼は理科クラブを続けました。
『僕をばかにした人たちのことも見返してやりたいと思いました』
『生きものの事だけは絶対に負けたくないって思っているうちに、すごいことをやらなければいけないと思うようになりました』
認められることで最初は楽しかった相河先生はそのうち楽しくなくなりました。
本来楽しんでいた観察でしたが、認めてもらうためにしていることに気が付いた彼は、生きものの観察が楽しくなくなり、辛くなりました。
悩んだ彼は祖父に相談します。祖父は『続けたければ続ければ良いし、辞めたければ辞めれば良い』と彼自身の気持ちを受け入れました。
相河自身のそのままを受け入れられたことで『理科ができてもできなくても。僕はいてもいいんだなって思いました』
本当に生きにくい世の中ですよね。
少し違う考え方の人や才能を持った人に対して、他人は自分と同じレベルに落とすために、嫌みを言ったりバカにしたりして引きずり下ろそうとします
そんなことをしても、その人が持っている才能や考え方は変えられません。
人間は弱さからそういう残念な行動をします。強ければ自分も見習って努力をすれば良いだけですから
私が一番言いたいのは、人と違った個性や才能を持って悩んでいる人は悩むことは全然ありません
それは誰も持たない凄い能力だということに気が付いてくださいね
いかに多くの人が、妬みや嫉みで足を引っ張られてその能力を潰されてきたのでしょうか
自分に自信を持ってその才能を伸ばしましょう
いずれその能力は開花しますからね
その後男の子の母親は相河先生の言葉で子どもの能力に気が付きました。
毎週この親子の関係が良くなればと思っていたので、皆さまにもお勧めした次第です。
金子みすゞも言ってましたよね?
『みんな違ってみんな良い』
そんな社会が広がることを願っています