保健所で遊びを通して発達を促す

グループ活動をしています。

いわゆる「遊びの会」。

ことばがなかなか出てこない子、

落ちつきがなくチョロチョロして

みんなと同じ行動ができない子、

そんな子が集まります。

 

 

 

お母さんたちの感想はまちまちです。

 

 

 

最初はギャン泣きで中に入れなかったのに

中に入って楽しめるようになりました!

 

 

 

順番が待てず、すぐに手を挙げる子ですが、

この会をとても楽しみにしているんです。

 

 

 

会でやった遊びを

家でもせがまれるんですよ。

この会が終わっちゃったら私が寂しいです。

 

 

 

などなど。

子どもたちの変化を見るのは

私たちにとっても励みになります。

 

 

 

でも、その一方で、

「ことばの遅れがあって来たけれど

ことばは出ないままでした。

効果があったとは思えません」

とおっしゃるお母さんもいます。

 

 

 

たしかに。

ことばの獲得を目標として来られたのなら、

会の4カ月の間にことばが出なかったら

「効果なし」ですよね。

 

 

 

だけどね、

ことばを出させるための訓練法はないんです。

ことばを聞かせて、教えて、話させようとしても、

それではことばは出てきません。

 

 

 

そんな、受験勉強みたいな考え方では

ことばは出てこないんです。

 

 

 

振り向いたらお母さんがいた。

こちらから話せなくても

見てくれている。

目が合えば笑ってくれる。

 

 

 

手をつないで、

ぎゅっと抱っこして、

一緒に遊んでくれる。

 

 

 

こういう安心感があってはじめて

ことばが出てくるんです。

 

 

 

もちろんそれだけではありません。

親子の絆がばっちりでも、

ことばの遅れがある子もいます。

もともと「聞く力」が弱い子もいるし、

発声そのものがしにくい子もいます。

でも、

「聞く力」も発声のしにくさも、

2,3歳くらいじゃ原因はわかりません。

 

 

 

だから、原因もわからないうちから

「ことばが出ない、どうしよう」

とあわてませんように。

 

 

 

幼稚園にあがるかあがらないかのお年頃は

まずは親子の基礎固めで十分です。

 

 

 

「○○させるため」のメソッドとか

そういう直接的なものはありません。

まずは、子どもが安心できる環境を

作ってあげてください。

 

 

 

子どもが安心して、

「楽しい」「うれしい」という気持ちを覚えれば、

「もっとやりたい」そして

「もっと人とそれをやりたい」

と思えるようになって、

そうしてことばは出てくるものです。

 

 

 

もし、お子さんのことで心配なのが

「ことば」なのだとしたら、

お母さん、そんなにあせらないでくださいね。

 

 

 

 

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