宝塚大劇場では、雪組公演『ポーの一族』が始まりました。


2018年の花組の初演から8年。

今回、公演チラシが品切れするなど、公演が始まる前から話題でしたね。


初日が開いたあとも、公演プログラムや公演関連グッズが完売するなど大人気で、大劇場内ジェラートショップ『ボヌール』さんの公演限定ジェラートも売り切れたりと、びっくりするくらいの人気っぷり。


例の如く、チケット入手困難で、今回も観劇0回か?!と思われましたが、なんとか某チケットの貸切公演が当たり、観に行ってきました。

今回、開演前の幕が、『ポーの一族』ではなく、『The POE CLAN』なんですね。


なんで変えた?

よく分かりませんが(^◇^;)

前回のとは、また違うということでしょうか。


組も、演者も違うので、まあ、そりゃ違うわなという感じですが。


基本的に、ストーリーは同じです。


今回は、トップ娘役の音彩唯さんがメリーベル役なので、ひょっとしたら構成を少し変えてくるかなと期待していたのですが、同じでした。

ある意味ちょっと残念…。


メリーベルと、オズワルド、ユーシスの話を丁寧にやって欲しかったなというのが正直なところ。

原作の『メリーベルと銀のばら』のところですね。


エドガーとメリーベルの水車の件も、ここで詳しく描かれるので。

ここの描かれ方が薄いので、水車のエピソードが薄くなっちゃったなと思いました。



エドガー役の朝美絢さん。

いま、宝塚でエドガーをやるなら、この人しか居ない、確かにそうですね。


エドガーにしては、生命力に溢れているというか、この人には熱い血が流れていそうですが(^◇^;)


ビジュアル面では、かなりの仕上がり。

さすが、あーささん。

目ヂカラ健在。

この目で狙われたら逃げられない。


ディリー役の音綺みあさんも、そりゃ逃げられないです。

エドガーがポーの一族に加わってから最初の悲劇のシーン。

街中で騒ぎを起こしてしまうエドガー。

男爵に叱られます。



ポーツネル男爵役は、瀬央ゆりあさん。


学年を重ねてきて、せおっちも、渋みのある役ができる人になりましたね。

これまでにやってきた色んな役での経験が、すごく積み重なって活かされているなと感じました。


エドガーにきつく当たるけども、奥底に愛がある感じ。

さすが同期生。



メリーベル役の音彩唯さん。

5歳のとき、身体を屈めるように歩く姿勢が、やや違和感ありましたが。


声はかわいいし、歌は上手いし。

ビジュアルは、リアルにメリーベル。


もっと登場シーンを増やしてほしかったです。

本当に。


だって、トップ娘役のお披露目公演なんですから。



シーラ役は、小桜ほのかさん。

専科に移られて、初の他組出演。


小桜さん、本当に上手くて、私、好きなんですけども。

シーラ役に関しては、仙名彩世さんの方がしっくり来たかな。

不思議なもので、やはりトップ娘役の見せ方と、そうでない人の見せ方が違うんです。


以前、『王家に捧ぐ歌』で、アムネリス役を檀れいさんがやったときと、伶美うららさんがやったとき、どちらも美しい人ではありましたが、技術面を抜きにして、舞台上での在り方というかが、やはりトップの人とは違うなと感じたものです。


今回、そのときと同じように感じました。

同じ作品なのに、不思議。


小桜さんのシーラも好きですけどね。

声も美しいし、今回、出てくださって、本当にありがとうございます、という気持ちでいっぱいなんですが、やや物足りなさを感じました。

ごくごくわずかではありますが。

初演の印象、おそるべし。



アラン役は、縣千さん。


配役発表があったとき、縣さん、どうなんだろうと思いましたが、ポスターがなかなか良かったので、見た目はアランでした。


一幕を見たあとは、やはり初演の柚香光さんの方がインパクトあったなーとか思いましたが、二幕は良かったです。


お歌は、お二人とも…なんで、大差なかったですが。


縣さんのアランの方が、なんだかんだでエドガーに懐いているように見えました。

最後も自ら選んでエドガーのもとへ行った納得感がありました。



クリフォード役は、華世京さん。


華世さんは、このところ公演ごとに良くなっていますね。

プレイボーイ役、なかなかカッコよかったです。


同じ役でも、鳳月杏さんとは役作りが少し違って見えた点も良かったです。



ジェイン役は、華純沙那さん。


華純さんにしては役が小さくて、すみません、という感じなのですが。


慎ましくて、おとなしいジェインが、最後のシーンで、叫びながら捌けて行ったのが印象的でした。

この世ならぬ者を目の当たりにし、正気では居られない様子が痛いほど伝わってきました。


華純さんは、やはり、ただ者ではないと実感しました。



フィナーレの男役ダンスが、花組の時も好きでしたが、今回もカッコよかったです。

ビリビリきた。


美穂圭子さんのエトワール、秀逸でした。

もちろん、ブラヴァツキー役も素晴らしかったです。

他の人には見えないものが見える異質感がよく出ていましたし、さまざまな声色を使える美穂さんならではの見せ方もさすがでした。



花組の『ポーの一族』を見た際に、最後のギムナジウムの場面は余計だなとか思っていたのですが、今回は、あって良かったと感じました。


ストーリーのつながりをしっかりと感じられましたので。

おそらく、物語の進行を務める4人、マルグリット・ヘッセン(白綺華さん)、バイク・ブラウン4世(諏訪さきさん)、ドン・マーシャル(蒼波黎也さん)、ルイス・バード(紀城ゆりやさん)が上手かったからかなと思います。


花組では、泣く場面なかったような気がしますが、雪組では、二幕で泣きそうになりました。


新しい歌が追加になったりして、登場人物の心情に、深みが出たのかな。


なぜか二幕の幕の赤色がうまく撮れなくて。

黄色い字になっちゃいました。


明るさ調整をして、なんとか赤く見えるかな。

暗い…。

撮るときに気付けばよかった(><)

失敗しました。。。


あと配役、貼っておきます。