ひなみんの空色ブログ―事実は小説よりも奇なり―

ひなみんの空色ブログ―事実は小説よりも奇なり―

晴れの日もあったり、雨の日もあったり、お天気のように変化するココロをつらつら書いていこうかなぁーってブログです☆
1日1雑談が目標です(*^-^*)

Amebaでブログを始めよう!

久々のブログとゆーことで。
たぶん誰も見てないと思うのですが。

先日

父が亡くなって四十九日が過ぎた。

父が亡くなってから、毎日父のことを考える。

父のことを考えるというか、

父に対して思うことがあったり、

生きる

とか

死ぬ

ということを考える毎日が続いている。

もっと

ああすればよかった

とか、

あの行動は間違っていなかったのだろうか

とか、

考えてもキリがないんやけど、ふとそんな思いに駆られたり、

父が亡くなった日のことを思い出したりして、

思わず一人

「お父さん」

と声に出してしまう。


生前、父のワガママやちょっとした介護に疲れ果て、もう嫌になってイライラして、キツい言葉をたくさん投げてしまった。

こんなに早く亡くなるなんて思ってなかったから

突然すぎて…

もっと優しい気持ちで接することができればよかったのに

もっと面倒みてあげれたらよかったのに

あの時やっぱり仕事休んでちゃんと病院に付き添うべきやったのに

最後に家に帰ってこれてよかった?

家で過ごした2ヶ月弱はどうやった?

考えてもキリがないのに

今更どうしようもないのに

父が横たわっている姿を初めて見たあの瞬間が

あの急激に押し寄せる感覚が

よみがえっては涙を流してしまう。


お父さん


安らかに眠ってください



中から出てきた母は、彼の姿を見た途端、よそ行きの態度と声で挨拶をした。

今日お仕事は?

と問われ、彼はあたしに電話をかけた時のあたしの状態が酷かったので、心配になって仕事を抜け出してきた事を告げた。

そして、今日はお母さんとちょっとお話させてもらいたいんです、と切り出した。

母は少し戸惑っていたように見えたが、彼が一歩も引く様子ではなかったからか、彼を招き入れた。

彼はまず、こんな状況になってしまったという報告をまだ彼自身からしていなかった事を母に詫びた。

それから、自分以上にあたしが今一番辛いという事を言ってくれ、

その辛い時期にこれ以上このコを責めたり、酷い事を言うのはやめてもらえませんか?
しばらくそっと休ませてあげてもらえませんか?

と言ってくれた。

母は、予想通りあたしの悪口を言い始めた。

「このコね、可愛いげがないのよ。

親に対して感謝の気持ちが全然ないのよ。

もっと私に可愛いげのある言い方してるんなら、私もこのコに優しくしてあげようかなと思うけど、親に向かって『オマエ』とか言うでしょう。

親が子どもにそういう言葉遣いするのはいいけど、子どもが親にそんな事言うの聞いた事ない。

そんなコに何かしてあげようとは誰も思いませんわ。」

「『オマエ』って言われるような事してるからやろ!」

母の言葉に堪えきれず、思わず反発した。

感謝の気持ちがないってさ、あたしが何をプレゼントしても、私はこんなん欲しくなかった、いらんって言って、食べ物もお花も物もそのままにしたくせに。

あたしの気持ち、何度も踏みにじったくせに!!

それに…

「……なんか……でよかったって言ったくせに!!

オマエなんか死ねばいい!死ね!死ね!死ね…!」

「親に『オマエ』なんか言うな!!」

母が激しく怒鳴った。

あたしはあの時言われた酷い言葉が悔しくて悔しくて、死ねと言いながらわぁっと泣き崩れてしまった。

彼はそんなあたしの頭を優しく撫でながら、

「…確かに口は悪いです。でもね、一番傷ついてる時にそんな風に言われたらどう思います?

お母さんも同じ状況になった事あるんですよね。

悲しくなかったですか?

僕もね、こんな事になってしまって、ほんとに悲しいんですよ…」

彼の声が震えているのがわかった。

見ると、右手のこぶしをぎゅっと握って、目に涙を浮かべながら母を見ていた。

ごめんなさい…!

そう思った。

辛いのはあたしだけではない。

ごめんなさい…

彼は更に言葉を続けた。

「お母さんは同じ状況になった事あるんやったら、その悲しみもわかりますよね?

