昨日の夕焼けです。夕焼けの翌日は晴れると思っていましたが?

各地の雨がひどくなりませんように・・・

 

 

 

不登校のまま、きっかけをつかめずに、

そのまま家で過ごすことになる人は多い。

卒業の節目ごとに

外に出られるようになってほしい・・・

こう親は思ってしまいますが、

そんな簡単なことではありません。

 

 

 

どうしたらいいかわからないから

家にいるのに、

勝手にやってくる節目(卒業とか成人式とか)に

対応できるはずありませんよね。

どうしたらいいかわからないままなのだから。

 

 

 

小学校(中学校)が嫌なのだから、

卒業すれば次は行ける、

こう思って中学や高校への一歩を踏み出すことができても

また、まもなく行けなくなってしまった・・・

こういう人も多い。

 

 

 

やはり、何らかの理由があるはずです。

 

 

 

大人たちは、とかく、

心に傷を負っているのではないか、

その傷が深いからではないか、

と考えがちです。

または、

他人の理解不能な何かがあるのだろう、

時間の解決を待つしかない、

といった昔の不登校伝説を

信じていたり。

 

 

 

「他人の理解不能な何か」

これはありえます。

「心の深い傷」

これもあるでしょう。

ただ、大人が先にそういう仮説を立ててしまって

そっとしておくつもりが

いつのまにか

放っておくということと同じことになっている・・・

こういうことが意外と多いのではないでしょうか。

 

 

 

そっとしておいてほしいんだな、

自分から何か言ってくれる日まで

待った方がいいんだろう・・・

そう思って長い時間を耐えていたのに

子どもが突然号泣したり荒れたりすると

なにがなんだかさっぱりわからない。

 

 

 

激しく親を拒否していたのかと思いきや、

夜、布団に入ってきたり、

赤ちゃん返りみたいになったり・・・

 

 

 

子どもたちは苦しいのでしょう。

もがき、苦しんでいる・・・

 

 

 

もし、こういうことが起こっているとしたら、

それは過去の「心の傷」というよりは

現在の状況がつらいからだと思います。

 

 

 

子どもは「今」がつらいのだと思います。

 

 

 

そして、その「今」のつらさというのを

親はなかなか気づけません。

 

 

 

たとえば、不登校の引き金が

いじめだったとしても、

その裏にはどうしても勉強できなかったことが

本当の原因だったり、

そもそも何でいじめられたのか

自分でわかっていなくて

ただただ痛い目にあった恐怖や

怒鳴られた音の恐怖や

そういう恐怖がトラウマのようになっているかもしれません。

体感的な恐怖というのは

親は気づいてあげるのが難しいものです。

 

 

 

現代は体感的な刺激に慣れて鈍くなるという

練習ができない世の中になっているので

(放課後公園で遊ぶとか暇な時間を工夫して過ごすとかがなく

タブレットやネットが子守りがわりになっているといった刺激不足により)

こういうことでも不登校になりやすいのかもしれません。

 

 

 

さて、改めて質問です。

お子さんが外に出られない理由はなんですか?

 

 

 

全く見当がつかないという場合、

すぐに相談機関に相談することをお勧めします。

その状態を長引かせることは

得策とは思えません。

 

 

 

視線恐怖、乗り物恐怖、清潔恐怖があるから、

(強迫観念)というように

理由はわかっているという場合、

家族でその恐怖を緩和してあげられることが

あるかどうか考えてあげてください。

家族がしてあげることを増やすのではなく、

本人が行動しやすくなるためには

どうしたらいいか、という視点で

一緒に考えてあげてください。

 

 

 

強迫観念以外にも

ひきこもる理由は隠れています。

たとえば親の過干渉です。

せっかく子どもが自分でやろうとしたのに

「そのやり方は危ないから」とか

「それは効率が悪いから」と言って

自分のやり方に従わせてばかりだったり

つまり

失敗や危険を恐れるばかりに

子どもの行動を妨げているのです。

学習指導でもこういうことは起こっています。

この過干渉もまた、

親御さん自身では気づきにくいことです。

 

 

 

過干渉だけではひきこもりは起こりにくいですが、

発達の凸凹がある子どもは

自分で決める自信がない子どもが多く、

親の先周りの指示に大きく影響してしまうことがあります。

そして、感情や気分の崩れが大きい子も多いので、

親に振り回されて混乱してしまいます。

 

 

 

理由なんて十分にわかっているよ!

でも改善方法がわからないのよ!

という方には

今日の記事は意味がないかもしれません。

でも、もし、

「そういう視点もあったんだ」

と思っていただけた人がいたら

ぜひ参考にしていただきたいと思います。

 

 

 

心の傷を癒すことも大切。

でも何よりもまず心がけるべきは

環境調整です。

 

 

 

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