避難じいさんの『今日のおもひで。』~旅立ち編~ -9ページ目

老いぼれも 応援しますぞ 受験生

避難じいさんの『今日のおもひで。』ーZー-今日のおもひで。

すっかり寒い日が続いておりまするが、

皆さん、お変わりないですかの。

巷では、感冒やら風邪やらが流行っておりまするゆえ、

どなた様も、くれぐれもご自愛くだされ。


…さて、毎年のこと言えば毎年のことじゃが、

目下、巷では、「受験シーズン」と呼ばれる時期ですの。

かくいうわしも、日頃何かと御世話になっておる方のお嬢さんが、

明けて本日、いよいよ試験の本番だそうですじゃ。

本来の力を遺憾なく発揮して、無事に合格してくださるとよいですのう…


もしかすると、この老いぼれ日記をお読みくださっておられる方の中には、

現役の受験生の方もいらっしゃるやもしれませぬし、

そうしたお子さんやお孫さんを、

厳しくも、暖かき目で見守っておられる親御さんも

ひょっとするといらっしゃるやもしれませぬるし、

場合によっては、ご家庭や職場など、受験とは別の場所で、

毎日のように戦っておられる方も、いらっしゃるやもしれませぬるが、

この老いぼれの思いまするに、

人間、陰日向なく、ひたむきに努力し、

自分なりの、すこやかな心と、

心からの笑顔と、

そして、無理のない優しさを片時も忘れなければ、

自ずと結果はついてくるものじゃと思いまするゆえ、

まずは、いつでも皆さんが、場の空気に呑まれたり、

一時の感情や環境に流されることなく、

「その時点での自分」というものが、過不足なく出せるやう、

この老いぼれ、僭越ながら、お祈り致しておりまする。



ちなみに、昔から「勝敗は兵家の常」と申しますしの。

勝負事というのは、必ず、勝敗というものが生まれるものでございまするし、

それは言い換えるなら、「勝つ者」と「負ける者」を、

必ず生み出すこと意味しておりまする。

見やうによっては、これは実に酷な話ですの。

…じゃが、そうは言っても、かような歳まで生きた老いぼれからすれば、

たとい万が一、その場その場の勝負に負け、

人知れず涙するやうなことがあろうとも、

その涙が、そこからも続く長き人生の戦いにおいて、

何にも勝る糧となることもあるかと思いますれば、

一度や二度の負けに屈せず。

一度や二度の勝ちに奢らず。

…受験生に限らず、若い皆さんにおかれましては、

1年1ヶ月1日1時間1分1秒、その都度その刹那、

かやうな気持ちを忘れることなく、

精一杯、「自分」というものをぶつけて事に臨み、

悔いのない毎日をお過ごしくださることを、

この老いぼれは、同じ空の下で、ひっそりと願っておりまするですじゃ。



…なにせ、かくいうわしも、今月は年金の出る月ですからの。

支給日までなんとか戦い抜いて、細々と生き永らえまする所存ゆえ、

どうか皆さんも、「自分なりのすこやかな心」で、

毎日をお過ごしくだされ。



サクラサク。

すこやかなる心は、自分だけでなく、

周囲の人々の周りにも、ひと足早い春を訪れさせるものですからの。

寒風吹き荒み、なにかと悲しき話の多き当世なれど、

皆さんの半径三メートルくらいの範囲だけでも構いませぬゆえ、

どうか、春色の花で満ち溢れた世界をお創りくださいますやう、

お願い申し上げまするですじゃ。







…それでは皆さん、ごきげんやう。



<避難じいさん>


エスケープ/Kra
↑わしの好きな『春色の花』という曲が入っておるKraさんのアルバム

避難じいさんの今日のおもひで/避難じいさん
↑既に枯れ果てし我が身を綴った拙著


避難じいさんの『今日のおもひで。』ーZー-うちの孫のゲーム
うちの孫 が企画・シナリオを担当して目下開発中の、これから咲くやもしれぬ携帯ゲーム