タロットカードという占いツールが

あることをご存知の方は

多いかもしれません。


でも

0番「愚者」からカードが

始まることはご存知だろうか?



愚者とは

まぁ・・・愚かもの

つまりはよく考えずに行動して

失敗したり

周囲に迷惑をかけたりする人物という

イメージだろうか。


先日ネットで「愚者」と検索したら



「ばか者」



と一言だけ

気持ち良いほどバシッ!と載っていて

思わず「ぷっ」

と笑ってしまった。


多様性が世界の多くの国で

受け入れられつつある

今の時代に


誰かに向かって

「ばか者!」と言い放つなど

状況的に想像しにくい。


時代劇映画の武士くらいしか

思い付かない。


いや、あれは

「うつけ者!」

だったか?

まあ、いずれも同様の意味合いだ。


正直、腹の中では幾度となく

吐きまくったことはある。

しかし

ホントに腹から出せば

いや、腹の中から食道を上り喉をかき分け

口から吐き出せば

パワハラで訴えられることを

覚悟せねばならない。


誰かの非常識も

誰かの常識であっていいし


そもそも

正しいことの基準なんて

国や地域や環境によって

曖昧なものだ。


こんな小さな日本の中でさえ

地域によって風習や常識は異なる。


ならば

私の腹の中の「ばか者」など

吐き出していいわけがない。


相手からみれば

私が「ばか者」かもしれない。


・・・と

話しがずれたので

タロットカードの「愚者」に

もどろう。


タロットカードの「愚者」は

逆位置(逆さま)に出れば

いわゆる「ばか者」の意味になる


が、正位置にでれば

「自由」「軽やか」「純粋」「天真爛漫」

というように天使のような、

幼子のような心の持ち主を表すのだ。


大人としてどうなん?などという

愚問は置いておくとして


純粋な心で

エゴや執着心に縛られず

思った通りに行動できる自由な人。

結果は気にしない。

好奇心の赴くままに

軽やかに~✨

ラッタッタ~✨✨

(愚者のカードのイメージはなぜかスキップをしているように私には見える)



まぁ・・・言ってみれば

行き当たりばったりカードだ。


私はこのカードが出ると嬉しい。

なんかワクワクする。


自分も軽やかになれそうな

気がするのだ。


裏を返せば

軽やかとは言いがたい

執着心をたくさん抱えて生きている

己を捨てられそうな希望を

ひとときチラつかせてくれるから

なのだろう・・・


君も愚者になれるよ

行き当たりばったりに生きるのも

悪くないし

楽しいよ~

そろそろ軽くなろうぜ!

と囁くカードで


重ね着した執着心を

1枚か2枚脱ぎ捨てられる気持ちになるから


考えすぎず

自分の気持ちに正直な

「愚者」。



「歳ばかり重ねたばか者」と

一刀両断に切って捨てられることを

恐れずに言わせてもらえば



私は君に憧れるよ!

愚者くん!


たまにはお家のなかで

こっそりとスキップや

小躍りしちゃおうか!


( 外の通りでやる勇気がある方は

ぜひどうぞ!

ただし・・・かなりの確率で引かれます!)




たとえスキップが似合わない

お年頃だっていいじゃないか!



そのテンションが大事なんだと

私に教えてくれるカード。

それが愚者くんです!