「有用なものを取り入れ、無用なものを排除しろ」
あのブルースリーが言った言葉ですが、僕はこの言葉から大きな気づきを得ました。
それは、人生とは彫刻を彫る作業であるということ。
身体面では、身体のコリを見つけてゆるめて、成長する過程で染みついた癖を修正し、生まれたときの0の状態に戻していくことが大切です。
身体から無用なものを排除して、本来の構造通り扱えるようにするということですね。
武術や整体は、このためにあります。
精神面では、"成長していく過程で他者や社会から植えつけられた、あなたを制限したり苦しめている常識や固定観念"、"過去の嫌な経験やトラウマにより染みついた思い込みや呪縛"といった「自我」にきづき、排除していく必要があります。
この自我が本来の綺麗な魂を濁らせているので、排除することで、純粋で何にも縛られない本当の自分と出会うことができる。
こうして身体・精神ともに無用なものを排除して、有用なものを残し取り入れる。
まさに彫刻を彫っていく作業と同じです。
僕にとって人生とは、身体と精神を磨き、魂を成長させるためにあるものだと思っているので、人生=自分という彫刻を彫っていく作業だなと気づきました。