…なのに、なんでそんな事言ったんですか…?」

と。

母は、彼の姿に一瞬戸惑いを見せたが、こう言った。

「私そんな事言ってないわよ」

「嘘つき!言ったやんか!あの時言ったやんか…!!」

泣きながら頭に血がのぼって、あたしの声も震えた。

言ってないなんて嘘や。

あの時、開口一番言ったやんか…!

「お母さん、僕あの時彼女の隣にいて聞いてるんです」

それは彼のハッタリやった。

実際は、彼は仕事中で、母と電話した時、あたしは一人やった。

彼はあたしを信じてくれている。

それは普通の事かもしれないけれど、あたしにはその事が大きな支えやった。

「このコ、親に『死ね死ね』言うでしょう?

だから反対に言ってやったのよ。

どんな気持ちがするか思い知ったらいいのよ」

「…だから言ったんですか?」

彼は嘘やろ?とでも言いたげな感じで母に問いかけた。

あたしもそんな答えが返ってくると思っていなかったので、面食らった。

確かに激しく言い争った時に言った事あるけど、だからってあんな時に言う事なの…?

あたしがいけないから、そういう風に言われても仕方ないの…?

「そうよ、だから言ったんよ。」

「確かに親に言ってはいけない事やとは思います。

でも、お母さんは生きてるじゃないですか!

何もこんな時にそんな事言わなくてもいいでしょう?」

彼が珍しく語気を荒げて言った。

母は必死にあたしの悪口を並べ立てる。

自分が悪いなんて、認めたくないのだ。

「大体このコは嘘つきなんよ。

このコのお父さんも嘘つきでね、このコはお父さんと一緒。そっくりなんよ。

昔はいい娘やったけどね、

宗教入ってるようなコと付き合い出してから変わったんよ。

もう顔つきが全然違うもの。

このコは全然いいコじゃないんよ。

悪いコなんです。」

「いやいや、お母さん。それは不器用なだけでね、このコほんまは優しいコなんですよ。

僕も良くしてもらってますし」

「違う違う!

このコは他人には優しくて、家ではもう全く違うんよ。

このコは悪いコなの。」

「そんな事ないと思いますよ」

と、彼は母の言う事をサラリと流し、続けてこう言った。

「それから、今お話にも出ましたけど、彼女からちょっと聞いたんですが、お母さんは僕が宗教に入ってると思われてるんですか?」

一瞬の間。

「うん、そうよ。」

あまりにも母が普通に答えたので、あたしは思わず目を見開いてしまった。


その後、部屋で1人泣いている時に仕事が一段落ついた彼から電話があった。

泣きながら彼に先ほどの事を話していると、また母が部屋に入ってきて、宗教がどうのって話でヒステリーを起こしながら言ってきた。

「宗教入ってる男となんか付き合うな!!」

母の中では、彼もあたしも宗教に入ってるらしく、何度否定しても全く信じようとしない。

誰も宗教に入っていないのに、何故こんなに言われなければいけないのか。

彼は電話越しに母の怒鳴り声が聞こえたのか、

「大丈夫か?今から家までお母さんと話しに行こか?」

と言ってくれたが、

「あたしは大丈夫やからお仕事行ってきて」

と言って断った。

こんな事の為に、仕事を抜け出して来てもらうなんて悪すぎる。

電話を切った後も、まだ母のヒステリーは収まらず、エスカレートしていった。

もう辛くて苦しくて悔しくて、涙がとめどなくあふれた。

家を出ていけ!!と、吐き捨てるように言った後、母は部屋を出ていった。


『助けて』

『誰か助けて』

心が壊れていきそうやった。

すると、また電話が鳴った。

彼からやった。

「はい、もしもし…」

「もしもし♪どうや?大丈夫か?」

「うん、大丈夫。お仕事お疲れさまぁ♪会社帰ってきたん??」

「お疲れさま。いや、まだ会社じゃないよ」

「そうなんやぁ~大変やねぇ」

「というワケで、今家の前来たから開けて」

「えっ!?」

どういう事?なんで??

携帯を耳に当てたまま、玄関へ向かう。

ドアを開けると本当に彼が立っていて、あたしの好きなジュースを「はい♪」と差し出した。

「なんで!?仕事は!?」

「抜け出して来た。ひながピンチやと思ったから」

驚きと、感謝の気持ちと、申し訳なさがいっぺんに押し寄せて、あたしは彼の名前を呼びながら彼に抱きついた。

その時、中から母が出てきた。