思春期向けのペアレントトレーニングの2回目を開催しました。

 

 

 

今回は小学生高学年と高校生のお母さんが集まっています。

みなさん、子どもの年齢を超えて、

「なるほど~~」

「あらっ、やっちゃいけないこと、

やってたわ~~」

と、パワーポイントのページが変わるたびに

豊かに反応してくださるので、

やっている私もやり甲斐があります。

 

 

 

みんな、ご自身の体験を笑って語って、

参加者も一緒に共感して笑って。

でも、ここでは笑い飛ばしていらっしゃるけれど、

お家ではいっぱいいっぱいなのだろうな・・・

みんな頑張っているんだな・・・

そんな風に思いました。

 

 

 

参加者の中で、

子どもの年齢が上がるほど、

「もっと早く知りたかった~」

という声が聞かれます。

もっと子どもが小さい頃に

こういう話を知っていたなら・・・

あの頃の私の声かけや働きかけは、

無駄だったのかな・・・

無駄どころか、悪影響を与えてしまったのかな・・・

と後悔される方が多いです。

 

 

 

違うんですよ。

無駄だったことなど何もありません。

確かに、がみがみ言ってしまったことで

子どもが家庭内暴力を起こしてしまう事は

ありますよ。

 

 

 

でもね、その当時だって

良かれと思ってやっていたことですよね。

子どもが何歳の時にさかのぼれば

その間違った行為が防げたのか、

そんなの解明できません。

 

 

 

どこまで時をさかのぼれば

答えが見つかるのでしょうか?

 

 

 

見つかりませんよ。

 

 

 

そんなことより、

今からでいいんです。

子どもが高校生になってからだって

間に合います。

 

 

 

ペアレントトレーニングの基本原理は

人間の基本原理です。

いつから学んでも遅くありません。

 

 

 

ただ10歳以上の子ども対象の

ペアレントトレーニングが少ないのは、

親の言う事を聞いてくれなくなった子どもたちの

事例ケースを持っている指導者が少ないから

だけなんです。

思春期を迎え、また、越えようとしている大きな子どもに

どうはたらきかけたらいいか、という

ことを教えてあげられる指導者さえいれば、

何歳からでもペアレントトレーニングは成立します。

 

 

 

「うちはもう大きくなってしまったから手遅れ」

そんな風に思わないでくださいね。

 

 

 

それから、ペアレントトレーニングにも

限界があります。

それは、子どものこだわり行動を解消することは

できないということです。

 

 

 

こだわり行動や強迫観念、

チックなどの症状は、

ペアレントトレーニングでは治りません。

ただ、間接的に、

親子の関係が良好になり、

子どものストレスが減り、

自尊心や自己肯定感が向上すると、

そういう困った行動が減るという現象は起こります。

 

 

 

ペアレントトレーニングで目指すのは、

子どもの問題行動を減らすことではなく、

子どもの好ましい行動を

もっともっと増やすことで、

問題行動が相対的に少なくなり、

気にならなくなる・・・・

ということを目指しています。

 

 

 

知恵、工夫、考え方で

人生は大きく変わります。

楽にもなるし希望も持てます。

 

 

 

そういう間接的な、

人生すべてに共通する原理を

ペアレントトレーニングを通して

感じてほしいな・・・

と思って私は活動しています。

 

 

 

 

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